数学 ― 獨協医科大学
まず基本・典型問題を確実に。その上で総合問題も

◎=大問、○=小問
※5段階で評価
時間は70分。最近は基本・典型レベルの問題の解き方が身についていれば解けるような問題がほとんどであるが、じっくり考えさせる総合的な問題が入っていたり大学入試では出題頻度の低い内容が出されたりすることもあり、マーク式で出題されることの少ない「数学的帰納法」「平均値の定理」や、大学入試では出題頻度の高くない極方程式から出されたこともある。’13の難易度はそれほど高くはなかったがそれなりに考えないと誘導に乗れなくなるやや総合的な問題もあった。’14も私立上位大向け問題集レベルが中心で親切な誘導になっているが、前半は最後のところで考えさせる問題があり、後半は解きやすい問題が多かった。
私立上位大向けの問題集に載っている基本・典型問題を解く考え方がしっかり身についていれば解けるはずの問題が中心だが、時間に余裕があるわけではないので、基本・典型レベルの問題は速く正確に解けるようにしておこう。大学入試で出題頻度の低い極方程式の問題が出されたこともあり、パターン問題ばかり解いていては解けないようなやや総合的な問題も出されている。出題範囲の基本・典型問題はどの範囲もしっかり解けるようにした上で、様々な範囲が絡んでいるやや総合的な問題にも慣れておこう。また、’14は後半の問題のほうが解きやすかった。本番では時間配分に注意し、解ける問題から手早く解いていくようにしよう。