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推薦入試のポイント

推薦入試

推薦入試には、評定平均等の条件を満たしていれば、全国どこの高校からでも出願できる公募制と、指定の高校にだけ出願を限定している指定校制がある。
公募制・指定校制いずれの場合も浪人生の受験を認めている大学があるので、現役生でなくても諦めずに検討してみよう。

【医学部】
公募制の場合、評定平均の制限のある大学と制限のない大学とでは、倍率が大きく異なる。評定平均に制限がないのは近畿大学・藤田保健衛生大学の2校であるが、現役/浪人の資格制限にかかわらず、その倍率は10倍を超えている(帝京大学は今年度より推薦による募集を行わない)。この2校以外は評定平均に制限が設けられており、倍率は3倍から5倍程度、なかには2倍を切るケースも見受けられる(例:2001年度東京女子医科大学1.9倍)。また、指定校制の場合はさらに倍率が低く、2倍を切るケースも珍しくない(例:2004年度北里大学 1.7倍、愛知医科大学 1.4倍)。多様化している医学部入試の中で、指定校制の推薦入試は最も合格の可能性の高い入試といえるだろう。自分の高校が指定校になっているかどうかぜひ確認してみてほしい。
尚、評定平均に制限がある場合、その見方には注意が必要である。例えば、4.0以上で受験可能な場合、実際の合格者の評定平均は4.5以上と言われている。自分の評定平均から余裕のある大学を選択したほうがより合格の可能性は高いだろう。

【歯学部】
歯学部の場合、推薦入試では指定校制はもちろんのこと、公募制でも評定平均で3.5以上必要な大学は全て倍率は2倍を切っている。特に明海大学と朝日大学の指定校制では倍率1.0倍。つまり受験者全員が合格している。これに対し、公募制のうち評点平均に制限のない大学及び3.3以上の神奈川歯科大学では松本歯科大学を除き、倍率は2倍から4倍程度と一般入試に近い倍率になっている。
歯学部の場合、一般入試ではすべり止めとして受験してくる医学部の受験生との競争になる。推薦入試とは受験者の層が異なるのである。実際に、一般入試の合格者のうち医学部も受験しているという生徒の割合は高い。競争の厳しさという点から見ると同程度の倍率の場合、推薦入試のほうがはるかに負担は少ないと言える。
歯学部を第一志望と考えている人は推薦入試を受験することを積極的に考えてみて欲しい。

【まとめ】
医学部・歯学部を問わず、一般入試は再受験生や多浪生の増加等により、競争は厳しさを増す一方である。2~3年に渡って受験勉強している人も少なくない。受験勉強の時間が限られている現役生などは、より厳しい競争を強いられている。しかし、推薦入試の場合、だれもが受験できるわけではないので倍率はそれほど高くはなく、競争の厳しさにも限度がある。さらに、評定平均の制限がある場合は今までの蓄積が評価されるのであるから、一般入試の対策が進んでいない人にとっては大きなチャンスと言えるだろう。また試験には強くないがコツコツと勉強するのが得意だと言う人も推薦入試向きといえるだろう。推薦入試の場合、入学辞退は原則としてできないので、受験する大学を良く検討したほうがよいことは言うまでもないが、自分が一般入試に向いているなのか推薦入試向きなのかといった視点から判断することも必要だろう。



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