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生物

生物 ― 岩手医科大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織  
細胞膜の性質と浸透圧    
染色体と体細胞分裂      
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代  
発生と器官形成  
分化・形態形成とバイオテクノロジー    
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則    
核酸とタンパク質合成
オペロン説と変異      
代謝 酵素とATP  
同化・異化    
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓  
免疫・血液型
神経系・筋肉    
ホルモンと調節    
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類      

標準
記・穴
基礎・基本的問題が多いので、平均点は高くなるので注意

【傾 向】  大問3題となっている。1題は小問15問で構成されており、大問は2題となっている。小問は同化・異化の定義、最適温度、酵素反応、赤血球、血液凝固、体液性免疫、アレルギー、光合成細菌、窒素固定、核酸の成分、転写、RNA、ES細胞であった。大問は腎臓の構造と機能に関する問題と酸素解離曲線の問題であった。いずれも教科書の内容に則したもので、基礎・基本的な内容が多く、語句の意味や分類を問う内容が多い。語句の意味を問う問題は、文中の語句の使い方や適性を問うものが多く、大問も語句や内容に関する問題が多くなっている。問題が少なく、かつ易しいので平均点は高くなると思われるので、100点を目指し、ミスの無い解答が望まれる。
【対 策】 例年3分野と少ない。'09からは総合問題が入ったので、分野は広くなったが、苦手な分野を作らないことが第一である。各分野の内容は意外と多く、基本的には語句を答えさせる問題ではあるが、語句の選択や空所補充問題はほとんど出されていない。現象の説明や、実験に関する考察を聞かれることが多く、病気や病気の予防と対処方法も良く出される内容である。出題分野の偏りはないが、細胞分裂と減数分裂・組織培養・免疫と血液・オペロン説に関しては出題が遠ざかっているので注意したい。また計算問題も出されているので注意しよう。いずれにせよ、基本的な内容が多いので、高得点の争いとなるため、ケアレスミスのないようにしよう。

生物 ― 自治医科大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織
細胞膜の性質と浸透圧  
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代
発生と器官形成  
分化・形態形成とバイオテクノロジー
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則
核酸とタンパク質合成
オペロン説と変異      
代謝 酵素とATP  
同化・異化  
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓
免疫・血液型      
神経系・筋肉  
ホルモンと調節  
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類      

やや易
マーク
高得点の争いになるので注意

【傾 向】 小問25問の構成となっている。生態系と進化の項目を除く、ほぼ全範囲からの出題となっている。各問題は、正誤問題が多く、答を単独で答えるものや組合せで答えるものなど様々な解答方法が用意されている。実験問題や計算問題も答の選択なので、問題によっては消去法で答を見出せたり、細かい数値まで計算する必要が無かったりもする。語句に関しては、意味や使い方の正確さを問う内容が多く、実験問題は考察を選択させるものが多い。また、細胞の大きさの比較や、現象の順番、実験の手順に関する問題なども出されやすい。'11は用語を組み合わせて答える問題も見られた。簡単そうに見えても解くことは難しいものもある。注意しよう。
【対 策】 特別に難しい内容が出されることはない。よって、高得点を取らなければ合格はできない。最低でも25問中22問は取らなければ合格はできないレベルだと思う。問題は基礎・基本的な内容がほとんどであるが、正誤問題なので、選択肢の内容が分かりにくい。何気なく読んでしまうとすべてが正解、または間違っているように感じられる。選択肢を読む前に、自分の答えを完成させておく必要がある。逆に消去法によって残す方法も必要である。そのためにも、生物の正確な知識を全範囲において覚えよう。また、同じ言葉が他の分野で使われていないかなど、関連させて覚える練習も必要である。センター試験の過去問などで、問題に慣れておく必要がある。

生物 ― 獨協医科大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織      
細胞膜の性質と浸透圧      
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代      
発生と器官形成  
分化・形態形成とバイオテクノロジー    
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則  
核酸とタンパク質合成
オペロン説と変異      
代謝 酵素とATP      
同化・異化
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓  
免疫・血液型  
神経系・筋肉  
ホルモンと調節  
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類      

やや難
マーク
問題量が多く、実験問題と遺伝は時間がかかる

【傾 向】 大問5題となっている。各項目は内容が多く、時間に十分注意したい。解答はマーク方式であるが、空所補充に関しても全ての空所の語句を答えるのではなく、一部を答える問題が多い。また、細胞や組織の項目と、生態系に関する項目は出題が少なく、発生と分化・遺伝・遺伝子と形質発現・免疫・代謝と恒常性の分野は多く出されている。各分野とも実験を基本としていて、考察問題であったり、結果を求めたりする内容が多い。また、他の分野と連動した遺伝の問題が出されるなど、分野を固定した問題は少ない。いずれの項目も計算問題が出されているが、基礎・基本的な内容が多いので、問題集でしっかり練習しよう。特に遺伝では時間に注意しよう。
【対 策】 出題される分野は、発生と器官形成・遺伝子と形質発現・遺伝・免疫・代謝・恒常性が主で、細胞と組織・生態系からの出題は少ない。多く出される分野も、その分野に限定した問題は少ないので、特定の分野を深く学ぶよりは、不得意分野を作らない方が良い。そのためには、教科書を活用して全範囲をまとめることから始めると良い。各分野の代表的な語句を、空所補充形式で覚えるようにすると実践的である。また、グラフや表も内容を確かめて理解し、計算の練習もしておこう。次に、マーク式は語句の使い方が正確でないと答えを選ぶことができないが、センター試験や他の大学の入試問題を多く解いて、マーク式の解答に慣れるようにしよう。

生物 ― 埼玉医科大学

 
    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織
細胞膜の性質と浸透圧  
染色体と体細胞分裂  
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代      
発生と器官形成
分化・形態形成とバイオテクノロジー  
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則
核酸とタンパク質合成  
オペロン説と変異    
代謝 酵素とATP
同化・異化  
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓  
免疫・血液型  
神経系・筋肉
ホルモンと調節
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用  
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類

標準
マーク
遺伝の問題は時間がかかるので注意すること

【傾 向】 大問4題となっている。ただし、各問題はすべて分野の混ざった複合問題となっているので、内容は生物のほぼすべての分野にわたっているので注意を要する。解答数は69となっている。細胞分裂・細胞周期・受容体・遺伝・オペロン説・コドンとタンパク質合成・条件反射・自律神経の働き・消化酵素・ホルモンの働き・神経と分類・伝導速度の計算・塩基数の計算・遷移・浸透圧・分類など。大問の数は少ないが、分野を深く問う内容が出る事と、その分野に関係する内容が一緒に扱われる事が多い。進化と分類を基本にして生態系を扱う問題と、発生・免疫・組織・腎臓や肝臓・血液関係の標準的な内容や語句の意味や生物の名称などを問うものが多い。
【対 策】 大問の分野が少ないので、苦手な分野を作ってしまうと危険である。遺伝と恒常性と代謝と生態系に関しては、大問で扱われることが多いので、特に注意して覚えるようにしよう。実験問題は文章の読解力と分析力が必要になるので、国公立の二次の試験問題を参考にして練習をするとよい。遺伝は問題集の発展問題を解けるように練習しよう。生態系の問題は内容が広いので、図説を用いて全体を覚えた後に、問題集で語句を覚えているか否かの確認をしよう。いずれにせよ、実験と遺伝を除いては基本問題なので、ケアレスミスによる失点は危険である。生物の用語の意味と使い方はよく覚えておこう。

生物 ― 杏林大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織    
細胞膜の性質と浸透圧      
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代    
発生と器官形成    
分化・形態形成とバイオテクノロジー    
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則  
核酸とタンパク質合成    
オペロン説と変異      
代謝 酵素とATP    
同化・異化
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓    
免疫・血液型  
神経系・筋肉    
ホルモンと調節  
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産    
進化と系統分類  

マーク
実験・計算問題が中心なので、図解を活用しよう

【傾 向】 大問4題となっているが、1題は二部構成になっている。各項目の語句を聞いたり、用語の説明を求める問題は少なく、実験を中心とした問題が多い。実験の内容を説明させたり、結果を考察させる内容が多い。また、一つの項目に限定せずに、他の分野との関連問題が多いのも特徴である。同じ語句を用いる関連分野は必ず連動して問題が出されている。問題そのものは基礎・基本的な内容が多いので、教科書中心の学習で対応できる。しかし、実験中心であることと、論述が多いことから実験に関する問題を練習すること。また、通常はあまり扱わない関連項目を問われることもあるので注意しておこう。特に'11は分子系統樹の計算問題が出たので注意。
【対 策】 各分野ともに、普段は覚えない内容や語句を解答として求めている。そのため、教科書の内容では不足する。図解や参考書の説明文だけでなく、図やグラフ・実験の目的や実験器具・方法・結果なども覚えるようにすると良い。特に図解に載っているいろいろな図の説明や用語はすべて覚えておくことを勧める。また、実験も普段から内容をまとめて考察を書く練習をするとよい。問題集の実験問題を積極的に解いて、考察を先生や講師の方に添削してもらうと良い。教科書に載っている内容と生物用語はすべて覚えるのは当然のことである。分野が少ないので、不得意分野を作らないようにしよう。

生物― 慶應義塾大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織    
細胞膜の性質と浸透圧      
染色体と体細胞分裂      
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代      
発生と器官形成
分化・形態形成とバイオテクノロジー    
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則    
核酸とタンパク質合成      
オペロン説と変異    
代謝 酵素とATP      
同化・異化      
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓    
免疫・血液型      
神経系・筋肉
ホルモンと調節  
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類  

記・穴
実験問題が多く文章量も多いので、時間配分に注意

【傾 向】 大問3題となっている。1題は血糖量調節に関する肝臓とホルモンの関係の実験考察問題、1題は神経とホルモンの関係の実験考察問題、1題は再生と神経系に関する実験考察問題であった。例年実験問題が多く、考察を答えさせる内容が多いが、'11はすべてが実験考察問題であった。しかも2つの分野にまたがる内容の実験で、そのため、文章量が多く初めて見る問題が多いのも特徴である。ただ、文章量が多いので、丁寧に読んで内容を理解すれば解ける問題が多い。また、設問の中に答えのある場合も多い。遺伝も文章通りに解けば問題無く解けるものとなっている。いずれにせよ、実験問題を解くには内容を速く正確に理解する必要がある。
【対 策】 実験問題も文章も読解力がなければ解くことはできない。その時に重要なのは、生物に関する語句の意味が正確に分かっていることである。意味や使い方が分からなければ、問題を解くこともできない。まずは、生物の全ての語句を正確に覚えよう。次に、実験問題の解き方に慣れるように、多くの問題集の実験問題を解いておこう。実験問題は数多く解くほど解き方が分かり、解きやすくなる。また、器官に関しては専門書を読んで、知識を深めておくと良い。文章の読解力があればそれほどの知識は必要ではないが、専門に近い知識があればより解きやすくなる。できるだけ多くの書籍を読んでおこう。

生物 ― 順天堂大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織      
細胞膜の性質と浸透圧      
染色体と体細胞分裂      
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代    
発生と器官形成    
分化・形態形成とバイオテクノロジー    
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則  
核酸とタンパク質合成  
オペロン説と変異      
代謝 酵素とATP      
同化・異化  
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓    
免疫・血液型      
神経系・筋肉  
ホルモンと調節  
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環    
自然環境・物質生産      
進化と系統分類      

やや難
記・マ
基礎・基本的な内容が多いが、問題量が多いので時間に注意

【傾 向】 大問2題となっているが、実質は4題となっている。1題は被子植物の生殖細胞の形成と受精の問題で、遺伝も入っている。1題はPCR法に関する問題、1題は植物群落に関する問題で暖かさ指数を使った問題となっている。1題は脳と神経に関する問題である。ほとんどの問題が空所補充と正誤問題であるが、実験の考察や内容からの理解を選ぶ問題も多い。また、遺伝は難しい訳ではないが、時間のかかる問題である。全体としては基本的な内容が多いので特に難しいとは思わないが、文章量が多く問題も多いので時間がかかることに注意しながら解くとよい。
【対 策】 問題の多くがマーク式になったので、語句の使い方に注意をする必要がある。生物は助詞の使い方が異なるだけで意味が逆になることが多い。途中まで読んで判断すると危ない。また、不確かな知識のまま文章を読むと、すべてが正解にも間違いにも思えてしまう。知識は正確にすること。そのためには教科書中心に用語のまとめを行い、問題集の基本問題を多く解くことで知識の定着を図りたい。また、センター型の問題を解くことで、文章問題の正誤を判断する方法や、解答する速度を速くする練習をすると良い。記述は多くは出ないので、語句の意味がわかっていれば恐れることはない。

生物 ― 昭和大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織    
細胞膜の性質と浸透圧      
染色体と体細胞分裂      
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代      
発生と器官形成      
分化・形態形成とバイオテクノロジー      
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則      
核酸とタンパク質合成      
オペロン説と変異      
代謝 酵素とATP      
同化・異化      
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓  
免疫・血液型  
神経系・筋肉  
ホルモンと調節    
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用    
食物連鎖・エネルギーと物質循環    
自然環境・物質生産    
進化と系統分類    

やや難
記・穴
分野は限られているが、内容を細かく聞いてくるので注意

【傾 向】 大問3題となっている。'11からは問題の構成が大きく変化し、多量の空所補充を行う問題はなくなった。各問題の空所は多くても10前後となり、問題としてはなじみやすい構成となった。しかし、20字から40字程度の記述は2~4題出されるので注意が必要である。また、各分野に関して、非常に細かい部分まで聞いてくる。'11はモノクローナル抗体やキメラ抗体、細胞小器官の大きさの順序や細胞や生物の大きさの順序などが出された。問題は一般的な構成になったが、内容的には細かい部分まで聞いてくる問題にかわったため、時間的には余裕があるが、内容はやや難しくなった。
【対 策】 例年、恒常性・免疫・神経と筋肉の分野が多く出されている。減数分裂と細胞の構造と機能も要注意である。各問題では記述も出されるので練習が必要である。恒常性と免疫と神経に関しては、記述も一般的な内容が多いので、教科書の文章を全文暗記する気持ちが欲しい。先端医療の分野や、細胞と組織の大きさなど、各分野を正確に深く覚えておく必要があるので、教科書だけではなく図説の内容なども細かく確認して覚えるようにする必要がある。空所補充は問題集でも良く書かされる内容が多いので、問題集の空所補充問題を多く解いて慣れておこう。

生物 ― 帝京大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織    
細胞膜の性質と浸透圧      
染色体と体細胞分裂      
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代    
発生と器官形成      
分化・形態形成とバイオテクノロジー    
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則    
核酸とタンパク質合成
オペロン説と変異    
代謝 酵素とATP      
同化・異化  
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓    
免疫・血液型  
神経系・筋肉  
ホルモンと調節    
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用  
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産    
進化と系統分類      

やや難
記・穴
文章量は多いが基本的なものが多い

【傾 向】 大問数は5題となっている。4題を選択するようになっているので、一番苦手な内容は解かなくてよい。1題は真核細胞の細胞小器官や遠心分離法に関する問題、1題はDNAとコドンの関係を用いた実験問題、1題は生殖細胞と細胞融合の問題、1題は血液と心臓に関する問題、1題は生殖細胞と受精に関する問題であった。広い分野からの出題となっていて、各問題は他の分野の内容も組み込まれているので、実質的には生物の半分くらいの分野から出されている。実験問題も多く考察問題も多いが、各問題は基本に近い内容が多い。また、計算問題もあるが、教科書や問題集でよく見る内容が多い。
【対 策】 問題の出題が少し変わったように思われる。基本的な内容を問う問題が多いが、生物の用語の使い方や意味を正確に理解していないと間違える内容が多い。また、実験やグラフや計算と進化が多くなると思われるので、基本は教科書を十分に読んで、用語の使い方や意味を正確に覚えるようにしよう。実験や計算に関しては、図説をしっかり活用したい。図説には多くの実験とグラフが載せてあるので、それぞれの内容の目的や結果を理解しながらまとめていくと良い。また、問題集のグラフ問題や計算問題を積極的に解き、それぞれの解き方を覚えるようにすると良いと思う。進化も生物名を中心に覚えよう。

生物 ― 東京医科大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織
細胞膜の性質と浸透圧    
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代    
発生と器官形成      
分化・形態形成とバイオテクノロジー  
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則
核酸とタンパク質合成
オペロン説と変異      
代謝 酵素とATP  
同化・異化  
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓  
免疫・血液型
神経系・筋肉
ホルモンと調節  
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用    
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産  
進化と系統分類  

やや難
記・穴
文章量が多いので時間に注意

【傾 向】 大問4題となっている。1題は小問5問の構成で、各小問は総合問題の文章題による正誤問題であった。大問の1題は筋肉に関する問題でグリセリン筋も出された。1題はABO式血液型に関する凝集反応を利用した問題で、遺伝、ハーディーワインベルグの法則やコドンも組み合わされている。1題は線虫の発生過程の実験考察問題でアポトーシスも出されている。例年、正誤問題と記述および計算問題は基本的な内容が多いが、'11は高校ではあまり学習しない内容からの出題が多くみられた。ただし、考察問題が多いので、短時間に正確に文章を読み取ることができれば高得点も可能である。
【対 策】 遺伝の問題は例年難しく、かつ量も多い。いかに短時間で解くかが勝負となる。遺伝を短時間で解くには、十分に練習することである。いろいろなパターンの遺伝の問題を、しっかり理解しながら解く練習が必要となる。多くの問題集を使って練習しよう。また、正誤問題は、内容が多岐にわたるので、生物全範囲をしっかりと覚えておかなければ解くことは難しい。1つの小問の中に、4分野ぐらいの内容が入っていて、正誤を問う内容が多いので、頭の回転をよくして的確に正誤を見分ける必要がある。そのためにも、教科書の内容はしっかりと覚えて、語句や生物の分類を正確にしておこう。

生物 ― 東京慈恵会医科大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織    
細胞膜の性質と浸透圧      
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代    
発生と器官形成      
分化・形態形成とバイオテクノロジー  
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則    
核酸とタンパク質合成  
オペロン説と変異    
代謝 酵素とATP    
同化・異化  
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓    
免疫・血液型  
神経系・筋肉    
ホルモンと調節  
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用    
食物連鎖・エネルギーと物質循環    
自然環境・物質生産      
進化と系統分類  

やや難
記・マ
論述・記述が多いので時間に注意

【傾 向】 大問4題となっている。出題される分野が少ないので注意する必要がある。生物用語や意味を問う内容が多く、選択問題が多いが、文字数指定の無い記述も出されている。記述の場合の多くは、動物と植物の違いや、実験結果の違いを考察する内容が多いので、動植物の相違点は各分野でまとめておくとよい。また、各項目に関連した問題も扱われる。例えば、光合成に関しての問題とともにC4植物やCAM植物の特徴を聞かれるなど、あまり授業では扱わない内容も関連事項として出題されることがある。それぞれの項目に関して、広い知識を問う内容が多いので注意しよう。また、'11は計算問題が多く分子系統樹の問題も出された。
【対 策】 遺伝子やDNAは最先端の学問である。教科書や参考書にも記述が少ないが、多くの書籍が出ているので読んでおく必要がある。また、'08は生態系からの出題はなかったが、過去の問題から頻出と思われる。生態系は範囲が広い上に、なかなか勉強しても理解が難しい範囲である。図解を利用して、グラフや表・形態を覚えるとともに、計算式なども覚えるようにしよう。遺伝との関係でハーディー・ワインベルグの法則を使う内容も多いので、計算方法は正確に覚えておこう。空所補充の場合は生物用語を正確に覚えておく必要がある。記述や考察問題が難しいので、語句で得点を落とすと命取りとなる。また、各項目の関連事項も覚えるようにしよう。

生物 ― 東京女子医科大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織      
細胞膜の性質と浸透圧    
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代    
発生と器官形成    
分化・形態形成とバイオテクノロジー    
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則  
核酸とタンパク質合成    
オペロン説と変異      
代謝 酵素とATP    
同化・異化  
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓    
免疫・血液型  
神経系・筋肉
ホルモンと調節
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用    
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類      

標準
記・穴
実験が中心、問題の理解力が必要

【傾 向】 大問6題となっている。1題は植物の光合成の研究に関する問題、1題は明期と暗期を分ける実験問題、1題は半透性に関する実験問題、1題は筋肉中のミオグロビンと血液中のヘモグロビンの関係についての考察問題と酸素解離曲線の組み合わせ問題、1題は常染色体上の3遺伝子雑種の問題、1題はカイコガのホルモンに関する問題であった。'10からは全問がマークとなったので時間的には余裕のある問題となっている。しかし、解答方法が変わっただけで、実験問題が多く考察が多いことに変わりはないが、時間的に余裕が生じるので高得点の争いになることは間違いないと思われる。
【対 策】 実験問題が中心となるが、実験を理解するのも、解答を選ぶのも、記入するのも生物の用語を正確に理解しておかなければできない。そのためには、教科書に載っている語句はすべて説明できるようにしておきたい。語句の意味を取り間違えただけで解答が逆になることもある。注意して覚えよう。また、実験が多いので、図解に載っている実験の目的や器具・方法・結果に関しても覚えるようにしよう。特に、目的は十分に理解して、実験に関する考察を考えるのも良い。問題集も多く解いて、語句の確認と実験問題の解き方を身につけるようにすると良い。

生物 ― 東邦大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織    
細胞膜の性質と浸透圧      
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代      
発生と器官形成  
分化・形態形成とバイオテクノロジー    
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則
核酸とタンパク質合成  
オペロン説と変異  
代謝 酵素とATP    
同化・異化  
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓  
免疫・血液型      
神経系・筋肉
ホルモンと調節  
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用    
食物連鎖・エネルギーと物質循環    
自然環境・物質生産    
進化と系統分類      

マーク
問題数が多く、かつ時間のかかる問題が多いので時間が不足する。

【傾 向】 大問数は8題から9題が多く問題数は40問前後となっている。広い分野からの出題となっている。各問題は実験が中心で、内容として分かっていても実験ではそのまま答として用いることは出来ない。各実験を考察し、設問に応じた答を選ばなければならない。設問に対する解答は複数用意されているので、自分の答を出しておかなければ正解を選ぶことは出来ない。一部には消去法で答が残ることもあるが、期待しないほうがよい。遺伝も数種類の内容を同時に扱うことが多く、時間が掛かる問題が多い。生物の全範囲を正確に覚えることが必要である。また、実験も遺伝も考察もすべてに時間がかかる。全体の時間配分に注意すること。
【対 策】 実験問題の考察や正誤問題と、遺伝が中心なので十分に問題集で練習する方が良い。特に、発生と器官形成や恒常性・神経系などはよく扱われている。また、全体の文章量が多いので、短時間で正確に内容を理解する訓練が必要である。他の大学の入試問題の2年分を60分で解く位の速度は必要である。過去問を解く場合は、1年分を45分で解くことを目標とすれば良い。各問題の正誤を判断するのに、何度も読み直す時間はないので、一字ずつ確認しながら読み、不適な部分があればそれ以上読まない訓練も必要である。生物用語の正確な使い方と意味が分からないと解くことはできないので、教科書を使って用語の意味と使い方を十分に覚えておこう。

生物 ― 日本大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織    
細胞膜の性質と浸透圧    
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代      
発生と器官形成      
分化・形態形成とバイオテクノロジー      
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則      
核酸とタンパク質合成    
オペロン説と変異    
代謝 酵素とATP      
同化・異化
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓      
免疫・血液型  
神経系・筋肉  
ホルモンと調節    
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産    
進化と系統分類  

やや易
マーク
進化、系統、分類からの出題が多い

【傾 向】 大問5題となっている。1題はラクトースオペロンに関する問題、1題は神経系と血糖量調節の問題、1題は植物の光合成に関する問題とC4植物の問題、1題は生命の発生と進化の問題、1題は血液凝固に関する問題であった。解答はマーク方式で、解答数は32問であった。問題としては、単純に語句を選択するもの。現象についての正しい記述を選ぶもの。実験内容を考察するもの。遺伝上の計算。間違いを選ぶもの。実験から判断できる内容を選ぶもの。分類や進化の上での関係を選ぶものなど、出題方法も多岐に渡っていて、各設問ごとに答える内容が変えてあるのが特徴的である。一部難解なものもあるが、全体としては解きやすい内容である。
【対 策】 覚えていれば解ける問題である。しかし、分野として出題が珍しい場所から出されているので解きにくいと思う。生態系と発生・核酸・免疫は頻出問題なので、教科書は十分に覚えるとともに、図説の細かい部分までも覚えるようにすると良い。教科書を使うときは、生物用語を正確に覚え、説明できるようにまとめること。図説を使うときは、実験や参考資料も問題として出されると思いながら覚えるようにすることである。特に、普段は扱わない内容も、興味を持って覚えるようにすること。覚えたと思う内容は、問題集を解いてみること。覚えているつもりでは解けないので、必ず問題を解いて確認しよう。

生物 ― 日本医科大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織    
細胞膜の性質と浸透圧    
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代  
発生と器官形成    
分化・形態形成とバイオテクノロジー    
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則    
核酸とタンパク質合成    
オペロン説と変異    
代謝 酵素とATP    
同化・異化    
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓    
免疫・血液型    
神経系・筋肉      
ホルモンと調節  
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産    
進化と系統分類      

やや易
記・穴
実験問題は文章をよく読むこと

【傾 向】 大問3題となっている。実験問題が中心で、現象や結果を答えたり考察する内容が多い。DNAに関する問題も多く、染色体との関係や遺伝情報の発現に関する関連問題も多い。半保存的複製に関する問題やオペロンに関する問題と遺伝の関連問題などが特徴となる。生態系や種間関係、進化・分類に関する問題は少ないが数年間隔で出される。実験問題中心であるが文章量が多いのも特徴の一つである。内容が図で表してあれば理解しやすいが、文章だけなので難しい。ただ、実験そのものは難解な内容ではなく、基礎・基本的な問題となっている。また最新の医療に関する問題も出される。自分の知識を増やし、実験内容を理解することが問題を解く鍵となる。
【対 策】 語句を正確に覚えておくことは必須条件である。教科書を用いて用語のまとめを行い、問題集の空所補充や語句記入を多くこなして知識の定着を図ろう。次に、図説を用いて各細胞や組織の模式図を覚えるとともに、実験も覚えるようにしよう。特に実験問題は実験そのものを覚えている方が内容を理解しやすく解きやすい。計算問題も基本的な内容が多いので、計算で失点すると致命的となる。代表的な計算問題は問題集を利用して何度も解いて解き方を理解し、覚えるようにしよう。また、分野の偏りがないので、不得意分野を作ることは危険である。生物全範囲に目を通し、しっかりと覚えるようにしよう。

生物 ― 北里大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織    
細胞膜の性質と浸透圧      
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代      
発生と器官形成    
分化・形態形成とバイオテクノロジー    
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則    
核酸とタンパク質合成  
オペロン説と変異    
代謝 酵素とATP      
同化・異化    
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓    
免疫・血液型    
神経系・筋肉  
ホルモンと調節      
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類    

やや難
マーク
問題数が多いので時間に注意

【傾 向】 大問3題となっている。全解答数は48問である。1題は恒常性と腎臓の関係の問題、1題は神経と反射に関する実験問題、1題はDNAとコドンに関する問題であった。問題の文章量が多いので、早く正確に読む必要がある。問題を解いた後のマークミスには気をつけよう。'11は出題されなかったが、例年遺伝は必須である。3種類程の内容が同時に出されるので、多くの遺伝に慣れておいた方が良い。ただし、他の問題も実験問題の考察や計算を行うことが多いので、遺伝を解くときは時間配分に十分に気を使うことが必要である。各問題には難問は無いが、正誤問題では文章を選ぶものが多いので、文章表現に十分に注意しよう。
【対 策】 細胞膜の性質と浸透圧・発生と器官形成・遺伝・核酸・代謝・生態系は頻出なので、必ずマスターしておこう。生態系は範囲が広いのでなかなか覚えることは難しいが、進化の項目と動物の種間関係は特に覚えるようにしよう。進化に関しては動物や植物の分類とも関連するので、極端にいえば生物全範囲が理解できていなければ覚えにくい分野と言える。他の分野に関しても、生物に必要な語句の意味と使い方は正確に覚えること。また、反応に関する数値や実験者名も図解を使って覚えると良い。'10からは2科目で100分となった。時間的には余裕があると思われるが、配分には注意しよう。

生物 ― 聖マリアンナ医科大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織    
細胞膜の性質と浸透圧    
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代    
発生と器官形成    
分化・形態形成とバイオテクノロジー      
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則    
核酸とタンパク質合成  
オペロン説と変異    
代謝 酵素とATP      
同化・異化      
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓  
免疫・血液型      
神経系・筋肉  
ホルモンと調節    
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用    
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類    

標準
記・穴
記述問題が多くなったので時間に注意

【傾 向】 大問4題となっている。'09は大問2題のうち1題を選ぶ内容であったが、'10は5題を、'11は4題すべてを答える内容に変更となっている。細胞周期と計算、細胞膜上のチャネルとポンプの働きの実験考察、腎臓の構造と計算、オペロンに関する記述、ミトコンドリアのDNAを用いた進化が出された。各問題は空所補充と記述の組み合わせとなっていて、計算問題も出されている。文章量も増加し、内容も実験問題が中心となってきている。また、遺伝または遺伝子に関する問題は毎年のように出題される。オペロンに関する記述も増えてきているので注意したほうが良い。'11は細胞分画法に関する記述と、錐体細胞に関する記述が出されている。
【対 策】 遺伝は必須である。内容によっては難解なものもあるが、多くは一般的である。しかし、設定によって時間のかかる内容となっている。そのため、遺伝に多くの時間を使うと他の問題が解けなくなるので注意すること。遺伝は、多くの問題を解くことによって早く解けるようになるので、問題集で繰り返し解く練習をすること。また、40字の記述もあるので、教科書の内容をしっかりとまとめることから始めると良い。生物用語を25~40字程度でまとめる練習をし、講師や先生に添削してもらうと良い。いずれにせよ生物の用語を正確に覚えることが絶対条件である。そのためにも問題集と教科書は活用しよう。

生物 ― 東海大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織  
細胞膜の性質と浸透圧      
染色体と体細胞分裂      
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代    
発生と器官形成      
分化・形態形成とバイオテクノロジー    
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則
核酸とタンパク質合成
オペロン説と変異    
代謝 酵素とATP      
同化・異化    
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓    
免疫・血液型
神経系・筋肉    
ホルモンと調節  
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類    

記・穴
実験考察や記述・計算が多い。時間配分に注意しよう。

【傾 向】 大問5題となっている。空所補充と語句の説明、および50字程度の記述という答え方が基本となっている。細胞、代謝、DNAに関する実験を基本とする内容が多く、問題集や参考書には載っていない実験が多いのが特徴である。そのため、実験の内容をしっかり読んだ上で知識を融合させ、設問を解く必要がある。また、教科書ではあまり扱わないようなオペロンに関する内容やDNAに関する実験問題なども出題されている。私立医学部の問題というよりは、国立の理系(生物学部や農学部)の二次試験に近い内容が多いのも特徴である。いずれにしろ単純に知識を問う問題は少ないので、文章をしっかりと読み取る必要がある。
【対 策】 文章量が多い。特に、考察問題に関しては、実験やデータを読んでからの記述となる。読み取る速さを必要とするとともに、文章の内容をまとめて書く速さも必要とされる。文章の多さから考えると、染色体と分裂・生殖方法・遺伝・核酸とタンパク質・免疫・神経系と筋肉の分野に関しては、国公立の二次試験の生物の問題を解く練習をするとよいと思う。また、空所補充で得点を落とすと致命的である。記述が難しいということは生物用語の確認にあたる空所補充や語句選択を落とすわけにはいかない。そのためには、教科書を十分に活用して、生物の用語の意味と使い方を正確に覚えるようにしよう。

生物 ― 金沢医科大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織
細胞膜の性質と浸透圧      
染色体と体細胞分裂  
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代  
発生と器官形成  
分化・形態形成とバイオテクノロジー    
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則
核酸とタンパク質合成
オペロン説と変異    
代謝 酵素とATP
同化・異化
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓    
免疫・血液型  
神経系・筋肉
ホルモンと調節
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環    
自然環境・物質生産  
進化と系統分類  

マーク
小問27問の構成。分野は広いが高得点の争いとなる。

【傾 向】 小問27問の構成となっている。生物のほぼ全ての分野から満遍なく出題されている。以前は無かったが'11は実験問題の考察と計算問題も出され、実験者名や人類の進化など語句の意味を覚えるだけでなく、現象の順番や内容を把握しているのかを問う内容が多くなってきた。全てが選択問題となっているが、選択肢も変化に富んでいて、解答の方法も正しい組合せを答えるもの・正しいものを2つ選ぶもの・間違いを選ぶもの・該当するものをすべて選ぶものなど、問題ごとに解答の方法が異なり、細かく指定してある。広い分野からの出題は苦手分野を作ると解くのが難しくなる。注意しよう。
【対 策】 難解な問題は少ない。多くの問題は基礎・基本的な内容である。しかし、生物用語の意味や使い方・生活環・分類・計算などもあるので、単純に語句を覚えていれば良いというものではない。生物用語を覚えた上で、現象の成り立ちや、変化の経過を十分に理解する必要がある。そのためには、教科書を十分に読んで、図を覚えることはもちろん、全体の流れも覚えるようにすると良い。また、図説に載っているヒトの名称と業績はセットにしてまとめると良い。同時に、実験内容や分類の基準なども覚え、問題集の基本問題で確認しながら勉強を進めるという方法をとることが良いと思われる。

生物 ― 愛知医科大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織      
細胞膜の性質と浸透圧      
染色体と体細胞分裂  
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代      
発生と器官形成    
分化・形態形成とバイオテクノロジー  
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則    
核酸とタンパク質合成
オペロン説と変異      
代謝 酵素とATP      
同化・異化
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓    
免疫・血液型    
神経系・筋肉      
ホルモンと調節    
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類      

やや難
記述
実験問題と文章量が多いので注意

【傾 向】 大問4題となっている。呼吸に関する計算問題と呼吸商の計算問題と実験問題が1題、実験データからの考察問題が1題、ショウジョウバエの発生に関する実験問題の考察問題が1題、遺伝子組み換えの実験考察問題が1題であった。計算問題が非常に多く、実験考察問題も内容が多い。また、実験に関連した問題が多いが丁寧に読めば解くことはできる。基本的には語句の意味を正確に覚えていて使う事ができるのかを確認する内容と、反応式や実験内容の理解と計算力、遺伝子の働きや、遺伝子の解析方法を理解しているのかを問う内容が多い。問題集で十分に練習しよう。また、文章量が多いので時間に注意しよう。
【対 策】 実験問題と計算問題が基本と考えてよい。そのため、問題集の実験問題を多く解くことを勧める。一般に、私立大学は実験問題が少ないので、国公立の二次試験の問題を解くと良い。また、計算問題も同様に国公立の問題が良い練習になると思う。同時に、図説を注意して読むことが必要である。図説には多くの実験例題とグラフや解説が載っているので、隅々まで読んでおくと、実験の内容やグラフの読み方が分かってくる。また、図やグラフを覚えておけば、試験問題に同様の内容が出る場合も多く、楽に解くことができるようになる。語句の確認は必要であるが、計算力も身につけるようにしよう。

生物 ― 藤田保健衛生大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織    
細胞膜の性質と浸透圧    
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代    
発生と器官形成  
分化・形態形成とバイオテクノロジー    
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則      
核酸とタンパク質合成    
オペロン説と変異    
代謝 酵素とATP    
同化・異化    
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓      
免疫・血液型      
神経系・筋肉  
ホルモンと調節  
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用    
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類

やや難
記・穴
実験考察問題が多いので注意

【傾 向】 大問4題となっている。空所補充問題と語句の意味を答えるもの、計算問題、考察問題、記述問題と描画が基本となっている。全体として実験問題が多く、実験に関係しての語句説明や考察問題が多いのが特徴である。細胞の構造、タンパク質、神経系、DNAと染色体などの項目が多く、単純な語句選択はほとんど無く、ほぼ記述である。文字数の指定や行数の指定もないので、解答欄に合わせた文字数の設定となっている。全体的に難しい内容は問われないが、語句や現象を正確に覚えておかなければ間違えやすい内容が問われる。特に「ある」・「無い」や、何かと比べる内容は注意しよう。また、計算や描図もあるので、丁寧に解答することが必要である。
【対 策】 遺伝・核酸とタンパク質・代謝・恒常性・免疫は必須である。特にDNA関係は出題の頻度も高い。免疫に関しては実験問題も出されるし、遺伝も出題されれば時間のかかる内容となる。いずれも、しっかりと練習をしておいた方が良い。しかし、内容的には難解なものは少なく、基礎・基本的な内容を確認するような問題が多いので、教科書を中心とした学習が良い。教科書の生物用語の使い方と意味をまとめ、現象や語句の説明を30~40字程度にまとめる練習をすると良い。空所補充に関しては、問題集を活用して練習するのが効率が良いと思われる。いずれにせよ、基本が大切である。

生物 ― 大阪医科大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織    
細胞膜の性質と浸透圧  
染色体と体細胞分裂      
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代      
発生と器官形成  
分化・形態形成とバイオテクノロジー      
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則  
核酸とタンパク質合成  
オペロン説と変異      
代謝 酵素とATP    
同化・異化
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓    
免疫・血液型  
神経系・筋肉  
ホルモンと調節  
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用    
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産    
進化と系統分類  

やや難
記・穴
生物用語の確認と計算が多い

【傾 向】 大問5題となっている。以前は各大問の中が2部または3部構成になっていたが、'11からは小問の構成は無くなった。空所補充の問題が多いが、計算問題も多く、2行で答える記述も例年8問程度出されていたが、'11は4問であった。免疫や細胞の構造、酸素解離曲線などの動物の反応からの問題が多いが、遺伝も頻出である。特に難しい内容が出るということはまれである。ただ、文章が長くて多いので時間がかかるので注意しよう。全般的に生物用語の意味や使い方を問う内容が多く、全体的に基礎・基本的な内容が多い。しかし、血清療法についての説明やエンゲルマンの実験に関する内容説明を求めるなど、少し答えにくい内容も出題される。
【対 策】 すべてが記入式なので、正確に語句を覚えておく必要がある。特に漢字の間違いは致命的なので、何度も書いて覚える方が良い。問題そのものは基礎・基本的な内容が多いので、特別に難しい内容まで覚えることは不要であるが、普段と異なる順の説明文であったり、通常は問題文に載っている方を答えに使ったりと内容が変化に富んでいる。そのため、いつもとは異なる生物用語を答えることとなるので、問題集を解くときも、答えを覚えるだけではなく、問題の文章中の他の用語も一緒に覚えるようにする必要がある。また、遺伝や核酸の分野はよく出題されるので、十分に理解しておきたい。

生物 ― 関西医科大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織      
細胞膜の性質と浸透圧      
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代    
発生と器官形成      
分化・形態形成とバイオテクノロジー      
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則      
核酸とタンパク質合成
オペロン説と変異  
代謝 酵素とATP    
同化・異化  
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓  
免疫・血液型    
神経系・筋肉  
ホルモンと調節      
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類      

やや難
記・穴
空所が多く、分かりにくいので注意

【傾 向】 大問5題となっている。1題は腎臓に関する問題、1題は染色体に関する問題で、染色体の長さの計算も出された。1題は骨格筋の問題で、空所が多く答えにくい内容であった。1題は血液に関する問題、1題はコドンとアミノ酸の関係の問題であった。遺伝子やDNAに関する問題は毎年のように出題されているので、十分に理解して臨もう。各問題は基本的な内容が多いので、文章を丁寧に読んで、正確に語句や文章を選べば良い。DNAのコドンとアミノ酸の関係の問題は、時間がかかるがいずれにしても、基礎・基本的な内容が多い事と、時間的に余裕があることから考えると、高得点の争いになると考えられる。
【対 策】 生物の用語を正確に覚えることが最優先である。特に、細胞の構造と機能・減数分裂と配偶子形成・核酸とタンパク質・血液関係・神経系・分類は必須である。生物用語の確認が主な問題の内容となっているので、複雑な計算は出されないと思う。しかし、以前は簡単そうに見えて、条件設定の厳しい計算問題も必ず出されていたので、図解や問題集の計算は練習しておいた方が良い。特に、染色体の長さの計算や、アミノ酸数、生態系の問題は練習しておくこと。生物の分類に関しては、図説に載っている分類は目を通して、それぞれの生物の特徴をまとめるようにすると覚えやすい。

生物 ― 近畿大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織
細胞膜の性質と浸透圧    
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代      
発生と器官形成      
分化・形態形成とバイオテクノロジー    
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則    
核酸とタンパク質合成      
オペロン説と変異      
代謝 酵素とATP    
同化・異化
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓      
免疫・血液型    
神経系・筋肉  
ホルモンと調節      
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類      

記・穴
記述・語句ともに多いので注意

【傾 向】 大問4題となっている。空所補充・記述・計算が基本の構成となっていて、25字から50字の記述が含まれている。問題の多くは分野内での深い知識を必要としているが、特別に難しい内容を問われることはない。細胞の構造や働き・浸透圧・神経系・発生と誘導などが多く出されている。実験問題を基本とした考察が多いのも特徴なので、文章を早く読んで内容を理解することが必要である。一般には聞かれることの無いような簡単な語句を問う問題も意外と多いので戸惑わないように注意しよう。全体を通して空所補充の問題や記述が多いので、生物用語を正確に覚えておく必要がある。特に記述は内容を理解して簡潔にまとめる必要がある。
【対 策】 記述が多いので、生物用語の意味を正確に覚えて使いこなせるようにしたい。そのためにも、教科書にある用語をまとめながら、問題集の出題のされ方と一緒に覚えると良い。特に、記述は問題集の「問題」そのものが「答え」として使える場合が多いので、語句を覚えるときは出題の文章を参考にすると良い。実験問題に対する考察は、図解を用いて覚えると良い。図解には多くの実験が載っているが、必ず「目的」「実験器具」「実験者」「実験方法」「結果」「考察」が載っているので覚えると良い。特に、代表的な実験だけではなく、普段はあまり見ない実験に関しても覚える余裕がほしい。

生物 ― 兵庫医科大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織  
細胞膜の性質と浸透圧    
染色体と体細胞分裂  
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代
発生と器官形成    
分化・形態形成とバイオテクノロジー  
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則    
核酸とタンパク質合成  
オペロン説と変異      
代謝 酵素とATP      
同化・異化
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓    
免疫・血液型    
神経系・筋肉
ホルモンと調節  
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類

やや難
記・穴
空所補充と正誤問題に加えて計算問題が多くなった

【傾 向】 大問5題となっている。1題は小問13 問の構成となっている。'09からは小問を加える出題方法に変わっている。そのため、内容は多岐に渡り、多くの分野から正誤問題の形で出題されている。大問としては進化と分類、神経系と動物の反応、核酸と遺伝子の関係が多く出されている。遺伝も出されることが多いが、'10の遺伝は解くのに非常に時間の掛かる問題であった。難しいという意味ではなく、単に時間を必要とする内容であった。全体としては内容は多岐に渡り問題の量も多い。正誤問題が多いので、正確な知識と文章の読解力が必要とされる。同時に深い知識を必要としている。図解などで細かい生物名称や時代も覚えたほうが良い。
【対 策】 一般には題材とされないような生物を問題の主題とされることがある。このことから考えると、いろいろな生物に興味を持って、その生物のことを知っていることが問題を解く上で有利となる。できることなら、図解に載っている生物の概要と生態を覚えるようにすると良い。また、空所補充と正誤問題が多いので、教科書を使って生物用語の正確な使いかたと意味をまとめると良い。その上で、問題集の正誤問題や空所補充問題を多く解いて、知識の定着と慣れを図りたい。記述問題に関しては、生物用語をまとめることである程度練習できるが、やはり、問題集で練習する方が良い。

生物 ― 川崎医科大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織  
細胞膜の性質と浸透圧    
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代  
発生と器官形成  
分化・形態形成とバイオテクノロジー    
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則  
核酸とタンパク質合成  
オペロン説と変異      
代謝 酵素とATP      
同化・異化    
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓    
免疫・血液型  
神経系・筋肉    
ホルモンと調節    
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類  

標準
マーク
問題が広範囲にわたるので注意

【傾 向】 大問2題となっているが、各大問は2~3題の大問からなる構成なので、実質大問5題となっている。1題は光合成に関する問題で、明期と暗期に関する実験も出された。1題はグリセリン筋や染色体の観察、性決定様式、生殖細胞などの複合問題、1題はセントラルドグマとバイオテクノロジーの問題、1題は遺伝の問題、1題は細胞周期のと浸透と酵素の反応などの問題であった。実験問題や考察問題も出されているが、答を組合せで選ぶ問題も多く、数字の場合は一文字ずつ答えるようになっているので、実際の問題数は多く感じる。文章量が多く、出題分野も関連のある分野を繋いで広範囲から出されている。
【対 策】 正誤問題や選択問題の基本は、生物用語をどれだけ正確に覚えているかということに尽きる。そのためには、教科書を十分に読み、生物用語の使い方や意味をしっかりと覚えることが大切である。また、基本的な計算問題も出題されるので、ミクロメーターの扱いや光合成・呼吸に関する計算は十分に練習しておこう。問題集の基本問題や基本例題を数多く解くことは良いが、それらの問題でも、正誤問題や選択問題をできるだけ多く解くことを勧める。特に正誤問題は、聞かれる内容がほぼ決まっているので、多くの問題を解けば解くだけ解きやすくなってくる。また、計算問題も同様である。

生物 ― 久留米大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織    
細胞膜の性質と浸透圧      
染色体と体細胞分裂      
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代      
発生と器官形成      
分化・形態形成とバイオテクノロジー      
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則  
核酸とタンパク質合成    
オペロン説と変異      
代謝 酵素とATP    
同化・異化    
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓    
免疫・血液型  
神経系・筋肉    
ホルモンと調節    
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類      

標準
記・穴
基本問題が多いが、記述量が多いので語句に注意

【傾 向】 大問4題となっている。1題は細胞分画法と細胞小器官の働きの問題、1題はハーディーワインベルクの計算問題、1題は酵素に関する問題、1題は腎臓の構造と働きに関する問題であった。'11は出題がなかったが、例年遺伝子とDNAに関する問題が多く、また、分野が少ないのも特徴である。特定の分野から大問で2題出題するという方法も多く、苦手な分野から出題されると致命的となる。各問題は基礎・基本的なものが多いが、記述では40文字や100文字もあるので、知識と内容を合わせた答え方が必要となる。時間的には余裕があるので、ケアレスミスに十分に注意して解くことが必要である。
【対 策】 遺伝の分野は頻出である。ほぼ毎年出されていて'11はハーディーワインベルグの計算問題も出されているので、遺伝のいろいろな問題を解いて慣れておく必要がある。次に、生態系の分野を勉強しよう。動物の行動や、種内関係・種間関係はよく出される内容である。神経と筋肉の項目と、恒常性に関するホルモンと腎臓・肝臓、発生と形態形成も使われる内容となっている。苦手意識を持つことなく、しっかりと覚える方が良い。いずれにせよ、基本的な問題が多いので、教科書を十分に読んで語句を覚えるとともに、実験例題や法則に関する実験は覚えること。計算も、問題集の基本問題の内容は簡単に解けるように練習しておこう。

生物 ― 産業医科大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織      
細胞膜の性質と浸透圧    
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代      
発生と器官形成    
分化・形態形成とバイオテクノロジー  
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則      
核酸とタンパク質合成  
オペロン説と変異      
代謝 酵素とATP      
同化・異化    
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓      
免疫・血液型  
神経系・筋肉    
ホルモンと調節    
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用      
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産    
進化と系統分類      

やや難
記・穴
実験問題の考察や論述が多くなったので注意

【傾 向】 大問4題となっている。1題は血糖量調節に関する考察問題、1題は免疫に関する問題、1題は遺伝子組み換えに関する考察問題、1題はホルモンと器官形成に関する論述問題であった。'09までは記述が多く、時間のかかる内容が多かったが、'10からは空所補充と実験考察問題が多くなった。'11は正誤問題がなくなった。毎年分野は3分野程度で、各分野の中での文章問題であったり、実験問題であったりすることには変更はない。また、特別に難しい問題は出されていないが、正誤問題等は文章中の語句を注意して読まなければ正解を見つけることは難しい。また。全体の得点も高くなると思われる。その意味でもケアレスミスをすると命取りとなる。
【対 策】 生物の用語を正確に覚えることは必須である。用語の意味や使い方が正確でなければ答えを導くことは難しい。同時に、図解を活用しよう。特に、図解に載っている細胞の図やタンパク質の構造画など、一般には不要と思われる内容も覚えるようにすると良い。また、グラフ問題に対応するには、同じく図解の中に載っている実験の図は覚えるとともに、実験の内容や意味を同時に覚え、できれば自身でグラフや作図ができるようにする方が良い。正誤問題に関しては、問題集を活用したい。多くの問題集を揃え、いろいろな正誤問題を解くことによって問題の内容に慣れ、出され易い内容を覚えるのも良い。

生物 ― 福岡大学

    2011 2010 2009
細胞 細胞の構造と組織    
細胞膜の性質と浸透圧      
染色体と体細胞分裂    
生殖と発生 減数分裂・受精と世代交代      
発生と器官形成      
分化・形態形成とバイオテクノロジー      
遺伝・変異 遺伝とハーディ・ワインベルグの法則    
核酸とタンパク質合成  
オペロン説と変異    
代謝 酵素とATP    
同化・異化  
反応と調節 恒常性の維持と腎臓・肝臓      
免疫・血液型    
神経系・筋肉
ホルモンと調節  
生態系 動物・植物の行動と分布と相互作用    
食物連鎖・エネルギーと物質循環      
自然環境・物質生産      
進化と系統分類      

記・穴
合格平均点は高得点になりそうなのでミスに注意

【傾 向】 大問5題となっている。以前は実験問題が基本となっていたが、'11は空所補充が中心の問題構成に変わっている。実験問題に関する問題も出されているが、以前よりは文章量も少なくなり読みやすい内容となっている。また計算問題が無くなっているので、時間的には余裕がある内容となっている。しかも問題そのものは基礎的で基本的な内容が多いので丁寧に解けば完答できる。タンパク質合成、代謝、遺伝、神経系とホルモンに関する問題は毎年のように出題されているので、特別に時間をかけて内容を理解しておくとよい。
【対 策】 実験が主体であることは毎年の傾向として考えられる。図説を活用して、実験内容の確認と理解を深めておくとよい。また、問題集や参考書の実験に関する問題は重点的に解いて覚えよう。また、生物用語の正確な理解も必要である。実験を解くときには、生物の分野としても基本的な語句の意味が理解できていないと、実験そのものが理解できなくなる。生物用語を正確に覚えるには、教科書を十分に読んで、生物用語の意味や使い方をまとめておくとよい。また、標準問題集や発展問題の、語句説明問題や空所補充の問題を使って、語句の使い方と意味を覚えるのも良い。



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