私立医学部の科目別入試対策情報(英語)

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科目別入試対策

英語

英語 ― 岩手医科大学

英語 ― 岩手医科大学

合否を分けるのは記述パート、和英とも「書ける」ようにしておくこと

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

出題傾向、内容とも特に変化はなく、英作文を含め基礎~標準レベルの問題で構成されており、特に短文完成は1問も落とせないほど教科書通りの出題。整序英作文は日本語のリードがないためやや考えたとしても、語群は多くないので文法・語法力で解決できる。また英作文も例年どおりの教科書重視の基本問題で、文法や頻出表現をきちんと習得できていれば全く問題ない。長文も変わらず短い英文2問で空所補充や和訳など定番の内容。和訳は平易だが、差がつく箇所は、不定詞の意味上の主語の訳し方で、こういう点を日頃からどれだけ意識しているかが解答に出るだろう。語形変化を求める空所補充は平易。和訳や要語形変化空所補充、英作文など、記述部分で確実に得点できれば合格点をとるのは難しくない。

【対 策】

総じて難問は出題されないが、特に文法問題については圧倒的に基礎~標準レベル中心なので、俗に英頻(=頻出問題演習)といわれる問題集を隅から隅までこなしておけばほぼ抜かりはない。また英作文についても特別な練習は不要で、標準的(教科書的)な文法力と語彙の用法にある程度通じていれば合格点がとれる。実戦で確実に得点を重ねるためには、文法事項の表面をただなでるだけでなく、各文法事項を用いて代表的な例文が書ける域まで達しておくことだ。長文対策というものが必要なほど長い英文は出題されないが、下線部和訳や英作文、語形変化を要する空所補充など記述パートでの出来が合否に大きく関わってくると思われるので、それぞれに応じた対策は必須だろう。

英語 ― 自治医科大学

英語 ― 自治医科大学

読解力重視。集中力とスピードが要

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

’06を除けば、毎年読解の大問が3題出題されていて、全25問で25点という形式が定着している。大問1題につき、小問が8~9問である。’14の[1]は魚資源の管理に関して。小問8問は3問が本文の内容を問うもの、語句に関するものが4問、それに整序問題が1問。[2]は自己訓練と成功に関する読解。小問8問のうち、2問が単語の意味を問うもの。6問が本文の内容を問うもの。[3]は世界市場経済の行方に関する読解。小問9問のうち5問が本文の内容を問うもの、2問が空所補充、それに発音アクセント融合問題と表題選択。読解3題のうち1題は医療関連で、2題は人文系というのが近年の傾向だったが、’13、’14と時事的内容に傾いている。小問のパターンは定着している。必ず1問発音アクセント融合問題が出されている。

【対 策】

文法問題はなく、読解のみの出題なので、日ごろから英文を読む習慣をつけておかないと太刀打ちできないだろう。内容は医療関連よりも、多岐にわたった人文系の出題が多い。したがって医学部系の過去問だけでなく、難関大の文系学部の過去問など幅広く当たっておくべきだろう。時事的な読解問題に慣れておきたい。語彙はやや難レベルだが、文章構造の難易度は高くない。全てマーク式なので、記述力も必要ない。パラグラフの要点を掴み、ある程度の語彙力と推測力があれば満点も夢ではない。しかしなんといっても、60分の中で3題の長文に取り組む集中力は、並大抵のものではない。過去問を解きながら、正解の精度を上げていくには何が必要か、欠けている部分を探してほしい。

英語 ― 獨協医科大学

英語 ― 獨協医科大学

圧倒的な長文攻勢、時間配分に注意し、文法問題は速やかな処理を

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

問題数は全4題で変化なしだが、内容は相当重みあり。長文パートがA、B 2つに分かれ、まずAが定番となっている超長文(A4判4ページ半)。従来の空所補充や内容合致に加え、8~10行からなる英文を読ませ、本文の内容と照合する問題が2題新しく加わっている。Bも比較的長めの長文(A4判3ページ)でこちらは空所補充と内容合致のみ。[2]が、A、B、Cの3部構成で、(1)会話文、(2)短い一連の英文の文整序、(3)長文の脱文挿入という内容で、’13と同様。(1)、(3)ともにA4判2ページ弱の長さで、全体的に読解の比重の大きさが窺える。文法関連は、整序英作文と短文完成がそれぞれ10問ずつという内容で、前者は日本文のリードもあり、比較的易しい。とはいうものの、長文の問題処理に時間をとられるのは必至なので、制限時間の短さ(70分)を考えると、余裕は少しもないと言っていいだろう。

【対 策】

出題内容は2年連続でほぼ同様といえるので、それに応じた対策が必要だ。まずは何よりも超長文対策をきちんとしておくこと。少々の長さに怯まない免疫のようなものが欲しい。過去のいわゆる入試問題に限らず、新聞、雑誌、インターネットなどを利用して、やや長めの記事や堅めの論文などを読み慣れておくのは有意義な対策になるだろう。ジャンルは医学系である必要はなく、むしろ人文・社会学系の英文に馴染んでおきたい。なお、会話文、文整序、脱文挿入はセットで出題される可能性が高いので、類題にできるだけ多くあたっておこう。読解は、筆者の主張、立場などを常に意識しながら読み進め、ポイントを正確に把握する演習を積むこと。文法・語法問題の対策は特別な演習をする必要はないが、従来どおりの出題であれば時間的な余裕はまったくないと予想されるので、できるだけ短時間に、反射的に答えられるように訓練しておくことが不可欠だ。

英語 ― 埼玉医科大学

英語 ― 埼玉医科大学

要領よく数多くこなす処理能力が必要

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

小問の総数が例年50問か55問のいずれかだったのだが、’13に続き’14も前期後期ともに60問となった。[1]は文法4択問題10問。[2]は会話形式4択問題10問。[3]は4~6行の文中に語句を挿入する4択問題5問。[4]に整序問題が復活して5問。[5]は会話文に対してで内容を問う5問。[6]は5つのパート(短文や地図など)に対して合計15問の内容合致4択問題。そして最後に[7]で最も長い文(35行)に対して単語4択が6問と内容合致4問である。[4]以外は’13を踏襲した形。以前散見されたような「出題焦点が定かでない問題」はなくなり、難問もないのだが、とにかく目まぐるしく襲いかかってくる4択問題を片っ端から処理していく集中力が求められている、と言ってよかろう。

【対 策】

短文が多量に出題されるので、頭を切り換えながら、どんどん読んでさっさと答えていく処理能力を高める必要がある。あまり込み入った内容の英文は出題されず、幅広く日常生活に関わるものが多い。センターレベルの英文を速読しながら、パラグラフごとに主題文を探していく練習を積むと良い。文法問題は「倒置」など文構造を主眼とするものや、逆にポイントがわかりづらい長文ものがかつては好まれる印象があったが、この数年は影をひそめている。ヴィジュアル系問題の対策はもちろんのこと、過去に出された問題なども復活するものと思って準備しておくべきだろう。’14では前期に整序問題、後期に誤箇所指摘問題が復活した。英語を読むのが苦痛な人には不向きな形式なので、とにかく読み慣れておくよう勧めたい。

英語 ― 杏林大学

英語 ― 杏林大学

時間的には余裕なし、できるだけ長文に時間を割けるよう入念な対策を

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

出題形式、内容には全く変化なし。長文2問が後半に配置されているのも’13同様。文法は、短文完成、誤文訂正と会話文。短文完成15問、誤文訂正10問も変わらず。例年同様、基礎的な文法事項に加え、慣用表現や標準かもしくはやや上レベルのイディオム、名詞と前置詞とのリンクや頻出語の別の意味などさまざまだ。また特に文中の品詞を問うものも数問あるので注意したい。長文はどちらも長くはないが、医師に必要なものは何かを述べる英文2は幾分読みづらかったかもしれない。設問は例年どおりの出題形式で、内容合致、文中の語句補充、文のタイトル、英文から推論できることは何かなど。文中に登場する研究者の名前など各選択肢のキーワードを予め拾っておき、効率的に解き進めたい。例年、時間的な余裕はあるとは言えないので、特に文法パートは極力時間をかけず、迅速に処理できるよう入念な準備が必要だ。

【対 策】

従来と同様の傾向を見据えて対策をするとなると、まず何より文法・語法に対する習熟は欠かせない。短文完成(4択問題)と誤文訂正の演習を徹底的にやること。独特の慣用表現やイディオムも問われているので、専用の表現集を自分で作って常に携帯し、頻繁に目にするよう心がけたい。各単語は文の中で有機的に機能する生きたパーツなのだという意識がほしい。誤文訂正は、やや難レベルのものまで網羅しておくと安心だ。早慶や中央など私立文系の上位校の問題に多くあたってみるのもよいだろう。長文は、適度な長さで語彙レベルのやや高めの英文に多く触れ、内容の真偽や英文から推測できること、メインテーマ、タイトルなどを考えながら、かつ各設問に答えながら読む練習を重ねること。キーワード、キーセンテンスを意識的に探しチェックすることも重要だ。東邦大や順天堂大の過去問は類似性があり演習するのに利用価値があるだろう。

英語 ― 慶應義塾大学

英語 ― 慶應義塾大学

生半可な力では対応不可能。和訳、英訳ともに高度な記述力

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

6年連続で大問4題の出題である。読解3題と英作文1題であった。英文の量は’11が異常に多かったが、’12、’13は約4ページ、’14は4ページ強である。しかしその中身は相変らず濃厚で、他大学を圧倒的に引き離す貫禄を示すかのようでもある。[1]はリベリアの社会腐敗と闘う子供たちへの期待についての読解。[2]は人間の自己認識の理解に関する読解。[3]は子供の伴侶選びに対する親の干渉に関する読解。この3問に対して和訳が4問。内容説明の記述が2問。空所補充が記述10問、選択で10問。タイトル選択あり、内容真偽あり、さらに和文英訳が2問となっている。[4]は80~100語の自由英作文。90分フルに、知的集中力を途切らさず、挑まねばなるまい。

【対 策】

「対策」を立てる前にまず高レベルの英語力が必要である。その上で、読解は和訳の訓練が必須である。全体の流れが取れていないと下線部の意味するところも見えてこない。それを採点者にわからせる記述力(国語作文力)を鍛えなければならない。内容説明では、根拠となる箇所を的確に見抜く力がなければならない。和文英訳も一筋縄では行かない。まず日本文を噛みくだいて、言わんとするところにできるだけ近い英文を作成する技術を養成しなければならない。単語集に出ていない語句が出ても、慌てずに自分の言葉に置き換えられるかがカギとなる。加えてほぼ確実に出題されるであろう自由英作文にも慣れておく必要がある。いわゆる受験英語の最高峰に登る覚悟がいる。

英語 ― 順天堂大学

英語 ― 順天堂大学

長文4題+自由英作文は変わらず、後者でどれだけ点を稼げるかがカギ

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

文法関連の単独問題はなく、長文と自由英作文のみの出題。全5題の構成は変わらず、オールマーク式。長文4題はA4判で各2~4ページの分量で、全部合わせると約12ページに及ぶ。’13にあった会話文は今回はなし。設問は内容合致中心だが、文中に用いられている語の同意表現はあり。長文は、不用意に放置した薬の幼児への危険性、輸入米の鉛汚染、定期的な運動と記憶力の関係、リーダーの定義、素質、条件についてなどテーマはさまざまだ。4題中3題に脱文挿入の問題が出題されていることは注目しておきたい。自由英作文は、化粧品開発に動物実験を行うことの是非を述べるもの。なかなかの変化球のように思えるが、動物実験の是非を英作文の演習テーマに入れていればそれなりに対応できそうだ。しかし、当然予備知識や英文を書く練習を欠いていると非常に厳しい出来となっただろう。各方面にアンテナを張り情報の収集や蓄積が大きく物を言いそうだ。

【対 策】

長文パートがかなりの分量を占めているので、各メインテーマを素早くつかみ、読み進めながら要領よく解答していくことが肝心だ。そのためには、英文を読む前に何が問われているか、登場する人物などの固有名詞、キーワードらしき語などを大まかにでもつかんでおくようにしたい。英作文は下書きをしている余裕はおそらくないので、テーマに沿って導入、展開、結びに至るまである程度の流れを作りながらまずは書き始めることだ。書くべき内容を最初に簡単にリストアップしておくのもいいだろう。事前の対策としては、長文はテーマを限定せずさまざまな英文に触れ、ある程度の長さを読むことに慣れておくこと。ネット上でも読める「リーダーズ・ダイジェスト」はおすすめ。自由英作文対策は、特に環境や健康など社会問題から時事に至るまでさまざまなテーマを集め、自分の意見を持ち、実際に英文を書く練習をできるだけ早い時期から始めるのが望ましい。

英語 ― 昭和大学

英語 ― 昭和大学

広範囲に亘る安定した英語力が求められている

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

すっかり様変わりした’13入試をまたもや強烈に変えてきた’14である。発音・アクセントを同時復活させ(合わせて5問だが)、空所補充問題を5問増やして15問に。そしてメインと言える読解問題を2題(いずれも医療関連の英文)にして一方を日本語なしの整序問題形式に、また一方は内容合致問題に和訳などを加えた。もともと形式に揺れがあるので、本書を読みきちんと受験勉強をしてきた者は動揺しなかったかもしれないが、かなりの変化だ。少し難度が上がったと言えるかもしれない。ただし、Ⅱ期試験は今までに近い形式であった。読解の内容合致の正解精度を高めることと、和訳と整序問題に慣れておくことを心がければ、いわゆる受験勉強で乗り切れるレベルではある。

【対 策】

内容合致のみの読解形式が特徴的だった’08まで、また時間短縮に踏み切った’10と’12。さらに、すっかり様変わりしたようにも見える’13と’14。形式は常に揺れがある、と思っておいた方が良さそうだ。ただ、安定した語彙力と文法力がなければ合格におぼつかないのは、毎年同じだし、今後もそうだろう。発音・アクセントは満点対策を。空所補充問題、整序問題、誤箇所指摘問題(これも復活を念頭に)などは受験生として必須項目なので数多くこなしておこう。出題形式に左右されない安定した英語力をつけることを目標にし、また過去問を十分にこなせば、合格の2文字が見えてくるだろう。

英語 ― 帝京大学

英語 ― 帝京大学

やや難化傾向が続く。他教科との兼ね合いも大事

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

’98から続いている必須読解問題1題と、5題中3題選択の形式だが、選択問題中3題が読解であることから、かなり時間を取られるように変化してきている。’13に続き’14も選択問題の小問数がそれまでの6問でなく7問である。’13で消えた整序問題が復活し、必須読解問題の中に入れたり、単独で選択問題に入った日もある。読解の英文そのものは例年かなり高度だが、設問は標準的なので、そのギャップに気づく「視点」が必要だ。必須読解の形式・内容も、選択問題の形式も、例年3日とも異なることが多かったが、ここのところ類似化の傾向にあるようだ。設問数が増えたとはいえ、1問ずつの配点は高いので、たった1問のミスが命取りになりかねないことを肝に銘じておきたい。

【対 策】

文法・語法、単熟語の基礎固めがまず第一。標準からかなり難度の高いレベルまで様々な英文を日々精読し、できるだけ多くの設問形式に慣れておく学習が結局は近道。選択問題は、例年整序問題を筆頭にさまざまな形式が出題されてきたが、近年は読解形式の穴埋めに見られる文法語法問題が目立つ。以前よりは時間をとられる傾向にあり、時間配分は他教科との兼ね合い(3科目同時で180分)で検討が必要だ。3日間受験する者も、1日勝負の者も、当日は選択問題すべてに目を通し、自信のある3題を選び、限りなく満点に近い答案を提出する余裕が欲しい。合格ボーダーの得点はかなり高いところにあると思っていい。

英語 ― 東京医科大学

英語 ― 東京医科大学

長文の出題にやや変動あるが総じて標準的、文法対策もしっかりと

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

総じて’13と同傾向で、時間を考慮しても無理のない標準的な出題と言える。長文の内容合致の選択肢は18から20に微増したが正解数は変わらず5つ。英文の長さも’13同様に抑えられている。パラグラフごとに選択肢を吟味しながら慎重に読み進めればほとんど問題はなさそうだ。もう一方の長文は、従来の空所補充のみから’13には内容合致が加えられたが、さらに今回は文中の整序英作文(2問)が追加され問題数はやや増だが英文自体も問いも比較的平易。文法関連は標準的な短文完成のみ。会話文は継続して出題された。’13から従来までの定型から外れ、特に読解部分に関してはやや流動的な出題になっているが、難解になった印象はない。発音・アクセントは後者の出題で、難単語もなく取り組みやすい。

【対 策】

’14のように、読解部分では若干の変更点が予想できるが、特別な対策を講じる必要はなく、基礎~標準レベルの文法・語法全般をマスターし、入試頻出の語彙・イディオムを充実させておけば十分対応できる。文法・語法やイディオム関連などさまざまな種類が盛り込まれたいわゆる「4択問題」にできるだけ数多くあたり、入試での出題ポイントをしっかり把握しておくこと。また、単独問題では出題されてはいないものの、’14では文中での整序英作文が求められており、相応の対策はしておくべきだろう。恒例の選択肢が多い内容合致長文は必出と思われるが、長さの負担はないので選択肢の数に左右されず標準的な長さの類似問題にできるだけ多くあたって演習を積んでおきたい。発音・アクセントは年ごとに交互の出題のようでもあるが、ヤマを張らず早いうちからどちらも満遍なく対策しておけば安心だ。

英語 ― 東京慈恵会医科大学

英語 ― 東京慈恵会医科大学

語彙力の充実は必須、特に平易な語を用いた英語表現を増やそう

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

問題数は全6題で、総じて変化なし。近年やや難度が増している文法の記述パートについては、今回は文法で普通に扱うものや基本的な単熟語も見られるが、現場ではなかなか思いつかないかもしれない。短文完成は、語彙演習を積極的にやり中上級の単語・イディオムまでおさえておきたい。英文の前半と後半を繋げる問題でも同様のことがいえる。4つの類似した短文から適切な英文を選択させる問題は、正解以外はどう見てもおかしいものも見られ、煩雑そうに見えてかなり平易。ただし、品詞や文の成り立ちに習熟していることが大前提。長文は1題のみ。内容は空所補充選択、単語の同意表現選択、和訳、脱文挿入、内容合致。やや難レベルの語彙が選択肢に用いられることが多いが今回は少なめ。英作文は日本文の意味をまず正確に理解していないと英文にするのは難しいし、たとえわかったとしても表現の仕方に悩む可能性もあり、決して易しいとは言えない。

【対 策】

近年の出題傾向をみると、いわゆる大学入試に対応するためだけの問題集や語彙では対策不足であるかもしれないので、特に語彙系は受験生向けというよりは一般向けの語彙強化本などを用いて、一般の入試においてはややマイナーとも思えるものまで幅広く網羅しておくことは決して無駄ではない。とはいえ、単に難しい語彙を増やせばいいというのではなく、特に語彙学習のポイントは、平易な語を用いた表現にできるだけ接し、空所補充の形でスラスラ言えるようにすることだ。できるだけ選択肢には頼らないように勉強が望ましい。英作文は見た目は簡単そうで分量もないものの、いざ訳そうとすると途方に暮れてしまうような題材が多いので、難関国立系の大学で出題されるような英作文などを参考に演習しておくといいだろう。書きっぱなしには決してせず、できるだけ先生に添削やアドバイスをしてもらい、複数回書いて自在に使えるネタを増やしておくことだ。

英語 ― 東京女子医科大学

英語 ― 東京女子医科大学

情報をすばやく読み取る。会話文も重視

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

以前は様々な形式を試してくる傾向があったが、ここ数年でパターンが定着してきている。大問4題で、[1]読解問題、[2]文整序によるパラグラフ完成問題、[3]データを読み取る空所補充問題、[4]データ付の会話文問題である。[1]の読解には、内容合致の他に、タイトル選択問題、和訳、問いに対して意見と理由を書かせる英作文(25語以内指定)がある。’14は遺伝子組み換え食品について。[2]の文整序問題は’06より定着している。[3][4]のデータは、図表、グラフ、地図など様々だが、本学の特長。情報をすばやく読み取るスキャニングの練習をしておくとよい。また、会話形式の問題にも常に重点が置かれているので、会話問題にもたくさんあたっておくとよいだろう。

【対 策】

まず過去問を10年分位解いてみよう。すると、いかに様々な形式が問われてきたかがわかり、バランスのとれた学習が必要との結論に至る。ここ数年、文法分野の出題はないが、書き換えができるレベルを求められたこともあった。グラフ、図表の読み取りにしても、情報を英語や数字で記述させたり、表に記入させたりもした。会話文をベースにした形式が極端に多い年もあった。和訳の練習も必要。英作文は10~30語程度の自由作文ができるレベルに。形式が一定化してきているとはいえ、安定した実力は土台にないといけない。しかし、難問や難語が出ることはなさそうなので、いかに高得点できるかが合否のカギとなるだろう。

英語 ― 東邦大学

英語 ― 東邦大学

ほぼ長文オンリーの出題だが難度は減、医学系中心に読解演習を

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

従来どおりマーク式だが、’13に引き続き内容に若干変更がある。分量はA4判21ページ分もあるが、大問数は7→6に、小問も75→65とそれぞれ減少。そして、近年減少していた文法問題は遂にゼロとなった。よって’14は、長文+発音・アクセント(両方とも)という内容。長文は5題もあるがそれぞれの長さは抑えられており、一番長いものでも2ページほど。設問は、空所補充、同意表現、内容合致など例年同様で、前後関係を考え文を適切な位置に入れる「脱文挿入」や、やや長めの下線部の内容を言い換えた英文を選択させるものも’13に引き続き出題。ほぼ長文オンリーといってよい構成で処理すべき問題数も少なくないが、時間に余裕があり、英文自体も読みづらいわけではないので、問われているポイントを注意深くおさえながら解き進めれば、合格点がとれるだろう。

【対 策】

文法関連の出題がなくなったとはいえ、英文読解に正確な文法の知識は不可欠なので、早いうちにひととおりマスターしておきたい。その上で勉強の中心は長文演習にあてること。’14の問題を見る限りでは決して難解な英文を読む必要はないが、難易が推移するのを見越して、やや専門的な医療関連の英文に多く触れておくのは悪くない。語彙レベルが若干高めの英文を選ぶのもよいが、すぐに辞書に頼らず前後関係から意味を類推するように心がけるとよい。また専門的な医学用語もできるだけ覚えるよう努めよう。病気やその原因、予防や治療法など周辺知識を豊富にしておくことは大きな助けになるはずだ。長文の設問はスタイルが決まっているので、できる限り過去問を遡って解いて慣れておきたい。同じく文法問題がゼロになっている順天堂大の過去問も参考になるので試しにやってみるのもよい。

英語 ― 日本大学

英語 ― 日本大学

多岐にわたる出題形式。何が出ても対応できる力がほしい

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

’10に、長年にわたって日本大学医学部の特色であった、英問英答と英問和答の読解2題が消え、平凡な内容合致問題になった。大問が一気に8題へと増加し、4年連続で同じスタイルが続いたが、’14は全問マークシート方式になった。3年連続同じだった小問数も5問増えた形である。[1]は短文完成5問。[2]は誤箇所指摘5問。両問とも品詞と文構造がカギ。[3]は2年続いた、おそらくは不評だった推測のイディオム問題がより実務レベルの選択問題に。英単語を書かせる語定義10問が消えて[4]に15問の英文完成問題。これが難問。[5]は会話文5問。[6]は短めの読解で、内容合致5問。[7]も読解だが、内容不一致5問。そしてもちろん自由英作文が消えた。読解問題だけでなく、随所に医療関連の英文を素材にしているところが、新たな特色となっている。

【対 策】

医学的な背景知識に興味を持ちつつ、いわゆるふつうの受験勉強をすればよいが、文法、構文、単語熟語、書き換え、英作文、会話文、読解と、バランスの取れた学習が必要である。特に、品詞と文構造から英文を分析する癖付けは絶対に必要で、何が出ても驚かないくらいの土台はないといけない。完全マーク方式に変わったことから、新たな形式の問題が出される可能性は大だろう。たとえば、受験勉強で出会いそうにないイディオム問題は’14ではなかったが、代わりに[4]の英文完成問題が難しかった。基本的には文構造から入って、消去法だろうが、とても満点は望めないと知っておこう。全体的には、難問に拘泥せずテンポよく処理していく心掛けが必要か。

英語 ― 日本医科大学

英語 ― 日本医科大学

文脈に応じた英語表現補充が定着か、総じて確かな記述力をつけること

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

’13に引き続き、英作文の単独問題は出題されず、大問が3つですべて長文問題。従来の特色はそのままで、長文の中に発音・アクセントや誤文訂正、整序英作文、同意表現など文法や語彙関連の問題をうまく散りばめている。長文中での必要に応じた語形変化を求める記述式空所補充は変わらず出題されているが、下線を引いた各語の同意語を記述させる問題はなくなった。また、近年長文中の空所に文脈に合った英語表現を考えて入れる問題が出題されるようになり、英作文とはいえないまでも空所に複数語を補うものも含めると6ヶ所も見られ、’13に比して倍増している。和訳や説明問題は4問で’13より負担増だが、難度は下がっている。総じて言えば、和訳や英語表現補充など記述問題でどれだけ得点できるかが勝負の分かれ目になりそうだ。

【対 策】

ざっと見た目だけでは単純に長文のみの対策をすればよいといえる内容だが、設問が文法・語法、語彙面を含めた深い実力を問うものが多いので、出題形式に合わせた演習をじっくりとやっておく必要がある。特徴的なのは、英作文の大問がなくなった代わりに、長文中での文脈を考慮に入れた空所語句補充が増えていることだ。これは、普通の英作文と違って明確に書くべきことが提示されていない分難度は高いので、日頃から英文を読む際には常に文脈や意味の前後関係への配慮を心がけたい。また語形変化を求める空所語句補充問題は定番なので対策は必須。和訳問題で確実に得点するには、文法の基礎的知識はもちろん、動詞の語法や動詞と前置詞のリンクなどに深く精通し、直訳ではない、相手に一読で伝わる訳文を作る演習をしておくこと。言うまでもなく、語彙力の増強も必要だが、ただ数を増やすのではなく、各語の用法、文中での働き方に注目した「実戦で使える」語彙力を身に着けるよう努めたい。

英語 ― 北里大学

英語 ― 北里大学

出題内容がやや安定か、過去問を参考にし、類題に多くあたっておこう

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

’13と変わらず大問数は5題で、出題内容にも変化はない。時間の短縮や内容が流動的であった時期を経て漸くスタイルが定着したのかもしれない。長文は2題で、1つは遺伝子治療の現状と展望についての英文。問いは語句の空所補充、同意表現、内容合致で定型と言える内容。もう1つは博物館の歴史や役割についての質問者と回答者の会話文。ここでは内容合致の他、脱文挿入が8か所見られるが、問題になっているのは全て質問者の発言で、回答者の発言から解答は容易に選べる。文法関連は、短文完成、同意表現、整序英作文というオーソドックスな内容。整序英作文は一連の文を5つに区切られた部分整序で’13と同形式。日本文のリードもあり難解さはない。文法問題はほぼ満点を目指したい。

【対 策】

近年の流動性がなくなり、’14は’13と全く同様と言える内容になったので、より対策はしやすい。文法関連は至って標準的で、頻出の問題演習をきっちりこなしておけば十分。同意表現で確実に得点するために、日頃から同意語の収集を心がけたい。整序英作文は、日本文のリード付きで部分整序なので負担はないが、スピーディに処理できるようにしておくこと。単語は「文中で有機的に機能する語句のかたまりである」という意識を持ち、動詞の語法や前置詞とのリンクに敏感になっておく必要がある。長文については、特に身体のメカニズムや、さまざまな病気とその治療や対策、予防などに関する英文は読んでおいて損はない。最近の医療情報にもアンテナを張っておこう。また会話文の出題が続いているので、いわゆる普通の日常会話ではなく、やや専門的なものや学術的な内容のやり取りに慣れておくのは効果的だろう。

英語 ― 聖マリアンナ医科大学

英語 ― 聖マリアンナ医科大学

揺れ動く問題形式。しかし記述力を問う読解に変化なし

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

’14は大問数が1題増えて5題になった。例年読解の中にあった和文英訳が単独問題に変わったためである。誤箇所指摘問題5問は変化なく、イディオム問題5問が接続詞選択8問に取って代わった。[1]の読解は’13を踏襲して[A][B]に分かれた形式。[2]と合わせての英文量は半ページ程増えた。内容説明に語数指定がないのも’13と同じ。2つの読解に内容合致問題がなく、その分空所補充と語形変化が増えた。[1]は、睡眠と記憶の関係に関する新研究。[2]は、ジグソーパズルの歴史に関するもの。[1]は記述中心、[2]は空所補充と語形変化のみ。[3]が英作文2問、と役割分担したような形式となった。文法系に毎年変化があるものの、日英両記述に重点を置くところは、本学の特徴である。論理的な読解力と、標準より上の語彙力を要求していることも例年通りである。

【対 策】

以前の形式を復活させる傾向もあるので、過去問はなるべく多めに解いておこう。文法問題や会話文問題など、すべて出るものと思って万全の準備をしておくべきだ。特に記述中心の読解問題は、常に歯ごたえのあるもので、日頃から実際に書く練習をしておかないと付け焼刃は効かない。和訳と内容説明に加えて英作文もあるので、小手先でない、しっかりとした英語力が要求されている。読解の内容は文系あり理系あり、なじみのない話題ありと多岐にわたっているので、幅広い分野の英文にあたっておこう。時間は90分あるので、速読というよりやや難しめの英文を精読し、力を蓄えて本番に臨みたい。

英語 ― 東海大学

英語 ― 東海大学

文法・語法を深く理解し、馴染み、記述部分でも生かせるような勉強を

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

全体的に変化なし。落ち着いて取り組めば高得点が望める内容。短文完成は基本中心で、同意表現も標準的な語彙をカバーしていれば問題ない。会話文は、会話内容や表現から言おうとしていること、登場人物の様子、会話が行われている状況などを読み取るもの。文整序とグラフの読み取りは近年の定番となっているが、特に後者はセンター試験よりも平易。長文は1問で、パラグラフごとに設けられている問題を読みながらこなしていけば効率的に進められる。以上が比較的平易なので、和訳と英作文での得点がカギとなる。和訳はほぼ直訳でも解答は作れるが、名詞を動詞のように、形容詞を副詞のように訳すなどの工夫などでより練られた訳文を目指したい。英作文は用いる語に問題はなさそうだが、関係代名詞など文法を正しく用いてスマートな英文が書ければ高得点が望める。「経済成長」など形容詞と名詞のコロケーションにも通じておくことは大きな助けになるだろう。

【対 策】

オーソドックスな入試の頻出問題に数多くあたり慣れておくことが最良の対策となる。文法パートは、いわゆる「頻出問題演習」という類いの問題集を1冊丸ごと抜かりのないように隅々までやっておけば十分対応できる。基本表現こそが重要なので、軽視していると痛い目に遭うので注意。文法の勉強は、1つの文法事項に対し何か1つの例文という「例文主義」でやると定着率が非常によいのでおすすめだ。そういった勉強は、英作文にも当然好影響をもたらすのでより効率的な勉強法といえる。難しい語彙を増やすのではなく、標準的な語彙をより深く知り、それらを用いて自分で使えるレベルにまで達しておけば安心だろう。長文については特別に手の込んだことをやる必要はなく、標準レベルの英文でパラグラフごとに問いが設けられている問題にできるだけ多く取り組み、キーワード、キーセンテンスを常に意識しながら読む習慣をつけるとよいだろう。

英語 ― 金沢医科大学

英語 ― 金沢医科大学

平易な内容だが、その分、正答率が高い。基本重視と、集中力

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問数が5~7題と毎年のように揺れ動くが、’14は4題。[1]短文完成形式の文法が9問に増え、例年あった[2]の会話文問題がなくなり読解が3題に。一見減ったようだが、量的には多めの部類に入る。[2]は人体の不思議に関する読解で、小問が7問。[3]はストレスに関する読解で、小問は6問。[4]は人体の知識に関する読解で、小問が4問。読解は3題とも専門的な知識を必要とするものではない。標準レベルの単語力で対応はできる。指示語の内容を問う問題、同意語選択問題、内容合致、タイトル選択、整序、アクセント問題など多彩に小問が用意されている。60分集中力を切らさずに解けるかが課題。特に読解が4題の年は時間との戦いか。

【対 策】

発音アクセント、会話、文法系ではパーフェクトを目指したい。また、時間も切り詰めて読解に臨めるよう、日頃から「秒殺問題」を増やしておこう。読解は3題か4題だが、短い文章の中にぎっしり問題が詰まっている印象である。並べ替えや語定義、内容合致や文法的問題もからめている。また文中の「文整序」(例えば’11の[5]の(2)参照)は本学に特徴的な問題なので、過去問を含め、類似問題に多くあたっておきたい。全体的には、バランスの取れた英語力があるかどうかを試す意図が見て取れるが、基本から標準レベルの問題が大部分である。その分、正答率はかなり高いと見るべきだろう。取りこぼしをせぬよう、日頃から基本を固めておきたい。

英語 ― 愛知医科大学

英語 ― 愛知医科大学

長文演習は必須だが、文法・語法、語彙系に幅広く通じておく必要もあり

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

問題数は大問8題で変化なしだが、内容的には一部変更があった。文法関連では、短文完成、整序英作文、簡単な語定義文からそれに相当する1語を書かせる問題で、誤文訂正がなくなった。代わりに出題されたのは、2~8行から成る短文4つを与え、それぞれの文中の適切な位置に単語や英文を挿入させるいわゆる「脱文(または語)挿入」。一見単純な誤文訂正よりは手間どりそうにみえるが、例を参考にして要領がわかれば問題ない。4問ある長文は、文中の空所適語選択1問と空所補充(選択・記述)、和訳、整序英作文、代名詞の指すものの指摘などの長文が3問で内容は変わらず。それぞれの長さも抑えられており、時間にも余裕があるので適度な分量と言えるだろう。

【対 策】

近年、短文完成、整序英作文、誤文訂正が続けて出題されてきており、’14では誤文訂正がなくなったが、この3つについては必出とみて念入りに対策を行っておくべきだろう。特に、整序英作文は日本語のリードがあるものの、正解にたどり着くには動詞をはじめ語法や品詞の概念をきちんと持っておく必要がある。語定義から単語を書かせる問題は、’14では特に平易な語しか問題になっていないので対策をしていなくとも無難に対処できたであろうが、やはり日頃から英英辞典に触れておくことは決して無駄ではない。長文は4問で多めだが、どれも長さは適度で標準レベル。例年類似した内容なので、できるだけ過去問を遡ってチェックし、また専門的な医療系英文よりは、日常的なエッセイや物語文のような読み物に数多く接しておくと役立つだろう。

英語 ― 藤田保健衛生大学

英語 ― 藤田保健衛生大学

本格的な読解は2題に。論理的思考力が必要

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

’08から読解3題の出題形式だったが、’14は3題目が、後期試験で出されていた単語空所補充12問に取って代わり、若干時間にゆとりができた感があった。[1]は過敏症に関する読解。[2]は幼児とオウムの物体認識についての読解。どちらもじっくり読ませるタイプの英文で、[1]は日本語で、[2]は英語で内容合致問題がある。[3]の単語補充は、ふだんから注意深く英文を読む習慣がないと、思いつかないものがあるだろう。例年に比べると、論理性を問う設問がいくぶん減っているようだが、いずれにせよ3題ともきちんと内容がとれる英語力と、設問に答える論理的思考力が必要とされるので、過去の問題に可能な限りあたって、弱点があれば補強する姿勢が大事であろう。

【対 策】

文法単独の出題はないが、選択肢に単語ではなく文章が多く出題されているため、やはり土台となる文法力は絶対に必要である。また、因果関係や、議論に対する反論を選ばせるなど、論理的思考力を要求してくるところが本学の特色と言える。’10と’12は長文3題とも、’11は[1]と[3]、’13は[3]、’14は[1]が医療系の内容だが、専門的な知識を問うものではない。ただし、1つのテーマに対し、どんな議論がこれまでなされてきたか知っておくと、英文を読む時の助けになることが増えてくるだろう。たとえば「小論文」の学習で培った背景知識や論理展開が土台にあると、強い味方になるだろう。文章のテーマは医療系が多いが、社会学的なものもしばしば登場する。幅広く関心を広げ、論理的思考力を伸ばしていくのが望ましい。

英語 ― 大阪医科大学

英語 ― 大阪医科大学

和訳も英作文も相手に「伝える」を心がけ、入念な演習を繰り返そう

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

例年どおり、長文2問に英作文1問の計3問。和訳が全部で7箇所、英作文が3箇所。和訳は極端に構造が複雑であるとか構文がとりにくい、あるいは難単語が用いられているとかはないが、わかりやすい訳文を作るのが決して容易とは言えない。和訳では、分詞構文や関係代名詞の非制限用法が問われているが、こういう部分をどう処理するかで大きな差がつきそうだ。英作文はひとまとまりの日本文を3つのパートに分けて全文を英語で書かせるもので、比較的取り組みやすい内容ではあるが、原文をまず熟読し、言わんとする内容を的確に把握した上でS+Vを決定し、句や節の配置などに気を配りながら書いていけば得点になる解答ができるはずだ。難しい語彙を知っている必要はないが、語彙に対する深い理解がもっとも求められるので、品詞の区別はもちろん、動詞や形容詞、名詞などと前置詞との関係などには十分配慮した上で語彙の増強をしておく必要があるだろう。

【対 策】

出題は和訳と英作文のみなので、とにかく「書く」「チェックしてもらう」「書き直す」という繰り返しが一番物を言う勉強法だろう。どちらにしろ、相手に「伝える」のが目的で、ただ字面だけを機械的に訳してもそれが伝わる訳文になるとはいえない。満足のいく答案を作るためには、名詞、動詞、形容詞など文の中心となる各品詞と前置詞とのリンクやコロケーション(連語関係)に十分習熟しておくことが大前提で、その上で「書く」練習を徹底的に積み、文法は、あくまでもわかりやすい訳文を作るための道具としてとらえることだ。因みに、’14では分詞構文の連続動作、関係代名詞の非制限用法が和訳対象になっている。また、英作文で確実に得点するには、まず自信を持って使える語彙や重要構文をできる限り増やしておくこと。そして、早い時期から過去問はもちろん類似の問題に取り組み、自分の弱点を発見、補強の繰り返しをしていくのが効果的だろう。

英語 ― 関西医科大学

英語 ― 関西医科大学

ほぼすべて記述。読解2題。根底にしっかりとした文法力が要

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

もともと他大学に見られない独特な出題形式だったが、’08から大変化をし、整序2題、読解2題という形式になり、’13で単語記述補充10問が整序5問に取って替わった。’14は細かい点を除けばほぼ’13を踏襲した形であった。[1]は短文完成問題が16問。最初の10問は身体を表す単語を選ぶ形式だが、単数複数で迷うものがいくつかある。やや難か。[2]は日本文つき整序5問で、1語だけ指定の書き出しで記入させる。易から標準。[3]は食品に添加される砂糖に関する読解。整序2問、空所補充7問。短い和訳1問。[4]は臨床看護師の役割に関する読解。内容合致1問(T/F 8問)、空所補充1問。いくつか難問もあるが、全体的には決して難しいレベルではない。日頃培った実力を落ち着いて発揮したい。

【対 策】

’04~’07は分量が多く、出題形式も独特のものだったが、’08に一気にスリム化した。内容も整序問題と読解問題のみというシンプルさ。この形式が5年続き、’13、’14で若干の変化を見せた。過去長年続いた会話文や、英訳和訳形式の誤文指摘、また発音アクセント問題の復活なども念頭に置いて、過去問に十分目を通しておくべきだろう。整序問題では、日本文にとらわれずに、英文構造から作文していくこと。また読解中の空所補充で、語形変化をさせる問題は文法や品詞の識別を問うている。内容合致(T/F問題)はパラグラフごとに点検し、特にFとなる決め手に日ごろから着目しておくとよい。英文を読む際に、文構造の把握のみならず、パラグラフ内での有機的なつながりに着目しつつ、精読を積み上げておきたい。

英語 ― 近畿大学

英語 ― 近畿大学

着実に得点するには高い語彙力が必須、コロケーションを意識しよう

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

例年どおり大問5題で、解答数は全部で50問。短文完成は基本問題も見られるが、半分はやや難レベルで語彙系に習熟しているかどうかで出来が大きく分かれそうだ。日本文に相当する英文を選ぶ形式のものは、文法・語法に照らして注意深く選ばないと思わぬミスをしかねない選択肢になっている。日本文の言わんとする意味を正確に汲むことが大事。整序英作文は日本文のリードはないが、標準レベル。読解は、空所補充選択と内容合致中心の総合問題2問。前者は名詞と前置詞、形容詞と名詞のコロケーションや、ややレベル高めの単語&イディオム力があれば対処できる。後者は「意識」に関する考察で、’13の「物の認知と記憶」も考慮に入れると、来年の傾向が見えてきそうだ。設問は例年同様、空所補充、同意表現選択、内容合致などで英文も決して長くはないが堅い論文調なので、じっくり読み選択肢を吟味するために相応の時間を割けるようにしたいところ。

【対 策】

傾向に変化はないので、まずは過去問演習を入念にやることで最適な対策になる。短文完成問題ではややマイナーなイディオムや英語独特の表現が出題されることを見越して、入試用の語彙集に加え、もっと広範囲の表現を扱った本で演習し、日本文に合った英文を選択させる問題は、他大学の類題にあたっておくのもよい。整序英作文は、日本文のリードなしで演習するのが望ましいが、北里大の過去問はリード付きであるものの似たタイプなので参考になる。整序英作文に強くなるには、文法の各事項の代表例文をしっかりマスターし、必要に応じて口をついて出るよう訓練すること、そして、語彙を覚える際も単語を単体と見るのではなく、常に他の語との関連(コロケーション)を意識しながら覚えることだ。読解については、学術的な堅い英文に多く接しておくとよい。特に、意識や認知、記憶といった脳に関する英文は読んでおいて損はなかろう。

英語 ― 兵庫医科大学

英語 ― 兵庫医科大学

文法と文構造重視。基礎土台を固めることが第一の対策

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

毎年形式がいくつか入れ変わり一定の型がないように見える。整序問題が’11型に戻り、15問に増えた。文法5択問題10問は変わらず。読解問題は過去4年3題だったが長文化して2題になった。英作文も2問となり、全体的にはボリュームが増したような印象である。’14の読解は老化に関する考察と、クラゲの生物発光にまつわる逸話で、’13から以前より英文量が2倍近く増えているが、設問部分に集中した読み方をすればこなせる問題が多いと知っておこう。整序問題は5語なので、日本語はなく純粋に文構造レベルで解ける。ときに難しい箇所はもちろんあるが、きちんと受験勉強をこなしていれば太刀打ちできるレベルである。最大の課題は和文英訳で、日ごろから練習が必要だ。

【対 策】

[1]整序15問は易。[2]空所補充選択10問はほぼ標準レベルである。[3][4]の読解2題は、記述式模擬試験などでよく見かける作問形式なので、とっつきやすいのではないか。逆に言うと、この問題にてこずるようなら学習方法に問題があることになる。和訳が6問、日本語説明5問の記述と、語彙問題などが消えて記述量が増加した。[5]の和文英訳は、普段から指導を受けていないと得点にならないだろう。おおまかに要点をとらえて、エッセー風にまとめる力を培えれば鬼に金棒なのだが。全体的に形式を入れ替えてくることが多いので、誤箇所指摘、発音アクセントなどの復活も視野に入れ、読解を文構造的に、また文法の観点から読む訓練をしておきたい。

英語 ― 川崎医科大学

英語 ― 川崎医科大学

正当な受験勉強の延長線上に合格ライン

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

’13と完全に同形式。全3題の出題、総問数は35問。文法系は[1]の短文完成5問のみ。基本的な語法や単語などの知識を問うもの。[2]は「今を生きることの大切さ」に関する読解で空所補充が8問。文法レベルで問うているものが多かった。[3]も「拒絶される恐怖感」についての読解22問。多様な設問形式である。前置詞を問うなどの空所補充に加えて、定番ともいえるitが示す語句選択、文法系ではthatの用法選択など。内容合致が12問。また日本語なしの整序問題が1問入っている。読解2問の中で、受験生が習得していなければならない文法や単語熟語の知識を問うている。難易度は毎年ほとんど変わらず、きちんと受験勉強をしていれば心配は要らない、と言ってよい。

【対 策】

例年整序問題に時間を取られる難問が潜んでいたり、読解の内容合致にも2パラグラフにまたがって考えさせる問題が入っていたりと、油断はできない。無駄に時間を取られぬよう、満点を目指さないことも大切な心掛けだと思う。2題目の読解の英文で内容を問う問題は、きちんと読み込んでいないと、紛らわしい選択肢にひっかかることになるので、過去問を解いて間違えた箇所をチェックしておく。読解のテーマはほぼ毎回医療関連(’14は違ったが)。内容合致は、パラグラフごとに該当箇所を解いていく方法に習熟して得点源にしよう。例年のように少し偏った形式内容であれ、’13、’14のような読解に重点を置く形式であれ、正当な受験勉強の延長線上に合格ラインがあると思ってよい。

英語 ― 久留米大学

英語 ― 久留米大学

全体的にかなり易化したが、気を抜かずやや難を想定し相応の対策を

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

出題傾向、内容ともに大きな変化はない。ただし、短い問いに対し一言で答える会話文は出題され、短文完成は1題となった。短文完成は全体的に易~標準レベル。長文の長さは近年やや抑えられており、例年同様、問いは単語の空所補充選択のみ。英文、選択肢ともに難単語は見られず取り組みやすい。英文中の整序英作文は例年の難所といえるが、’14では驚くほど取り組みやすくなり、頭を悩ます箇所はないと言ってよく、つまり大幅に易化したと言える。しかし、いわゆる入試問題においては、従来の徒に頭を悩ませるものよりもこのような問題の方が的確な出題と言えるだろう。また、和訳、英訳、誤文訂正なども例年よりも易しくなっており、発音問題は従来受験生には見慣れない語が少なからず含まれていることが多かったが、’14はそれはほぼ皆無と言ってよく、完答したいところ。総じてかなり易化したと言えるだろう。

【対 策】

’14は問題が全体的に易化したが、油断せずやや難レベルが出題されると想定して準備しておいた方がよい。長文はあまり長くないものでよいが、内容は偏りなく医学関連~人文系まで幅広く接し、また語彙もやや難レベルまでおさえておきたい。文法関連は標準レベルで対応できるが、やや難のイディオムや英語表現にもできるだけ馴染んでおくことが望ましい。’14では記述部分も易化しているが、双方とも訳しにくい問題にもあたり、自分の訳のクセや弱点の発見、補強に努めよう。文中の整序英作文は相当易化しているが、’12で易化した後’13で取り組みにくさが復活しているので安心できない。相応の難問対策をしておくべきだが、いずれにしろ、本番では最後に残しておくやり方をすすめたい。また、’14では発音問題の単語レベルも驚くほど易化したとはいえ、対策は必須。単語を覚える際は意味や語法だけでなく発音もセットと心がけること。

英語 ― 産業医科大学

英語 ― 産業医科大学

記述力重視。英作文が必須

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

’03以降、読解3題、英作文1題の大問4題の形式が続いている。[1]は20行ほどの英文中に空所補充が10問。選択肢がない分、難易度は少々高い。[2]は1ページ半の記事で、ノスタルジアの有効性に関する考察。5問の設問中、空所補充1問。下線部和訳1問。本文の内容を日本語で説明するものが2問、うち1問は150字程度の指定あり。内容合致(正誤)5問。[3]も同じほどの長さで、選択や決断の裏に潜む影響力についての読解。4問の設問中、下線部和訳が1問。内容説明が2問。それと内容合致(正誤)が5問。日本語説明は計4問とも「本文の内容に沿って」との指示がある。[4]は英作文。英文の指示が’12から日本語に変わったが、100語程度の指示は同じ。今回は「やる気の出させ方」を書かせるもの。ポピュラーな話題についての出題が多い。

【対 策】

全体に選択肢がなく、内容説明を書かせたり作文させたりと、記述力がかなり問われる。[1]の空所補充は、内容把握も当然ながら、品詞を考えていくようにしたい。全問正解は至難。ただ、読解中の単語などは標準レベルで読みやすい。内容はやはり人間の体の構造を扱ったものが多いが、ポピュラーな話題なので取り組みやすいだろう。日本語による内容説明が多数出題され、和訳、英作文とともに、論理的な記述力を要求するのが本学の特色である。日本語の記述は日頃100字から150字の感覚を身につけておくとよい。また小論文の学習で扱ったテーマを100語程度の英文にまとめ、先生に見てもらうなど、プロの判断があると自信もつくだろう。

英語 ― 福岡大学

英語 ― 福岡大学

和訳が合否の分れ目、ここで確実に得点がかせげるように密な演習を

表:出題傾向分析 - 英語

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

出題傾向・形式は’13と同様。短文完成はやや悩ませるものも含まれており、例年より若干難しい。教科書的な基礎事項から各品詞、各単語の用法にどれだけ通じているかがポイントになりそうだ。整序は日本語のリード付きで不要語が含まれているのは例年と同じ。異なる表現を問うてはいるものの、「AというよりむしろB」という表現が(4問中)2問あるのはなかなか珍しい。長文は内容合致でレベルは標準的。選択肢は文章の流れに沿っているので、チェックしながら注意深く読み進めれば、効率的に解答できる。合否の分れ目となりそうな和訳は、無生物主語の不定詞をいかにわかりやすく訳すかがカギとなる。また、副詞節がどこにかかるかなど訳の順番にも配慮したい。発音・アクセントは両者混合問題で’13と全く同様の形式。難単語は皆無なので、単語を覚える際にきちんと発音・アクセントまで留意できていれば問題はないだろう。

【対 策】

まず文法・語法関連については、標準~やや難レベルまで網羅した演習をしておくこと。整序英作文演習は日本語のリード付きで構わないが、不要語を含んだやや手の込んだ問題に多く接しておくとよい。また、敢えてリードに頼らない問題での演習も有効だろう。また、短文完成も基本~動詞の語法やイディオム関連まで含めたややハイレベルなものまで扱っておこう。和訳は過去問を見ると不定詞、動名詞、分詞など準動詞関連や強調構文などが問題になっている。ただ日本語に移すというのではなく、英文をきちんと理解した上で、自分の言葉でわかりやすく訳す演習を積むことが大切だ。長文対策は、標準レベルの内容合致問題に数多くあたったり、いわゆる入試問題でなくても、普段から平易であまり長くないエッセイなどを読むことに馴染んでおくのはかなり有効だろう。発音・アクセントは、単語学習に取り入れて音読練習を積んでおこう。

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