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科目別入試対策

化学

化学 ― 岩手医科大学

化学 ― 岩手医科大学

入試の基本的な定番問題中心。基本的な計算問題も

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問4題の出題が多いが、’09及び’12以降では大問5題の出題になっている。例年特に難問は見当たらない基本的な問題から標準レベルの問題の出題になっている。’11ではやや難化した感じがあり、近年では年度によって問題の難度にややばらつきがあるように感じる。’14では[1]で塩に関する問題。[2]では燃料電池に関する問題で計算問題も含まれている。[3]では無機化学で金属の単体の性質に関する問題。[4]ではタンパク質とアミノ酸に関する問題で等電点の計算問題などが出題された。[5]ではデンプンとグルコースに関する問題が出題されている。近年は電離定数の取り扱い(’13ではなかったが)と天然物化学の問題が多く出題される。

【対 策】

例年、基本問題から入試の定番問題を中心とした問題構成になっている。教科書を中心とした基本内容をしっかり学習するだけではなく、入試用の問題集で受験の頻出問題や定番問題を確実に学習する必要がある。ミスを誘発しそうな問題も見当たらないし、新傾向の問題も例年ほとんど出題されることはない。また、計算問題の量がやや多い年度もあるため、単純なミスや思い違い、計算ミスなどをしがちな受験生は注意が必要になる。また、天然物化学に関する出題も最近では必須であるため基本的な知識の習得から、やや応用的な内容まで確実にやりこんでおきたい。論述形式の問題は例年出題されていない。本番では取りこぼしを最小限にするように気をつけたい。

化学 ― 自治医科大学

化学 ― 自治医科大学

問題の難易度は高くない・・・問題数はやや多く時間がかかる

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

例年、小問25問から問題が構成され、出題内容は化学全般の多岐にわたった内容であり、ほとんど全ての範囲から出題される(合成高分子化合物からの出題は少ない感じがする)。問題ひとつひとつは基本~標準問題のみであるためそれほど難しくないが問題数が全体的にやや多い。また、計算問題が複数問出題される傾向にある(例年5問~7問程度であるが、年度によってやや多くなることもある)。また、肥料に関する問題や天然高分子化合物など生活と生命からの出題もある。理論化学からの出題では計算問題が多く化学量の計算、反応熱の計算などが出題されている。問題数が多いため本番ではスピードが要求される。要領よく計算をする学習をしておきたい。

【対 策】

例年同様の出題傾向が続いているが、’14でも小問25問の出題が続いた。今後もこの傾向が変わらないと思われる。ほとんどが基本から標準問題であるため、教科書レベルから入試の標準問題までをしっかりと学習し終えている必要がある。また、やや計算量が多いところも気になる。正しい計算式を時間をかけずに立てることができミスのないように要領よく計算をする力が必要であるだろう。また、問題量がやや多く時間の制限もあるので見直しはほぼ不可能になる。高い計算能力が必要。長い問題文を読み取り内容を理解して解答を作る・・・というような練習は必要ない。問題集を利用して標準問題は確実に解答できるように練習し、スピードトレーニングをしておきたい。

化学 ― 獨協医科大学

化学 ― 獨協医科大学

標準レベルの設問。問題量がやや多い

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

ここ数年では大問5題の出題が続いている。[1]では10問程度の小問集合の問題が例年出題され、化学の全般に対する知識が問われる(’13以降では生命科学に関する小問も出題された)。また、’14では[2]でHIの生成反応の反応速度に関する問題。[3]ではアミノ酸の電離平衡に関する問題。[4]では金属イオンの定性分析。[5]では芳香族化合物の反応と構造の推定の問題に関する問題が出題されている。’12以降やや問題内容が難化しているように感じる。また、問題量もやや多く時間に苦しんだ受験生も多いと思われる。しばしば普段見慣れない問題や受験生にとってとっつきにくい問題が出題されることがあるので要注意。

【対 策】

全体のマーク数が例年30程度で2科目100分の時間に対してかなり多くのマークをしなければならない。また、計算問題も複数題出題され、厄介な計算をしなければならない問題もしばしば出題される。合格点をキープするにはやはり問題を解答するためのスピードが要求される(もちろん正確性も)。基礎事項の定着は早めに済ませ、入試用の問題集を多くこなし、題意を理解するスピードや、計算問題で間違いのない方程式をたて、それを計算するスピードを養っておく必要がある。とはいってもほとんどの問題が入試の定番問題。じっくりと問題を読み、考えて・・・という受験生はスピードを重視しつつ、受験に必要な知識を多く収集する必要がある

化学 ― 埼玉医科大学

化学 ― 埼玉医科大学

マーク形式、問題数は多い・・・時間がかかる

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

’14では前期・後期日程とも大問4題の出題。前期日程では[1]で熱化学や電気分解などの小問集合問題。[2]では反応速度に関する問題。[3]では無機化学と酸化還元滴定の問題。[4]は合成高分子化合物の問題でやや難しい。また、後期日程では[1]で同位体の計算問題や滴定曲線に関する問題。[2]は蒸気圧を含む気体の問題。[3]は無機化学でソルベー法に関する問題。[4]はアミノ酸の代謝に関する問題でやや難しい。例年、それほど難問は見当たらないが、’14では前後期とも[4]の有機化学の問題がやや難しく得点を取りにくかったかもしれない。また、問題数が非常に多いことが気にかかる。マーク数が50問弱あるため時間的には要注意。

【対 策】

教科書を中心とした学習のみでは合格点にはやや厳しい。教科書で基礎事項を確認したら、入試用の問題集で受験の定番問題や頻出問題を確実に得点できるように学習すると同時に、化学用語や物質の性質など知識的な部分も漏れがないようにきっちりと演習して仕上げをしたい。’14では[4]で生命と生活に関する問題が出題されるなど、生命と生活に関する分野からの出題が多い印象を受ける。’07と’09では医薬品の用途や構造に関する問題も出題されているのでこれらの分野に関しては注意してしっかりとまとめておきたい。また、例年、計算問題も出題されているがやや量が多くなっており、無駄のない計算で解答する練習もしておきたい。

化学 ― 杏林大学

化学 ― 杏林大学

全問マーク式。基本から標準レベルの問題中心。高得点が可能

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

’13以降では大問3題の出題で、さらに、全問マーク式の問題形式。年々問題の内容が質も量もともに易化しているようだ。そのため合格にはかなりの高得点が必要であろうと思われる。’14では[1]でアルカリ型の燃料電池の問題と電気分解に関する問題。[2]では芳香族化合物の構造の推定と単糖類の性質に関する問題。[3]では金属イオンの定性分析に関する問題が出題された。いずれも受験の定番問題であり解答に苦しむことは考えられない。以前は問題内容がとらえにくかったり、やや難しい理論化学の計算問題も出題されていたが最近では全く見られない。ここ数年間で問題の内容が大幅に易化しており、今後も急激に難化したりすることはあまり考えられない。

【対 策】

以前の杏林大学の問題ではやや難しい出題も見られたが、最近では解答に窮するような問題はほとんど見られず、’12以降では問題内容もかなり易化している。受験の定番問題や頻出問題をしっかりと学習できていれば解答に苦しんだりすることはないと思われる。しかし、知識があやふやだったりすれば基本的な問題であればこそミスや誤答が現れがち。教科書の範囲の内容を脚注や発展学習も含めて確実に仕上げ、受験用の問題集や予備校のテキストなどを用いて定番問題の解答方法や考え方をしっかりと覚えておく学習が必要。また、やや計算問題の量が多いこともあるので、解答に時間をかけずに立式する学習や計算方法などを見つけておく必要がある。

化学― 慶應義塾大学

化学 ― 慶應義塾大学

近年は易化の傾向。高得点が求められる

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

例年大問3題からの出題で生物化学の内容を題材にした設問も多いが近年ではやや易化の傾向がみられる。’14では[1]で生成熱の計算、グルタミン酸の構造、無機化合物の性質、鉛蓄電池とリチウム電池、芳香族化合物の異性体の数を答える問題。[2]はデンプンの水溶液を題材にした問題で加水分解やコロイドの性質などが出題された。[3]では芳香族化合物の反応と性質に関する問題で、窒素元素を含む芳香族化合物が出題された。’13ではやや問題が難化しているような印象を受けたが、’12以降では総合的に易化の傾向を感じる。正直、’14の問題はかなり易化している。受験生のレベルを考えるとかなりの高得点を取らないと合格は厳しいと思われる。

【対 策】

例年、基本的に大問3題の出題が続いている。近年では易化の傾向がみられるが、やはり、問題の内容を整理し、正確に読み取り、スムーズに計算できる力が必要な問題である。また、生物化学の問題を題材にした問題構成になることも多い。標準的な問題や定番の問題での取りこぼしは絶対に避けなければならない。また、例年では、原子量などの数値がかなり細かい値で与えられているため、有効数字の計算を間違えずに行うことも必要であろう。対策としては難関の国公立大学の問題なども含め、難易度がやや高い過去の問題も十分に検証しておく必要がある。いずれにしても合格点に到達するにはかなり精度が高い学習が必要になる。

化学 ― 順天堂大学

化学 ― 順天堂大学

計算が必要な問題が多い。問題量はやや多い

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

’02より大問2題の出題が続いており、[1]はマーク式の小問から中問の集合問題。[2]では記述形式の問題で解答がやや難しい。’14では[1]で化学結合、溶解度、混合気体、平衡定数、溶解度積と硫化水素の電離定数、元素分析の実験、芳香族化合物の性質に関する問題。[2]では電池に関する実験計画を立てる問題及び物質の分離精製を考える無機化学の知識が必要な問題が出題された。’14でも[2]の問題のレベルが高くかなり考察力が必要であった。理科2科目で120分の時間ではやや問題量が多いように感じる。計算問題の問題数がやや多く感じられ、また計算式を立てるのに厄介に感じる問題もある。標準問題のマスターと同時に問題を解く速度が必要になる。

【対 策】

[1]の設問に関しては例年さほど難しさを感じない・・・というより難しくない。しかし、グラフを選ぶ問題や、文字式を用いた問題が例年多く出題され、慣れていない受験生にとっては計算式を作るのが難しく感じたりして厳しい勝負になってしまうだろう。また、問題量も多いので問題を時間をかけずに解答する練習もしておきたい。[2]の設問は記述問題になり、例年かなりハイレベルの問題が出題されており、化学の基礎学力がしっかりと身についていないと正答はかなり苦しい。受験の定番問題は何回も繰り返し問題の解き方をしっかり自分のものにする学習が不可欠であると同時に正しい知識を身につけることは必須。

化学 ― 昭和大学

化学 ― 昭和大学

定番問題と標準問題からの出題。生命科学からの出題に注意。

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問5~7題程度の出題が例年続いているが、’14ではⅠ期、Ⅱ期ともに5題の出題であった。大問の数はやや多いように感じるが計算問題も複雑ではなく、論述問題も短い論述なので量の問題はそれほどない。しかし、例年Ⅰ期、Ⅱ期とも空所の数がやや多く、生命科学に関する知識が必要な問題も多く出題されている。’14ではアミノ酸の構造や性質に関してⅠ期、Ⅱ期ともかなり深い内容が出題された。近年では’10では植物の必須微量元素に関する問題や、サポニンの洗浄作用なども出題されたり、Ⅱ期では電子軌道の話題が出題され戸惑った受験生も多かったと思われる。また、’11では炭酸水素ナトリウム水溶液のpHを求める計算問題が出題され難しかった。

【対 策】

’14では空所補充問題の割合が減少し、Ⅱ期では[2]のみであったが、例年空所補充の問題が多く出題されかなりの割合を占める。また、生命科学に関する問題がかなり深い内容で出題されることも多いので、可能な限りそうした話題や問題には触れておくようにしておきたい。さもないとかなり戸惑うことになる。全般的には難しい空所補充の問題はほとんどないので、受験で空所補充の対象になりやすい用語をしっかり整理してまとめておけばある程度の対処は出来ると思われる。また受験の定番問題をきっちり仕上げる努力をしておきたい。特に物理選択者は生命科学に関する問題に弱いのでしっかりと対策をしておく必要がある。

化学 ― 帝京大学

化学 ― 帝京大学

基礎力の充実と標準問題の定着

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問5題中1題が必須、4題中3題を選択し解答する方式。試験日程による難易度の差はほとんどなく標準的な問題が中心。’09以降では問題量や知識量ともやや難化の傾向を感じる。’14では血清中の塩化物イオンの沈澱滴定が出題されたり、過去にはプロタミンやグルテリンの構成アミノ酸に関する設問や、血管拡張作用をもつ窒素化合物などやや深い知識が必要な問題もある。また、例年多く出題される正文誤文の選択問題ではあやふやな知識では正答にはなかなかたどり着けない。しかし、多くは基本的な問題内容から標準的な問題内容で構成されている。標準レベルの入試問題を確実に身につけている受験生は合格点にたどり着くことができる問題内容。

【対 策】

とにかく多くの問題が入試の定番問題と基本的な知識を問う問題であり、本格的に受験勉強をしている受験生にすれば必ず1度以上目にしたことがある問題ばかりである。できない問題やひとつの問題に時間がかかってしまうことは厳禁!基礎事項を一度しっかりと確認することができたら、入試用の標準的な問題集を中心に繰り返し問題演習を行っておきたい。計算量はそれほど多くないので計算に時間を費やしてしまうこともあまり考えられない。また穴埋め問題や小問でやや細かい知識も問われることがあるので、空所補充の問題になりやすいような用語の確認も怠りなくしたい。一度やった問題は確実に自分の力にすることが目標。

化学 ― 東京医科大学

化学 ― 東京医科大学

標準問題、高得点が必要。[1]の正文誤文の判定問題が厄介

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

近年では大問5題の出題になっている。問題構成は毎年[1]で正文誤文の判定問題。’14では[2]でアンモニアの電離定数に関する問題が5問。[3]で無機化学。金属イオンの性質を中心にした問題、結晶格子に関する設問も出題された。[4]で電気分解の問題で銅の電解精錬が中心の問題。[5]で有機化学。不飽和鎖状のアルコールの構造決定の問題が出題されている。[1]では例年誤文選択問題が出題される。しかし、必ず誤文があるわけではなく、⑥の選択肢には「①~⑤に誤りはない」という選択肢があるのが厄介なところだ。例年標準的な問題が出題される。ケアレスミスなどで得点を失うことをなくし本番では高得点を狙いたい。

【対 策】

意外と点数を落としかねない問題が[1]の誤文選択問題であろう。各設問に必ず誤文があるわけではなく誤文がない設問も含まれている。そのため一つ一つの項目に関してかなり精度の高い知識がないと迷ってしまったりしてかなり時間を使ってしまうことがある。一つ一つの知識を確実にしておくことが必要である。[2]~[5]では、標準問題~基本問題の組み合わせであるため、しっかりと化学の標準問題や受験の定番問題の演習をしていれば、それほど手間を取らずに解答にたどり着き、正答できると思われる。予備校のテキストや受験用の問題集などを使って確実な知識力と満遍ない学習をすると同時に定番問題の解法は確実に身につけることが必要。

化学 ― 東京慈恵会医科大学

化学 ― 東京慈恵会医科大学

質・量ともにかなりハイレベルの問題の演習量が必要

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

例年大問4題からの出題となっており、質・量ともかなりのハイレベルの問題となっている。’14では[1]で合成高分子化合物と有機化合物の反応に関する問題。[2]では有機化合物の反応のメカニズムを考える問題と分留装置に関する問題。[3]ではケイ素とケイ素を含む化合物に関する問題。[4]では硫黄を題材にした問題でゴムの加硫に関する問題と硫化物に関する溶解度積の問題が出題されている。全体的に難度は高い。いずれも問題の解説文をしっかりと読んでいく必要がある問題で難しい。また、近年では目新しい題材を用いた問題が目に付く。精度が高い知識の習得など、ハイレベルな学習が合格するためには必須!

【対 策】

化学の学習は教科書で一通り終えたから・・・、多くの問題を演習してきたから・・・という学習では合格点にはとても及ばない。また、時間内に解答することも厳しいかもしれない。受験勉強の早いうちに定番問題の習得ができるように心がけると同時にある程度の基礎的な知識の習得ができたら、かなり高いレベルの問題演習をする必要があるように思われる。国公立大学の過去問など問題文が長い問題などがよい練習の題材になるだろう。また、計算量がかなり多く複雑になることも多いため、代表的な問題については問題の解法をしっかり記憶しておくこと・・・問題を見た瞬間に解法が思い浮かぶくらいの学習量が必要になる。

化学 ― 東京女子医科大学

化学 ― 東京女子医科大学

化学の全範囲からもれなく出題。[1]の小問集合が難しい?

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

例年大問5題の出題が続いているが、’09以降では、[1]で小問集合問題と[2]の大問はマーク式の問題になった。’14では[1]で12問。理論、有機、無機の全範囲からもれなく出題されている。やや解答に厄介な問題があったり、ともすると時間がかかりすぎたりしそうな問題の集合である。[2]以降は定番問題の集合問題であるが問題量がやや多く感じる。固体の溶解度、中和滴定、冷却曲線、芳香族化合物の合成、タンパク質とアミノ酸、油脂に関する問題が出題されている。しっかりと入試用の学習ができていれば高得点が可能な問題内容である。また、実験や試薬の取り扱い方などの問題が出題されることもある。7割程度でボーダーライン、8割以上で安全圏か?

【対 策】

[1]の小問集合の問題がやや解答しにくい。化学の全範囲から万遍なく出題されているため学習漏れは厳禁。また、問題数もやや多いように感じるので問題を速やかに解けるように練習をしておく必要もあると思われる。入試の標準的な問題集を使って頻出問題や定番問題を確実に正答することができるようにしておきたい。また、’14では芳香族化合物の合成の実験問題が出題されたり、過去には水蒸気蒸留に関する実験問題が出題されたり、実験問題からの出題も多いため、そうした分野にも注意を払っておきたい。教科書の全範囲をもれなくしっかりと整理し、受験用の問題集を一通り確実に仕上げる学習をしておきたい。

化学 ― 東邦大学

化学 ― 東邦大学

全問選択式の問題。’14では問題数が減少

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

例年大問3題からの出題であるが、’14では問題の構成がやや変わった。[1]で化学の全範囲からの計30問の小問集合問題から22問に問題数が減少している。この小問集合は意外と時間がかかり厄介だったが’14ではやや緩和されている。ただ生命科学に関する問題など深い知識が必要とされる設問も例年出題されるため要注意であるし、計算問題も少なからず含まれている。’14は[2]では反応速度、中和滴定および酸化還元滴定の問題が計13問。[3]ではタンパク質と糖類に関する問題が10問出題された。’14では計45問の出題となり問題数はやや軽減されている。[1]の小問での取りこぼしをなるべく少なくすることを心がけると同時にスピーディに解答しなければならない。

【対 策】

近年、やや難易度が高くなっているように感じたが、’14では問題数の減少などもあってやや易化しているように感じる。すべての設問で例年のような高度な知識が必要となる問題はほとんどなくなり標準的な受験の知識を持っていれば解答に窮することはないような問題内容になっている。しかし、今後もこうした傾向が継続するとは限らないのでやはり例年と同様に生命や生活に関する分野などには精度の高い知識力を養っておく必要があると思われる。教科書レベルの基礎項目をしっかりと記憶すると同時に、生物化学や生命科学に関する内容にも化学の図説を利用するなどしてアンテナをはり知識を仕入れておきたい。

化学 ― 日本大学

化学 ― 日本大学

全問マーク形式。標準的な問題。高得点を狙える

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

計算問題の量も含めて、やや問題量が多い感じもするが合格の難易度に比べて問題の難易度はそれほど高くない。しっかりと受験用の学習をしていればかなりの高得点が可能な問題構成である。全問マーク形式の出題。’14では[1]で化学の全般に関する小問集合問題。[2]では中和滴定と熱化学の計算問題。[3]では無機化合物の推定の問題。[4]で有機化学。芳香族エステルの構造決定の問題が出題された。[5]で油脂の構造。[6]で金属結晶格子の問題が出題されている。また、例年、DNAやATP、さらに肥料に関する問題など生命に関する問題も多く出題されている。’14ではやや問題数も多くなり、難易度も高くなっているように感じる。

【対 策】

例年、入試の標準問題や定番問題の組み合わせで問題が構成されており、特別に新傾向の問題や難問・奇問などは全く見当たらない。’12や’14などで若干難化の傾向は見られているが、出題の難易度的には大きく変化はしないと思われる。入試用の問題集や予備校のテキストなどで定番・標準問題をじっくりと演習し、解法のポイントや計算式の作り方などを確実に身につけていくと良いだろう。近年では全問マーク形式の出題になっており、比較的解答しやすい問題になっている。本番ではすべての問題を解答することは可能であると思われるので焦らずにミスをしない・・・冷静に解答を作ることを考えて欲しい。高得点を狙って合格を確実にしたい。

化学 ― 日本医科大学

化学 ― 日本医科大学

問題の難易度はやや高い。精度の高い知識も必要

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

例年、大問4~5題程度の出題であり、’14では4題からの出題であった。問題量がやや多く、問題レベルも高い。近年では生命科学や天然物化学に関する問題が頻繁に出題されている。’14では[1]で炭酸ナトリウムを題材にした問題。ソルベー法や電離定数に関する問題が出題された。[2]では電気分解を題材にした問題で気体の圧力の問題も出題された。[3]では有機化合物の分類に関する問題でアルコールの性質に関する問題も出題された。[4]ではビタミンC(アスコルビン酸)を題材にした問題で酸化還元反応の問題が中心に出題された。例年、やや煩雑な計算問題が見られたり、また、天然物化学に関する問題では伝統的にやや深い知識が問われることが多い。

【対 策】

例年、大学入試の定番問題や頻出問題を中心とした出題が続いている。問題レベルがやや高いとは言え、受験用の問題集を中心にしてしっかりと演習をしていれば充分に対応できる問題内容である。近年の出題では天然物化学に関する問題も多く感じる。また、文字数制限の論述問題に対して要点をついた論述力も身につけておきたい。受験生のレベルを考え合わせるとケアレスミスなどは致命的であろう。計算問題も例年少なからず出題されているので、確実にミスなく方程式をたてミスなく計算を行う力が必要であるし、得点をロスしないためには精度の高い知識が多方面に対して必要である。基本的な知識の習得(暗記)と計算力が必要。

化学 ― 北里大学

化学 ― 北里大学

計算問題も含まれるが標準的な問題

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

例年大問4~5題程度の出題が続いており、合計30問程度のマーク形式の問題が化学の全範囲から出題される。’10からの試験時間の短縮の影響と思われるが、若干問題数が減少し、’13では25問、’14では24問の出題になっている。それにしたがい計算問題の数は近年減少し、文字式を使った計算問題がやや多く出題されるようになっている感じだ。が、受験生にとってはやはり時間との戦いをすることにになったであろう。小問1問1問はそれほど難しい問題ではないが、なにぶん問題量が多い。化学の全範囲にわたった出題が小問形式や中問形式で多く出題されるので、それらを時間をかけずに問題を解答するコツを身につけておきたい。

【対 策】

例年、設問のひとつひとつは平易な問題であるが問題数がやや多く、計算問題の占める割合も例年やや多く、’14では24問中5問が計算問題だった(近年では文字式を使った計算問題も出題されている)。本番の試験では時間の使い方も大きく合否に関わってくるように思われる。計算問題では時間をかけずに方程式を立てることができる、そして、要領よく計算することができること、また、知識問題でも時間をかけて思い出すのではなく瞬間的に解答ができるような演習が必要であろう。また、精度の高い知識が合格への近道であることは違いない。化学の全範囲からもれなく出題されるので苦手分野を残しておくことは許されない。

化学 ― 聖マリアンナ医科大学

化学 ― 聖マリアンナ医科大学

論述問題が激減。生命科学に関する出題が多い

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

’14では大問5題からの出題であり、例年、生命の科学の分野からの出題や実験に関する出題、または生活・環境科学に関する出題も多く見られる。2~4行程度の論述問題が例年多く出題されたが、’14では激減し2問のみの出題だった。計算問題の数が増加した。’14での出題分野は[1]で化学結合や酸と塩基などの小問。[2]でキサントプロテイン反応について。[3]では水の状態図に関する問題。[4]でα-アミノ酸とDNAに関する問題。[5]ではATPに関する問題が出題されている。論述問題の題材になる用語や現象などは例年と変わらないが、それぞれの問題に計算問題が出題されていることが’12以降の出題傾向になる。

【対 策】

pHとは何か1行で説明しなさい。・・・みたいな記述しにくい設問もあるが、多くの論述問題が化学反応や化学の現象を正しく理解できているかを問う問題になっている。例年、本大学では論述問題の問題数が非常に多いため、計算問題は少なかったが、’12以降では論述が徐々に減少し計算問題が比較的多く出題されている。しかし、数問は出題される論述の対策としては対象になりそうな現象や化学反応、あるいは語句説明文に使われそうな科学用語についてはしっかりと記述する練習をすること。化学的に正確な解釈を覚えておきたい。また、論述問題は過去問と同じ題材が使われることが多いので、過去に出題されている論述の用語などはしっかりと練習しておくとよい。

化学 ― 東海大学

化学 ― 東海大学

問題量がやや多め!! しかし基本~標準的な問題のみ

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

第1日目、第2日目とも例年大問5~7題の出題で、やや易から標準レベルの問題のみではあるが問題量はやや多め。第1日目では[1]と[2]で熱化学に関する問題。[3]で中和反応と加水分解定数に関する問題。[4]で電気分解の問題。[5]と[6]で有機化合物の構造決定の問題と異性体の問題。第2日目では[1]で過酸化水素の酸化還元滴定の問題。[2]でリン酸の電離定数に関する問題。[3]でアンモニアの化学平衡に関する問題。[4]でエタノールの脱水反応に関する実験の問題。[5]で油脂。[6]で有機化学の構造決定に関する問題が出題されている。複雑な計算問題はないが計算問題の数が多く出題されている。

【対 策】

例年、問題数がやや多めで計算問題も数問含まれている。しかし、計算問題も複雑なものではなく、その他の問題もほとんどが受験の定番問題や標準的な問題で構成されているため、そうした問題を十分に演習していればそれほど難しくなく、高得点も十分に狙える。また、問題数が多いためある程度の時間が解答にかかってしまうのは仕方がないが、要領よく問題を読み解答したり、選択形式の問題も多いので計算問題も答えの目安をつけてうまく計算をしていくことで、時間を節約する演習を十分にしておきたい。受験に対応した入試用の問題集で問題の解き方を十分に覚えること。また、基本的な知識や用語は確実に習得して受験に臨んでいきたい。

化学 ― 金沢医科大学

化学 ― 金沢医科大学

基本問題から標準問題、高得点を狙え!!!

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

全問マーク式の出題になり、マーク数が30問程度の小問から中問の集合問題の出題になっている。’14では化学の基本的な知識を問う問題、電気分解や気体の計算などが出題され、例年に比べてやや有機化学の問題が増加しているような感じがする。また、’14では試薬の取り扱いに関する問題も出題されている。理論化学・無機化学・有機化学からと、ほとんどの分野から満遍なく出題されている。また、過去には実験の報告書の書き方を題材にした小問が出題されている。計算問題でも計算式が立てにくい問題が出題されることもしばしばあるが、総合的にはほとんどが基本から標準問題で構成されている。合格にはかなりの高得点が必要であると思われる。

【対 策】

知識的な問題も計算問題もすべて基本から標準的な問題のみで構成されているので、まずは教科書の内容をしっかり整理し、重要項目を覚えていくことが必要。難問を演習するよりも入試の標準レベルの問題集などを使って、基本的な問題や標準的な問題を繰り返し演習し基礎項目の定着を狙いたい。また、問題の内容を考えると合格にはかなりの高得点が必要であろうから、不注意から誘発されるミスを避けるような努力もしておきたい。近年、計算問題の数が増えてきているため、問題を正しく読み設問を勘違いすることなく解答することや、計算のミスがなるべく起こらないように試験に臨むなどの基本的な試験に取り組む姿勢もきっちりとしておきたい。

化学 ― 愛知医科大学

化学 ― 愛知医科大学

受験の定番問題が中心の出題。大問4題

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

例年大問4題からの出題が続いており、無機化学に関係する問題が多く出題されている傾向にある。(’14では[2]で遷移元素の性質に関する問題が出題)。また、近年ではアミノ酸やペプチドの構造やアミノ酸の水溶液の電離平衡、糖類など天然物化学に関する出題が続いている。(’14では{4]でタンパク質やATP、アミロペクチンの分枝数を決める問題など)。定番問題中心の出題ではあるが問題量が多いため時間がかかる。また、計算問題も少なからず出題されている。穴埋め問題の数もかなり多いので化学の知識を確実に身につけ定番の問題をしっかり学習する必要がある。しっかりと受験用の学習をしている受験生とそうでない受験生で確実に差がでる出題内容である。

【対 策】

例年、ほとんどの問題がやや高度な受験の定番問題で構成されている。受験用の問題集や予備校のテキストなどで入試の頻出問題を繰り返し学習する必要がある。また、時間的にもかなり厳しい分量の問題が出題されているのでかなりのスピードが要求される。そのため頻出問題などでは問題内容やその解法を確実に身につけなければならないだろうし、多くの空所補充問題も出題されているためその対象になりやすい化学用語などはしっかりと記憶しておく必要がある。いずれにしてもしっかりと受験用の対策をしていないとやや手ごわい問題であり、精度の高い準備が必要。無機化学、天然物化学からの出題など出題内容に偏りが見られることもこの大学の特徴である。

化学 ― 藤田保健衛生大学

化学 ― 藤田保健衛生大学

標準問題が中心・・・やや問題量が多いか?

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

’13より後期試験が新設され出題内容が注目されたが、前後期とも例年通りの難易度であり、標準的な問題や定番問題の組み合わせで問題が構成されている。また、生命や生活に関する問題も多く出題されている。’14の前期では[1]で錯イオン。[2]で反応速度。[3]で酸化還元と中和の融合問題。[4]で電気分解。[5]で芳香族エステルの構造決定。[6]で糖に関する問題。後期では[1]で無機化学を中心にした小問。[2]で電気分解。[3]でコロイドの実験。[4]で熱化学と化学平衡。[5]でタンパク質。[6]でエステルの構造が出題されている。前後期とも難易度の差はほとんどなく標準的な出題内容であった。高得点を獲得した受験生も多いと感じる。

【対 策】

標準問題が中心で大部分が入試の定番問題で構成されているため、基本的な知識項目の整理と問題演習の積み重ねで多くの問題は充分対応できると思われる。また、実験を題材にした問題やグラフを考える問題も多く出題されているため、実験上の注意点や実験器具の使い方など、基本的な部分はしっかりと覚えておく必要がある。また、今後は生活の中で使われている主な化合物や生命に関する物質なども多く出題されている。問題数がやや多くなったり、難易度に若干年度差があることなどが受験生にとってはやや気になるところではあるが、入試用の問題集や予備校のテキストなどを使って定番問題や標準問題をよく学習し、要領よく問題を解く演習が必要になる。

化学 ― 大阪医科大学

化学 ― 大阪医科大学

本格的な受験の定番問題4題。やや難しい

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

例年大問4題の出題が続いており、全てが記述形式の問題である。’14でも前後期とも大問4題。前期試験では[1]で溶解度積の問題。[2]で電気分解の問題。[3]では無機化学の問題で、ナトリウムを含む化合物が題材にされた。[4]では窒素を含む芳香族化合物に関する合成実験の問題。後期試験では[1]で反応速度。[2]で気体の問題(炭酸の電離定数も含む)。[3]はCODに関する問題。[4]では有機化合物の元素分析から構造の推定に関する問題が出題された。いずれも受験の定番の問題であり、かつ本格的な受験問題であるので難しいと感じる受験生も多くいると思われる。定番問題の解法や考え方をしっかりと身につけている受験生なら高得点も考えられる。

【対 策】

例年、論述問題が数問出題され、問題内容も実験や化学の多くの現象に関する考察が必要な問題も出題されている。問題の量のバランスがちょうどよく、全体の問題量も時間に対して適切。教科書レベルの学習から本格的な受験用の学習は必須。基礎的内容を確実に記憶していく学習は当然だが、それ以上のレベルの学習が必要になる。論述の問題が出題された場合にはキーワードやキーセンテンスを正しく記述する練習が必要だし、計算問題では時間をかけずに方程式をたて計算する練習が必要になる。受験の定番問題を受験用の問題集や予備校のテキストなどでどれだけ学習できているかが勝負。定番問題は確実に解答できる力が必要。

化学 ― 関西医科大学

化学 ― 関西医科大学

高得点が狙える問題。生命や生活に関する題材が多い

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

例年大問4題からの出題である。’14の前期では[1]で芳香族化合物の分離などの問題。[2]で電気分解。[3]では熱化学の問題。[4]ではヘモグロビンを題材にした問題が出題された。また、後期では[1]で無機化学の問題。[2]でpHの計算。[3]でエステルの構造決定。[4]で糖の加水分解に関する問題が出題されている。 出題の難易度は基本的な問題から標準的な問題の出題がほとんどだが、生命科学や環境化学に関する問題が多く出題される。過去にはメタボリックを題材にした問題や医薬品を題材にした問題などが出題されている。しかし受験化学をしっかりと学習していればそれほど難問ではない。

【対 策】

例年、生命科学からの問題が多く出題されている。有機化学の問題のマスターは当然のこと・・・天然物化学の内容に関してはかなり精度が高い学習が必要になると思われる。また生命や生活と関連している問題が多く出題されている。また、計算問題も比較的多く出題されているので受験用の標準的な問題集の学習を繰り返し行うことと同時に、有機化学の分野では参考書などを中心にかなり深い知識の学習までが必要になるであろう。未習の分野を残してしまうと致命的になりかねないので満遍なくじっくりと学習を積み重ねる必要がある。また、その他の問題は比較的標準的な問題が多いので定番の問題はしっかりと仕上げておく必要がある。

化学 ― 近畿大学

化学 ― 近畿大学

前期日程は標準的な問題、後期日程は全問マーク形式

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

前期日程では例年大問3題の出題が続いている。また、後期日程では全問マーク形式の問題で、例年40数問のマークが必要。前期日程でも後期日程でも問題内容は標準的で特に難問は見当たらない。出題内容にも特に大きな特徴は見出せないが、計算問題や、前期試験では論述問題も数問出題されている。問題の量は時間に対して適切であるので、時間的に厳しくなることは考えないでよい。問題の難易度がそれほど高くないこともあるので、不注意なミスや苦手な分野や学習量の足りない部分を置き去りにしてしまうと命取りになりかねない。各分野で平均以上の得点力が必要。合格に至るには高得点が必須である。

【対 策】

前期日程でも後期日程でも基本から標準的な問題がここ数年来出題され続けている・・・この傾向は今後もほぼ変化しないと思われる。近年では難問というよりも受験生が解くことを嫌がる内容の問題が出題されてきているように感じたが、近年ではほとんど見られなかった。また、後期日程のマーク式の問題では本文中の空欄の数がやや多く、空所を埋めるのにやや戸惑う可能性もある。前期試験では定番問題のしっかりとした学習が必要。さらに化学の基本的な用語や現象などを表現する語句等をしっかり整理し覚えておく学習もしておきたい。不得意分野を徹底的に克服し、また、合格にはある程度の高得点が必要と思われる。全範囲を一定レベル以上でもれなく学習したい。

化学 ― 兵庫医科大学

化学 ― 兵庫医科大学

近年かなり難化傾向にある。やや深い知識も必要か

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

’14の問題は大問3題の出題で記述形式の本格的な受験問題。[1]では、今までは選択式小問10問が出題されていたが、’11からは大問での出題。’14では無機化合物に関する問題でかなり深い知識を基に考察が必要となる問題。精度が高い知識を持っていないと歯が立たない。[2]は電気分解に関する問題で実験結果をグラフに表わす設問もあった。[3]は油脂の構造に関する問題で過マンガン酸分解によりオレイン酸の二重結合の位置を確定する問題も出題されている。問題量は時間に対して問題の量も適切であると感じる。近年では明らかな難化の傾向が見られる。また、無機化学の分野からの出題が比較的多いようにも感じる。生命科学に関する問題も多い。

【対 策】

’14では出題されていないが、例年、有機化学や無機化学の総合的内容からの穴埋め問題が多く出題されている。化学の各分野について基本的な知識はしっかりと整理し確実に記憶する学習が必要になる。’14では無機化学のかなり深い知識がないと解答できないであろう問題も出題されている。穴埋め問題に用いられる用語や現象なども含め、化学の知識はきっちり整理してまとめておく必要がある。また、近年かなり問題のレベルが難化しており今後もそうした傾向は続くと思われる。かなり精度が高い学習が出来ていないと合格点には到達しない。しっかりとした対策が必要になると感じる。国公立系の過去問を演習することも効果的な勉強法であると思われる。

化学 ― 川崎医科大学

化学 ― 川崎医科大学

全範囲から満遍なく・・・標準的かつ定番の問題

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

例年大問2題の出題形式であるが、いずれも数問程度の小問の集合問題からなり全範囲から満遍なく出題されている。問題内容は全問マーク式の問題。例年、難問や奇問はほとんどなくミスを誘発するような問題も見当たらない。やや計算問題が多いような感じがするが複雑な問題はほとんどない。また過去には実験の操作の問題が出題されたり、化学の基本法則や化学史に関する問題が出題されたり・・・意外と学習がおろそかになりかねない分野からの出題がなされることもある。また、やや全体のマーク数が多いような感じもするが・・・化学の全範囲をきっちりと受験勉強をしている受験生には難しくない。合格には高得点が必要になる問題内容である。

【対 策】

例年幅広い分野からの基本かつ標準的なな問題が出題され続けている。教科書と教科書準拠の問題集の演習で充分な対応ができる問題内容である。基本的な計算問題などを数多くこなし、間違えることなく方程式を立てることができ、そしてミスなく計算することができる・・・といった演習が必要かもしれない。また、化学Ⅱの分野からの出題も比較的多いような感じがする。化学Ⅱの計算問題や高分子化合物の範囲など学習が遅れている受験生は大いに注意をしておきたい。また、実験の器具や操作の注意点、または化学の基本法則などの学習も怠りなく行っておきたい。基本的な問題の集合問題であるため合格にはかなりの高得点が必要であると思われる。

化学 ― 久留米大学

化学 ― 久留米大学

標準問題からの出題!定番問題を中心に

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

例年、大問4題の出題であったが、’13以降では大問3題の出題になった。いずれもほとんどが標準的な問題内容の出題であるが、若干難易度に年度ごとの差がある。’12以降では難易度がやや上がっている感じがする。記述形式の問題であるが論述問題は多くない。’14では[1]では過酸化水素の分解反応の反応速度に関する問題。[2]では鉄を題材にしたコロイド溶液や腐食に関する問題が出題された。[3]ではカーバイド法からアセチレンの反応を題材にした問題でノーベル化学賞を受賞した白川秀樹氏の名前も問われている。いずれも受験対策をしっかりとしていれば難しくはないが、中途半端な学習では合格点には届かないと思われる。

【対 策】

大問全てが受験の代表的な、かつ定番の問題内容からの出題であるので、受験用の問題集や予備校のテキストなどでそうした問題の解き方などをしっかりと自分のものにしておく必要があるだろう。教科書などの学習を一通り終えたら、繰り返し入試用の問題集を使って入試問題の学習を行うとよいだろう。また、近年では生活や生命の科学に関する問題も多く出題されており、今後もそうした傾向が続くとすれば、生活・生命に関する内容もしっかりと学習する必要がある。受験用の学習をしっかりと終えているかどうかで受験生の間で大きく得点差ができることが予測される問題内容である。また、年度によって難易度にやや差があることにも注意をしておきたい。

化学 ― 産業医科大学

化学 ― 産業医科大学

標準問題の組み合わせ。定番問題をしっかりと

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

例年大問3~4題の出題であり、’14では3題になっている。ほとんどが標準問題で構成されており難しい問題はほとんどない。計算問題も化学量の計算を中心に多くの分野から満遍なく出題されている。’14では[1]で直列回路の電気分解に関する問題で計算問題も複数含まれている。[2]では計算問題の小問が3問。化学量の計算、気体の計算などの問題。[3]ではアミロペクチンの分枝数を求める問題で受験の定番問題が出題された。例年、問題になれていない受験生にとってはいくつか題意がとりにくい設問もあったり、’14では[3]は経験したことがない受験生には難しい。環境化学や生命科学に関する問題も頻繁に出題されている。

【対 策】

例年大問3~5題程度の問題で構成されている。一つ一つの問題はあまり難易度が高くなく受験の定番の問題で各設問が構成されている。しかし、教科書レベルの問題集のみの演習では合格点はおぼつかない。教科書の基本知識を基にどれだけ入試の問題に触れているか・・・という経験値が勝負になるのかもしれない。環境化学・生命科学からの問題が例年多く出題されているのでその辺りも意識して受験の準備をしておきたい。受験に対応した問題集や予備校のテキストなどをしっかりと仕上げることが出来ていれば十分に高得点を狙える。本番では問題文がやや長い設問もあるのでしっかりと問題文を読み題意をとることを心がけたい。

化学 ― 福岡大学

化学 ― 福岡大学

基本問題から標準問題の組み合わせ

表:出題傾向分析 - 化学

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

例年大問3~4題の出題。年度によって難易度にばらつきがあるような感じがするが、全般的に難しくはない。過去には合成高分子化合物の問題でポリカーボネートの構造式をヒントもなく書く問題が出題され難しかった年度もある。生命科学や環境化学からの出題が例年多いように感じる。’14では[1]でハロゲンの性質、平衡移動、異性体の数といった小問3問の問題。[2]で金属イオンの定性分析に関する標準的な問題。[3]で凝固点降下に関する問題。[4]でアニリンの合成に関する実験の問題が出題された。ミスを誘発させるような問題もほとんどない。時間的な余裕もあると感じるので、落ち着いて解答することを心がければ高得点を狙える。

【対 策】

近年は受験の定番問題を中心として問題が構成されている。一つ一つの問題の難易度はそれほど高くないため、教科書レベルの学習をひとまずしっかりと仕上げることがよいと思われる。そして、入試用の問題集でどの程度まで問題演習を繰り返せるか、また定番の問題に対してその解法をどれだけ身につけられるかが勝負であると思われる。また、’07では生命と物質の問題、’08では浮力やあまり学習していないと思われる高分子化合物の構造、’09と’10,’12ではATPやDNAに関する問題などが出題されており、生活や生命といった分野に関しては出題頻度が高いようなので意識して学習しておく必要があると思われる。

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