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日本医科大学

数学 ― 日本医科大学

      2011 2010 2009
解析系 二次関数      
Ⅰ・Ⅱ 数と式  
指数・対数      
三角関数      
微分・積分  
数列    
いろいろな関数と極限    
微分      
積分    
図形系 三角比    
図形と方程式  
ベクトル    
いろいろな曲線      
その他 個数の処理      
確率    
確率    
行列      

記・穴
数学ⅢCや図形の絡んだ総合的な問題は難関大レベルまで

【傾 向】 時間は90分で'09以降は全3題。[1]は'08から穴埋めとなり、小問集や誘導問題となっていることが多く、'10以降は誘導形式の大問。[2]以降は上位国公立~難関国公立、難関私立大レベルの問題が中心で、微分・積分や極限、数学Bの空間ベクトルや数列から出され、図形の絡んだ総合的な問題が出されていることも多い。数学Cの「確率と確率分布」や1次変換による図形の移動の考え方を使う問題も出されている。[1]は比較的簡単なことが多いが[2]以降はじっくり考えさせるボリュームのある問題となっており、時間に余裕はないだろう。'10と'11は数学Ⅱの「軌跡」から通過領域の問題が続けて出された。
【対 策】 [1]は簡単なことも多いが考えさせるものも出されている。[2]以降は思考力を要求するボリュームのある問題となっていることが多い。特に図形の絡んだ総合的な問題は上位国公立~難関国公立、難関私立大レベルの問題をじっくり考えて解く練習をしていないと歯が立たないだろう。また、和の期待値や積の期待値について数学Cの「確率分布」を知らないと解けないと思われる問題があったり、一次変換の問題では一昔前の課程でよく出題された曲線の移動の考え方を使って解く問題が出されたりしているので、頻出でない単元もしっかりやり、問題集の「発展」や「補充」によくある指導要領範囲外の内容も目を通しておいた方がよいと思われる。

英語 ― 日本医科大学

    2011 2010 2009
読解 和訳
内容説明    
内容合致
発音・アクセント
同・反意語句
派生語      
空所補充
語定義      
英作文    
文法 同・反意語句      
派生語      
短文完成      
語定義      
誤文訂正(指摘)      
発音・アクセント 発音・アクセント      
英作文 整序      
和文英訳    
自由英作文    
会話文 会話文    

やや難
記・マ
長文演習を入念にやり、和英両方の記述力を高めておこう

【傾 向】 全4題でそのうち3題が長文、もう1題が英作文なのは相変わらずだが、会話形式→状況設定をした上での英作文になった。長文の出題形式、内容もほぼ例年どおり。和訳や内容説明、文中の語句補充(記号選択・記述の両方あり)、恒例の必要に応じて語形変化させて空所補充する問題は'10の動詞句からそれ以前の1語に戻った。長文の中に程よく文法・語法も散りばめられており、出題形式に何らかの偏りがあるようには見えない。語彙レベルは標準的ではあるものの、語彙力は高いに越したことはない。英作文は、状況設定をきちんと踏まえた上で、内容をただぞんざいに伝えるのではなく今回は丁寧な表現が求められ、助動詞や口語表現がどれだけきちんと使えるかで出来が決まりそう。大きな変化はないものの、例年よりも多少レベルが上がった印象で、中途半端な対策では到底対処できないだろう。
【対 策】 時間は90分と余裕はあるが、文法関連の単独問題は一切なく長文が大半なので、まずはしっかりした読解力を身につけることが第一だ。語彙レベルは決して高くなく長さもそれなりだが、医学関連も含め上質な論説文に多く触れておくとよい。そういう意味では過去問を最低5年ほどは遡ってチェックしておくことはとても有効であろう。また、長文の中には語彙(イディオム)や文法(誤所指摘)を問うものもあるので、そちらの方も抜かりなく対策はやっておかなければならない。長文については、医学系も読んでおくべきだが、言語や倫理、教育や人間関係などの幅広い人文系の分野にも精通しておくと良いかもしれない。英作文は形式を変えながら必ず出題されるが、出題は会話に重きを置いた傾向なので、会話文などにも十分親しんで、そのやり取りをスムーズに書けるようにしておくと自信がつくだろう。配点は少ないが発音・アクセント対策も必須。

化学 ― 日本医科大学

    2011 2010 2009
理論 原子の構造・化学結合  
化学量と化学式      
物質の三態・気体の法則    
溶解度・濃度      
コロイド・希薄溶液    
化学反応と反応熱  
酸と塩基の反応
酸化・還元      
電池・電気分解    
反応の速さと化学平衡  
無機 周期表と非金属元素    
金属元素
有機 脂肪族  
芳香族    
     
アミノ酸とタンパク質    
合成高分子      

やや難
記・穴
問題の難易度はやや高い。精度の高い知識も必要

【傾 向】 例年、大問4~5題程度の出題であり、'11では4題からの出題であった。難問や奇問、新傾向の問題は特に見当たらないが、問題量がやや多く、問題レベルも高い。計算問題にも時間がかかりそう。近年では実験に関する出題も頻繁で、エステルの合成実験や気体の発生に関する問題が出題され実験装置が出題されている。'11では[1]で周期表を題材にした小問集合問題が10問。[2]で金属の錯イオンに関する問題でキレート滴定にも触れている。[3]では電離定数に関する問題。[4]でペプチドとタンパク質に関する穴埋め問題と構造決定の問題が出題された。天然物化学の穴埋め問題では伝統的にやや深い知識が問われることが多い。
【対 策】 例年、大学入試の定番問題や頻出問題を中心とした出題が続いている。問題レベルがやや高いとは言え、受験用の問題集を中心にしてしっかりと演習をしていれば充分に対応できる問題内容である。近年の出題では実験に関する問題も多く、実験に関する要点をまとめていく学習も必要になるだろう。また、論述問題に対して要点をついた論述力も身につけておきたい。受験生のレベルを考え合わせるとケアレスミスなどは致命的であろう。計算問題も例年少なからず出題されているので、確実にミスなく方程式をたてミスなく計算を行う力が必要であるし、得点をロスしないためには精度の高い知識が多方面に対して必要である。基本的な知識の習得(暗記)と計算力が必要。

生物 ― 日本医科大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織    
細胞膜の性質と浸透圧    
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代  
発生と器官形成    
分化・形態形成とバイオテクノロジー    
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則    
核酸とタンパク質合成    
オペロン説と変異    
代謝 酵素とATP    
同化・異化    
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓    
免疫・血液型    
神経系・筋肉      
ホルモンと調節  
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産    
進化と系統分類      

やや易
記・穴
実験問題は文章をよく読むこと

【傾 向】 大問3題となっている。実験問題が中心で、現象や結果を答えたり考察する内容が多い。DNAに関する問題も多く、染色体との関係や遺伝情報の発現に関する関連問題も多い。半保存的複製に関する問題やオペロンに関する問題と遺伝の関連問題などが特徴となる。生態系や種間関係、進化・分類に関する問題は少ないが数年間隔で出される。実験問題中心であるが文章量が多いのも特徴の一つである。内容が図で表してあれば理解しやすいが、文章だけなので難しい。ただ、実験そのものは難解な内容ではなく、基礎・基本的な問題となっている。また最新の医療に関する問題も出される。自分の知識を増やし、実験内容を理解することが問題を解く鍵となる。
【対 策】 語句を正確に覚えておくことは必須条件である。教科書を用いて用語のまとめを行い、問題集の空所補充や語句記入を多くこなして知識の定着を図ろう。次に、図説を用いて各細胞や組織の模式図を覚えるとともに、実験も覚えるようにしよう。特に実験問題は実験そのものを覚えている方が内容を理解しやすく解きやすい。計算問題も基本的な内容が多いので、計算で失点すると致命的となる。代表的な計算問題は問題集を利用して何度も解いて解き方を理解し、覚えるようにしよう。また、分野の偏りがないので、不得意分野を作ることは危険である。生物全範囲に目を通し、しっかりと覚えるようにしよう。

物理 ― 日本医科大学

    2011 2010 2009
力学 等加速度運動・運動方程式・慣性力    
力のモーメント・重心    
運動量と力積・仕事とエネルギー    
円運動・遠心力      
単振動      
万有引力とケプラーの法則      
電磁気学 電場と電位    
コンデンサー    
直流回路    
磁場・電磁誘導  
交流回路・電気振動・電磁波      
波動 波の性質      
音波  
光波    
熱力学 熱量と温度      
気体分子運動論      
気体の状態変化  
原子 粒子性と波動性      
原子の構造      
放射線・核反応      

標準
穴埋め
幅広く出題され、見慣れない問題もある、準備はしっかりと!!

【傾 向】 大問4題で構成され、力学、熱力学、電磁気、波動から出題されている。力学はばねの両端に同じ小球を取り付け他の小球を衝突させる問題で、重心速度や単振動に関しても問われている。熱力学は理想気体の状態変化で、断熱変化のポアソンの式を用いたり、熱効率を問う問題も含まれている。電磁気は磁場内の導体棒に生じる誘導起電力の問題で、回転する導体棒に関しても出題されている。波動は斜め方向のドップラー効果の問題で、時間の経過も考える問題となっている。標準的な問題が中心であるが、全問とも類題を解いた経験がない受験生は戸惑っただろう。'11は例年よりもやや易化したので、ケアレスミスによる失点に注意が必要であった。
【対 策】 標準~やや難の問題をしっかり解いておくこと。'06からは標準的な問題が中心となっているので、解き易くなったが、以前のように難度の高い問題が出題されることも考えられる。また、難度は高くなくても気体分子運動論や組み合わせレンズ、フェルマーの原理、ガウスの法則、重心速度、断熱変化のポアソンの式、回転導体棒の誘導起電力などのような出題の少ない問題や見慣れないタイプの問題もあるので、苦手な分野ややり残した分野はなくしておくことが大切である。また、日頃から問題を素早く読み、把握し、手早く解くことを心掛けておくことも重要である。そのことで時間に余裕ができ、ケアレスミスを減らすことにつながる。



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