年度別入試動向、入試動向【総論】について

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年度別入試動向

2015年度 入試動向【総論】

【高校卒業者4万人減少】

 1990年代に入り18才人口は長きに渡り減少が続いている。2014年度の18才人口も前年の123万人から約5万人減少し118万人になった。これにより2014年3月の高等学校の卒業者数は前年の109万人から4万人減り105万人となった。また、大学数は前年より1校減少し国立86校、公立92校、私立610校の合計788校で、2014年4月の大学入学者数は前年より約6千人少ない60万8千人であった。(文部科学省 平成26年度学校基本調査速報値) この結果、私立大学の入学者は約9千人減少し、いわゆる定員割れの私立大学は33校増加し265校となった。私立大学全体に占める定員割れ校の割合は5.5%増の45.8%となった。(日本私立学校振興・共済事業団)

 大学入試全体としては、高等学校卒業者数の減少により大学を選ばなければ誰もが大学に入学できる「大学全入時代」と言われるような状況であるが、それは「大学を選ばなければ」ということであって、後述のように医学部の志願状況は全く「別物」であり、ゆめゆめ医学部入試を甘く考える訳にはいかない。

(人)

  高校卒業者数 (うち大学進学者) 志願者数
2010年3月 1,071,422 513,013 619,119
2011年3月 1,064,074 507,509 612,858
2012年3月 1,056,387 503,545 605,390
2013年3月 1,091,614 517,416 614,183
2014年3月 1,051,342 505,297 608,232

【センター試験、数学ⅠAが大幅易化】

 2014年度の大学入試センター試験(以下、センター試験)の確定志願者数は、高校卒業者の減少の影響で、前年に比べ12,672人少ない560,672人(前年比2.2%減)であった。既卒生(浪人生)の志願者は前年を4千人以上上回ったものの、現役志願者は前年を1万7千人下回った。

 さて、試験結果だが前年の2013年度では平均点が前年に比べ16.9点も下がった国語は、2014年度も更に平均点が2.4点下がりセンター試験開始以来初めて平均点が100点を下回った。(200点満点) 一方、前年は平均点が18.8点も下がった数学ⅠAは、2014年度では平均点が10.9点上昇し2014年度のセンター試験で最も平均点が上昇した科目であった。数学ⅠAと数学ⅡBを合わせた平均点では前年を9.2点上回った。英語(リスニング含む)の平均点は、ここ5年ほど120点程度(200点満点換算)で推移してきたが、2014年度も121.6点と安定した動きであった。

 理系受験生に影響の大きい理科であるが、科目ごとの平均点の差が大きくなった。前年は、化学Ⅰ、物理Ⅰ、生物Ⅰの平均点は61.3点から63.7点の2.4点の幅の中にあったが、2014年度では69.4点の化学Ⅰと53.3点の生物Ⅰとでは平均点の差が16.1点にまで拡大したが、得点調整の目安となる20点差にまでは至らず、得点調整は行われなかった。

 来年、2015年度のセンター試験は新課程入試初年度のセンター試験となる。大学入試センターも、旧課程履修者、新課程履修者双方に有利不利のないよう、出題には細心の注意を払うであろうが、受験生も新課程初年度のセンター試験に十分な準備が必要である。

■センター試験志願者数・受験者数推移(万人)

  2012年度 2013年度 2014年度
志願者数 55.6 57.3 56.1
(現役志願者数) 44.0 46.0 44.3
男子志願者数 31.7 32.4 31.7
女子志願者数 23.9 24.9 24.4
受験者数 52.6 54.3 53.2
受験率 94.4% 94.8% 95.0%

■センター試験 主な科目の平均点(点)

  2013年度 2014年度 増減
国語 101.04 98.67 -2.37
英語・筆記 119.15 118.87 -0.28
英語・リスニング 31.45 33.16 1.71
数学ⅠA 51.20 62.08 10.88
数学ⅡB 55.64 53.94 -1.70
物理Ⅰ 62.70 61.64 -1.06
化学Ⅰ 63.67 69.42 5.75
生物Ⅰ 61.31 53.25 -8.06
地学Ⅰ 68.68 50.22 -18.46
世界史B 62.43 68.38 5.95
日本史B 62.13 66.32 4.19
地理B 61.88 69.68 7.80
現代社会 60.45 58.32 -2.13
倫理 58.83 60.87 2.04
政治経済 55.46 53.85 -1.61
倫理,政治経済 60.68 67.29 6.61

(独立行政法人 大学入試センター)

【国公立大学志願者3年連続減】

 2014年度の国公立大学一般入試の志願者は前年を5,252人下回る484,420人(前年比1.1%減)であった。(文部科学省 平成26年度国公立大学入学者選抜確定志願状況) 国公立大学の志願者は3年連続で減少し、この3年間で19,773人、2万人近い志願者減となった。減少の要因としては、①「この間のセンター試験の難化により国公立大学への出願を取り止めた受験生が少なからずいた」、②「後期日程を廃する大学などにより、後期日程の定員が減少し後期日程への出願を見送る受験生が少なくない」などが考えられる。国立大学と公立大学を分けて志願者数を見ると、国立大学の志願者数は減少しているものの公立大学の志願者数は増加している。これは今年3月に高等学校の卒業を控えていた「現役生」が、来年2015年度からの新課程入試を控え旧課程を履修してきた「ゆとり教育世代」最後の学年として現役合格にこだわった結果、入試難易度が全体的に高い国立大学を避け公立大学に出願したことが考えられる。

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 さて、国公立大学でも医学部について少し詳しく見ていこう。地域や診療科によっては深刻な医師不足が言われる中、その解消策の一つとして2007年度入試から国公立大学、私立大学ともに医学部定員は増加を続けている。2006年度入試では7,457人だった医学部の定員は、2014年度入試では9千人の大台を超える9,069人にまでなった。とは言え、医学部定員増のペースは落ちてきており、2014年度の定員増は2007年以降最も少ない増員であった。

 2014年度の国公立大学医学部の志願者は前年に比べ16人増と、ほぼ横バイであった。前期日程では前年より243人多い19,919人が志願し後期日程では前年に比べ227人少ない12,586人の志願者であった。翌年からの新課程入試を控え、「後がない」入試ではあったが、センター試験の数学ⅠAや化学Ⅰ、物理Ⅰの平均点上昇の後押しもあり、受験生は飛び抜けた難関学部であることを分かった上で「医師になる」という強い気持ちで医学部にチャレンジしたようだ。

 2014年度入試では第一段階選抜(足切り)の基準を変更した大学での志願者数の変動が目に付いた。「足切り」を新たに導入した岐阜大学(前)では、集団面接の新規導入もあり、志願者は前年の半数以下(前年比66%減)にまで急減した。「足切り」基準を約10倍から約5倍にまで厳しくした熊本大学(前)でも前年から4割以上志願者が減少した。(前年比44%減)

 配点の変更も志願者増減の大きな要因となる。これまで1000点満点中、センター試験の配点が900点と2次試験での逆転が期待できなかった信州大学(前)では850点満点になり、センター試験の配点は450点となった。これでセンター試験に多少失敗しても挽回が可能になり志願者は前年の約2.5倍にまで増えた。

 入試内容の変更に伴い、志願者数も大きく動く可能性がある。激戦中の激戦である医学部入試では、最新で正確な情報の入手は欠かせない。

【私立大学志願者7万4千人増】

 最近は大学経営の厳しさが語られることも多いが、その様な中にあっても私立大学の入学定員は前年から1,795人増となった。また、志願者は74,360人増え346万人強となった。合格者も約5万人増えたものの入学者は約6千人減少した。定員、志願者、合格者は増えたが入学者は減少という結果であった。(日本私立学校振興・共済事業団)

 志願者増の要因としては、旧課程入試最後の年ということで翌年からの新課程入試に多少なりとも不安を感じた受験生が、私立大学の併願先を増やしたということが考えられる。また、全面的にインターネット出願に移行した近畿大学が大学別で志願者数トップになったように24時間受付など出願の利便性が大きく向上したインターネット出願やインターネット割引の広がりも志願者増に結び付いたと考えていいだろう。

【2015年度入試展望】

 2015年度入試は新課程入試初年度となる。数学と理科で新課程入試に向けて、「何をどれ位やるのか」が合否を大きく左右する。限られた時間の中で、最も効率的に合格点を取るための受験勉強を考えてもらいたい。

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