数学 ― 杏林大学
制限時間に気をつけ解ける問題を確実に。誘導に上手く乗ろう

◎=大問、○=小問
※5段階で評価
時間は60分。誘導形式の問題が中心であるが、時間内に完答するのは難しい量の年が多い。頻出単元は数学Ⅲの微分・積分、旧課程数学Cの行列、式と曲線(特に楕円)、数学Bのベクトルなど。’12と’13には極方程式の問題も出されたので注意。誘導に従っていけば答えの出る問題がほとんどであるが、誘導に乗るのが難しい問題が入っていることも多く、また、上手く誘導に乗れたとしても手早く解くことが要求される年が多い。試験本番では完答を狙わず解きやすいものから解いていくべきだろう。’13と’14は私立大上位~上位国立大レベルの問題を解き慣れていないと誘導の意図をつかむまでに苦戦しそうな問題が目立った。
誘導に乗り速く正確に解くことが要求されている年が多く、’13と’14は誘導の意図を読みとるがやや難しいと思われる問題が目立った。頻出である数学Ⅲの微分・積分、数学Bのベクトル、旧課程数学Cの行列などについては私立大上位~国立大上位レベルの問題集に載っているような典型問題を速く・正確に解く練習をしておきたい。私立大上位~国立大上位レベルの問題集を徹底的にやりこみ全範囲での知識の穴をなくしつつ計算スピードをつけ、その上で、ここ5~6年程の過去問を通して時間配分や誘導に慣れておくとよいだろう。試験当日は完答を狙わず、解きやすいものから解き「取れるものを取る」姿勢で行ったほうがよいだろう。