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科目別入試対策

生物

生物 ― 岩手医科大学

生物 ― 岩手医科大学

出題分野が少なく、時間的に余裕もあるのでミスに注意

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問3題となった。1題は光学顕微鏡の扱いとミクロメーターの計算問題で、名称・ミクロメーターの種類・倍率を変えての計算・顕微鏡の扱いと見え方が出された。1題は3種類の生物のからだの成分を比べた問題で、表から物質を決めるもの・生物の固定の問題が出された。1題は重複受精に関する問題で、正誤問題が出された。全体としては基本的な問題であるが、ミクロメーターを使った問題は、倍率を変えながら計算を行う問題の変形問題で、内容を理解するのに時間がかかりやや難しい。また、成分の割合から物質を決める問題も、植物と動物と大腸菌の成分を覚えていないと解くのは難しい。時間は十分にあるので、推敲し高得点を目指したい。

【対 策】

’09は総合問題が入り、’12では大問3題の3分野となったが’13では大問5題となり、’14はまた大問3題に戻った。まだまだ分野が少ないので、苦手な分野を作らないことが第一である。各分野の内容は意外と多く、基本的には語句を答えさせる問題ではあるが、計算問題が多くなった。現象の説明や、実験に関する考察を聞かれることが多く、病気や病気の予防と対処方法も良く出される内容である。核酸とタンパク質合成は必須であったが、’14は顕微鏡、細胞の組成、生殖と発生の3分野となり、出題内容を毎年変更しているので注意しよう。いずれにせよ基本的な内容が多いので、ケアレスミスのないようにしよう。

生物 ― 自治医科大学

生物 ― 自治医科大学

今までは出題されなかった分野からも問題が出されたので注意

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

小問25問の構成となっている。細胞小器官、体細胞分裂、細胞膜の性質、ミクロメーターの計算、胚の交換移植、動物の行動、脳の構造、活動電位、伴性遺伝、連鎖と組換え、自律神経、ホルモン、免疫、オーキシン、光合成、酵素と基質の関係、標識再補法の計算、反作用、一次遷移、炭素の循環、グリセリン筋、Nを含む物質、化学進化、進化史、遺伝子頻度の計算が出された。基本的な問題なので計算間違いをしないように注意したい。ただ、’14は今まで出題された事の無い生態系・進化・動物の行動や物質循環からの出題が有ったので、今後は増えると思われる。全体的に時間に余裕が有り、基礎・基本的な内容が多いので高得点を狙おう。

【対 策】

特別に難しい内容が出されることはない。よって、高得点を取らなければ合格はできない。また、生態系からの出題は例年無いが、出題範囲が変わった’14から出題された。問題は基礎・基本的な内容がほとんどであるが、正誤問題なので、選択肢の内容が分かりにくい。何気なく読んでしまうとすべてが正解、または間違っているように感じられる。選択肢を読む前に、自分の答えを完成させておく必要がある。逆に消去法によって残す方法も必要である。そのためにも、生物の正確な知識を全範囲において覚えよう。また、同じ言葉が他の分野で使われていないかなど、関連させて覚える練習も必要である。センター試験の過去問などで、問題に慣れておく必要がある。

生物 ― 獨協医科大学

生物 ― 獨協医科大学

問題量が多く、計算問題は時間がかかるので注意

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問5題となった。1題は筋収縮に関する内容で、構造・フィラメントの長さの計算・ATP消費量の計算が出された。1題は遺伝子に関する内容で、研究者名・塩基の割合・オペロンと制限酵素が出された。1題は免疫に関する内容で、免疫の仕組み・抗体の可変部の計算・拒絶反応とMHCが出された。1題は光合成に関する内容で、光合成の計算・C4植物・CAM植物が出された。1題は進化と分類に関する内容で、ハーディ・ワインベルグの法則を使った計算・五界説を使った分類・分子系統樹の計算が出された。’14は例年と異なり進化や光合成の分野からの出題も見られた。各大問は計算問題が組み込まれ、問題量も多いため時間がかかる問題が多い。

【対 策】

出題される分野は、発生と器官形成・遺伝子と形質発現・遺伝・免疫・代謝・恒常性が主で、細胞と組織・生態系からの出題は少なかったが、’14は進化・分類からも出された。多く出される分野も、その分野に限定した問題は少ないので、特定の分野を深く学ぶよりは、不得意分野を作らない方が良い。そのためには、教科書を活用して全範囲をまとめることから始めると良い。各分野の代表的な語句を、空所補充形式で覚えるようにすると実践的である。また、グラフや表も内容を確かめて理解し、計算の練習もしておこう。センター試験や他の大学の入試問題を多く解いて、マーク式の解答に慣れるようにしよう。

生物 ― 埼玉医科大学

生物 ― 埼玉医科大学

問題数は多いが、時間的には余裕があるので焦らずに解こう

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問4題となっている。ただし、2題はすべて分野の混ざった複合問題となっているので、内容は生物のほぼすべての分野にわたっているので注意を要する。解答数は60となっている。1題は代謝に関する内容で、窒素固定・窒素同化・呼吸・光合成からの複合問題となっていて、空所補充・グラフ選択・生物の分類・イオン分布・呼吸商を使った計算問題が出された。1題は発生に関する問題で、中胚葉誘導の実験・原口背唇部の移植実験・語句記入が出された。2題は総合問題で、組織・眼の誘導の連鎖・色盲の遺伝・ラクトースオペロン・五界説・発生・免疫・組織・腎臓や肝臓・血液関係の標準的な内容や語句の意味や生物の名称などを問うものが多い。

【対 策】

大問の分野が少ないので、苦手な分野を作ってしまうと危険である。核酸と恒常性と代謝と生態系に関しては、大問で扱われることが多いので、特に注意して覚えるようにしよう。実験問題は文章の読解力と分析力が必要になるので、国公立の二次の試験問題を参考にして練習をするとよい。遺伝は問題集の発展問題を解けるように練習しよう。生態系の問題は内容が広いので、図説を用いて全体を覚えた後に、問題集で語句を覚えているか否かの確認をしよう。いずれにせよ、実験と遺伝を除いては基本問題で、時間的にも余裕があるのでケアレスミスによる失点は危険である。生物の用語の意味と使い方はよく覚えておこう。

生物 ― 杏林大学

生物 ― 杏林大学

今までとは異なる分野からの出題がみられる

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問4題となっている。1題は小問4問の構成で、呼吸・自律神経・酵素からの出題であった。1題は眼に関する内容で、構造・視細胞の波長感受性・網膜等の計算・視野の実験が出された。1題は生殖細胞に関する内容で、精子形成・染色体の組み合わせ・細胞周期が出された。1題は生物の集団に関する内容で、生存曲線・個体の産卵数・増殖率・密度効果・種間競争・相変異が出された。各項目の語句を聞いたり、用語の説明を求める問題は少なく、実験を中心とした問題が多い。問題そのものは基礎・基本的な内容が多いので、教科書中心の学習で対応できる。計算問題は一般的な内容であるが、今までとは異なる分野からの出題が見られた。

【対 策】

各分野ともに、普段は覚えない内容や語句を解答として求めている。そのため、教科書の内容では不足する。図解や参考書の説明文だけでなく、図やグラフ・実験の目的や実験器具・方法・結果なども覚えるようにすると良い。特に図解に載っているいろいろな図の説明や用語はすべて覚えておくことを勧める。また、実験も普段から内容をまとめて考察を書く練習をするとよい。問題集の実験問題を積極的に解いて、考察を先生や講師の方に添削してもらうと良い。教科書に載っている内容と生物用語はすべて覚えるのは当然のことである。また、過去には出題されなかった分野からも出題されたので、苦手分野は作らないようにしよう。

生物― 慶應義塾大学

生物 ― 慶應義塾大学

基本的な内容なので高得点の争いになった

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問3題となっている。1題は恒常性に関する内容で、血液循環・骨髄と脾臓の働き・心臓の描図・リンパ系・弁の構造が出された。1題は浸透圧に関する内容で、細胞膜の構造・ポンプ・実験・細胞膜に存在するタンパク質に描図が出された。1題は動物の行動に関する内容で、イトヨの配偶行動・二名法・進化が出された。例年実験問題が多く、考察を答えさせる内容が多い。’14は描図が多く、’12は遺伝が出されたが、’11はすべてが実験考察問題であった。ただ、丁寧に読んで内容を理解すれば解ける問題が多い。また、設問の中に答えのある場合も多い。いずれにせよ、実験問題を解くには内容を速く正確に理解する必要がある。

【対 策】

実験問題も文章も読解力がなければ解くことはできない。その時に重要なのは、生物に関する語句の意味が正確に分かっていることである。意味や使い方が分からなければ、問題を解くこともできない。まずは、生物の全ての語句を正確に覚えよう。次に、実験問題の解き方に慣れるように、多くの問題集の実験問題を解いておこう。実験問題は数多く解くほど解き方が分かり、解きやすくなる。また、器官に関しては専門書を読んで、知識を深めておくと良い。文章の読解力があればそれほどの知識は必要ではないが、専門に近い知識があればより解きやすくなる。できるだけ多くの書籍を読んでおこう。なお、本年は高得点の争いであったと思われる。

生物 ― 順天堂大学

生物 ― 順天堂大学

ハーディ・ワインベルグの計算は時間に注意

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問2題となっているが、実質は4題となっている。1題は眼に関する内容で、ヒトの眼の構造・網膜上の像・視野に関する実験問題が出された。1題は花の形成に関する内容で、ABC遺伝子の問題であった。1題は進化に関する内容で、各地質時代の年代と生物の変遷を問う問題であった。1題はハーディ・ワインベルグの問題で、3遺伝子の計算問題であった。全体としては基本的な内容が多いので一部の問題を除いては特に難しいとは思わないが、文章量が多く問題も多いので時間がかかることに注意しながら解くとよい。ハーディ・ワインベルグの計算は誘導的になってはいるが計算が大変で時間がかかる。計算ミスをしないように慎重に解くと良い。

【対 策】

マーク式になったので、語句の使い方に注意をする必要がある。正誤問題がなくなり、全て語句と実験考察となった。知識は正確にすること。そのためには教科書中心に用語のまとめを行い、問題集の基本問題を多く解くことで知識の定着を図りたい。また、センター型の問題を解くことで、文章問題の正誤を判断する方法や、解答する速度を速くする練習をすると良い。実験問題は、多くの実験問題を解いて慣れる事が一番である。いろいろな大学や問題集の問題を解いて、解き方や内容を覚えよう。前提条件として知識が必要である。やはり、生物用語は正確に覚え、説明できるように理解しておきたい。

生物 ― 昭和大学

生物 ― 昭和大学

分野は限られているが、内容を細かく聞いてくるので注意

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問4題となっている。1題は細胞周期に関する内容で、細胞周期を進めるチェックポイント・動物細胞と植物細胞の細胞質分裂の違い・細胞周期の計算・がん細胞の特徴が出された。1題は細胞膜に関する内容で、細胞膜の構造・細胞膜の輸送・細胞接着が出された。1題は光合成に関する内容で、葉緑体の構造・光合成・C4植物・CAM植物が出された。1題は肝臓に関する内容で、構造と働き・オルニチン回路・胆汁の問題が出された。内容的には細かい部分まで聞いてくるため、時間的には余裕があるが内容はやや難しくなった。過去にはDNAの複製の方向を問う内容や、PCR法、原始地球の気温や元素含有量なども出されている。

【対 策】

例年とは異なり、細胞膜や体細胞分裂からの出題が見られる等、出題内容に変化を持たせている。各問題も空所補充、計算、記述と解答方法も変化させている。出題内容そのものは特に難しい物は無いが、文章量が多いので読むのに時間がかかり、理解するのにも時間がかかる。’14は細胞周期の計算が難しく、内容を理解するのにも時間がかかった。出題分野は毎年4分野ほどなので、苦手分野を作ると高得点を得る事は難しくなる。そのため過去に出題されていない分野を含めて学習しておく必要がある。実験問題も内容理解に時間がかかるので、文章を早く正確に読む練習をすると良い。そのためには国立大学の二次試験の実験問題を解くと良い。

生物 ― 帝京大学

生物 ― 帝京大学

生態系や分類からの出題が多くなったので注意

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問数は5題となっている。4題を選択するようになっているので、一番苦手な内容は解かなくてよい。1題はHIVと免疫に関する内容で、セントラルドグマ・HIVの構造・ゲノム・白血球・T細胞の問題が出された。1題は心臓に関する内容で、レーウィの実験・心臓の構造・自律神経が出された。1題は植物の開花に関する内容で、積算温度に関する実験・計算問題が出された。1題は生物の分類に関する内容で、二界説から五界説までの変遷・ドメイン・学名が出された。1題は生態系に関する内容で、生産構造図・成長曲線が出された。分類は難問で、全てを正確に覚えるのは難しいと思う。他の問題は基本的・標準的な内容が多い。

【対 策】

’12より問題の出題方法と内容が変わり、生態系や進化・分類からの出題が多くなった。基本的な内容を問う問題が多いが、生物の用語の使い方や意味を正確に理解していないと間違える内容が多い。今後は生態系や進化・分類を中心に、核酸・オペロン・遺伝子・PCR法なども増えると思われる。教科書を十分に読んで、用語の使い方や意味を正確に覚えるようにしよう。実験や計算に関しては、図説をしっかり活用したい。図説には多くの実験とグラフが載せてあるので、内容の目的や結果を理解しながらまとめていくと良い。また、問題集のグラフ問題や計算問題を積極的に解き、それぞれの解き方を覚えるようにすると良いと思う。

生物 ― 東京医科大学

生物 ― 東京医科大学

今年は時間的に余裕のある内容だった

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問4題となっている。1題は小問5問の構成で、ホルモン・動物の細胞・酵素反応・ATP合成・植物群系に関する正誤問題であった。1題は神経に関する内容で、空所補充・アセチルコリンの働き・膜電位の変化とニューロンの関係・神経系の問題であった。1題は2問に分かれていて、1問は被子植物の配偶子形成と重複受精に関する内容で、空所補充・ホルモン・自家不和合性に関する遺伝子頻度の問題であった。1問は被子植物の遺伝の問題であった。1題はオペロンに関する内容で、空所補充・遺伝子に関する考察問題であった。内容としては基本的な問題が多い。しかし、正誤問題はほぼ全範囲からの出題であり、考察問題もあるので注意したい。

【対 策】

遺伝の問題は例年難しく、かつ量も多い。いかに短時間で解くかが勝負となる。遺伝を短時間で解くには、十分に練習することである。しかし、新課程で遺伝の分野がほぼ無くなるので、遺伝の問題も少なくなると思われる。代わりに遺伝子頻度の問題が増えると思われる。正誤問題は、内容が多岐にわたるので、生物全範囲をしっかりと覚えておかなければ解くことは難しい。1つの小問の中に、4分野ぐらいの内容が入っていて、正誤を問う内容が多いので、頭の回転をよくして的確に正誤を見分ける必要がある。教科書の内容はしっかりと覚えて、語句や生物の分類を正確にしておこう。また、実験観察問題は文章量が多いので、短時間で読み取る力を鍛えておこう。

生物 ― 東京慈恵会医科大学

生物 ― 東京慈恵会医科大学

語句問題と計算問題のバランスが良い

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問4題となっている。例年のような小問は無くなった。1題は視覚に関する内容で、網斑までの距離計算・網斑の特性・眼球運動の中枢・眼の相似・視細胞の実験問題が出された。1題は炭酸同化に関する内容で、光合成に関する実験問題・光合成量の計算が出された。1題は3遺伝子雑種に関する内容で、組換え価の計算・2重交叉・F2の表現型が出された。1題は分子系統に関する内容で、生物に同定・変異の意味を問う問題が出された。1題は個体群に関する内容で、標識再補法・種間競争の問題が出された。生物用語や意味を問う内容が多く、選択問題が多い。また、各項目に関連した問題も扱われる。分子系統の問題はよく扱われるようになった。

【対 策】

遺伝子やDNAは最先端の学問である。教科書や参考書にも記述が少ないが、多くの書籍が出ているので読んでおく必要がある。また、生態系からの問題は過去の問題例を考えると頻出と思われる。生態系は範囲が広い上に、なかなか勉強しても理解が難しい範囲である。図解を利用して、グラフや表・形態を覚えるとともに、計算式なども覚えるようにしよう。遺伝との関係でハーディ・ワインベルグの法則を使う内容も多いので、計算方法は正確に覚えておこう。空所補充の場合は生物用語を正確に覚えておく必要がある。記述や考察問題が難しいので、語句で得点を落とすと命取りとなる。また、分子系統樹の問題も多くなっているので解いて理解しよう。

生物 ― 東京女子医科大学

生物 ― 東京女子医科大学

文章量が多いが、時間的には余裕があるので慎重に解こう

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問5題となっている。毎年大問数が変わるが、’14は’13と同様に5題となっている。1題は呼吸に関する内容で、電子伝達系・解糖・アルコール発酵の問題が出された。1題は種子の発芽に関する内容で、発芽の仕組み・アブシシン酸・ジベレリンの問題が出された。1題は核酸に関する内容で、DNAとRNAの構造・コドン・アミノ酸配列n問題が出された。1題は花の色に関する遺伝の問題であった。1題は進化に関する内容で、地質年代・化石の種類・分布の問題が出された。各問題は文章量が多く、実験問題や遺伝が多く出されている。時間的には余裕があるので、平均点は思ったよりは高いと思われる。ミスのないように解きたい。

【対 策】

実験問題と遺伝が中心であったが、生態系や進化や分類の問題も多くなってきている。文章量が多いので、内容を理解するのに時間がかかるが、時間的には余裕があるので焦らずに解くと良い。分野が変わってきているので、苦手分野を作らないように、教科書に載っている語句はすべて説明できるようにしておきたい。語句の意味を取り間違えただけで解答が逆になることもある。注意して覚えよう。実験は少なくなってきたが、それでも図解に載っている実験の目的や器具・方法・結果に関しても覚えるようにしよう。特に、目的は十分に理解して、実験に関する考察を考えるのも良い。問題集も多く解いて、語句の確認と実験問題の解き方を覚えよう。

生物 ― 東邦大学

生物 ― 東邦大学

問題数が多く、かつ時間のかかる問題が多いので時間配分に注意!

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問6題で問題数は38問であった。1題は光合成と植物の組織に関する内容で、光補償点・陰生植物・光合成量の計算・組織が出された。1題は眼の発生に関する内容で、誘導の連鎖の空所補充・レンズの形成に関する考察問題が出された。1題は骨髄移植に関する内容で、HLA・ABO式血液型・不適合・拒絶反応の考察問題が出された。1題は免疫に関する内容で、体液再免疫の実験問題・抗原抗体反応の実験問題が出された。1題は物質循環に関する内容で、窒素と炭素の循環が出された。1題はセントラルドグマに関する内容であった。考察問題に関しては、慎重に内容を確認すれば答えは出るが、時間がかかるので注意しよう。

【対 策】

各分野から広く出題する方法から分野を決めた問題に変更された。実験問題の考察や正誤問題と、発生と器官形成や恒常性・神経系などはよく扱われている。また、全体の文章量が多いので、短時間で正確に内容を理解する訓練が必要である。他の大学の入試問題の2年分を60分で解く位の速度は必要である。過去問を解く場合は、1年分を45分で解くことを目標とすれば良い。各問題の正誤を判断するのに、何度も読み直す時間はないので、一字ずつ確認しながら読み、不適な部分があればそれ以上読まない訓練も必要である。生物用語の正確な使い方と意味が分からないと解くことはできないので、教科書を使って用語の意味と使い方を十分に覚えておこう。

生物 ― 日本大学

生物 ― 日本大学

基本的な問題が多く、高得点の争いとなったと思われる

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問5題となっている。1題は原核生物と真核生物に関する内容で、分類・構造・細胞小器官・ドメインによる分類が出された。1題は体細胞分裂に関する内容で、分裂過程・半保存的複製・DNA量の変化・卵割が出された。1題はDNAの解析に関する内容で、マクサムギルバート法に関する考察問題・開始コドン・終止コドンが出された。1題は神経に関する内容で、電位変化・伝導と伝達・無髄神経繊維と有髄神経繊維が出された。1題は二酸化炭素の変化の歴史が出された。問題としては、単純に語句を選択するもの。現象についての正しい記述を選ぶもの。実験内容を考察するものなどで、全体としては解きやすい内容である。

【対 策】

基本的には覚えていれば解ける問題である。しかし、二酸化炭素の歴史が出る等解きにくい内容もある。また、実験考察問題も増加の傾向にある。生態系と発生・核酸・免疫は頻出問題なので、教科書は十分に覚えるとともに、図説の細かい部分までも覚えるようにすると良い。教科書を使うときは、生物用語を正確に覚え、説明できるようにまとめること。図説を使うときは、実験や参考資料も問題として出されると思いながら覚えるようにすることである。特に、普段は扱わない内容も、興味を持って覚えるようにすること。覚えたと思う内容は、問題集を解いてみること。覚えているつもりでは解けないので、必ず問題を解いて確認しよう。

生物 ― 日本医科大学

生物 ― 日本医科大学

実験問題は長いので文章をよく読むこと

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問3題となっている。1題は植物ホルモンに関する内容で、オーキシンの実験問題であった。1題は浸透圧調節に関する内容で、海産硬骨魚類の浸透圧調節・ヒトの尿形成の問題が出された。1題は遺伝子発現に関する内容で、説明文とデータから考察する問題が出された。実験問題中心であるが文章量が多いのも特徴の一つである。内容が図で表してあれば理解しやすいが、文章だけなので難しい。特に遺伝子の実験問題が文章量が多く、内容を理解するのにも時間がかかる。他の問題が一般的な内容なので差が激しい。’12はトランスジェニックやアポトーシスに関する問題も出された。自分の知識を増やし、実験内容を理解することが問題を解く鍵となる。

【対 策】

語句を正確に覚えておくことは必須条件である。教科書を用いて用語のまとめを行い、問題集の空所補充や語句記入を多くこなして知識の定着を図ろう。次に、図説を用いて各細胞や組織の模式図を覚えるとともに、実験も覚えるようにしよう。特に実験問題は実験そのものを覚えている方が内容を理解しやすく解きやすい。計算問題も基本的な内容が多いので、計算で失点すると致命的となる。代表的な計算問題は問題集を利用して何度も解いて解き方を理解し、覚えるようにしよう。実験問題も同様である。また、分野の偏りがないので、不得意分野を作ることは危険である。生物全範囲に目を通し、しっかりと覚えるようにしよう。

生物 ― 北里大学

生物 ― 北里大学

実験問題は難しいので時間がかかるから注意

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問3題となっている。全解答数は51問である。1題は遺伝子と発現に関する内容で、DNAの構造・転写・遺伝子の発現と酵素の関係の考察が出された。1題は細胞分画に関する内容で、材料の特定・注意点・細胞小器官の働きが出された。1題は感覚に関する内容で、聴覚・視細胞の働き・眼の構造・視細胞の分布が出された。問題の文章量が多いので、早く正確に読む必要がある。また、問題を解いた後のマークミスには気をつけよう。実験問題の考察や計算は難しい物では無いが、実験内容が普段扱わない物の事が多く、内容を理解するのに時間がかかる事が多い。そのため、時間配分に十分に気を使うことが必要である。

【対 策】

細胞膜の性質と浸透圧・発生と器官形成・神経・核酸・代謝は頻出なので、必ずマスターしておこう。ほとんど出ることは無いが、生態系からも出題されることがある。生態系は範囲が広いのでなかなか覚えることは難しいが、進化の項目と動物の種間関係は覚えるようにしよう。進化に関しては動物や植物の分類とも関連するので、極端にいえば生物全範囲が理解できていなければ覚えにくい分野と言える。他の分野に関しても、生物に必要な語句の意味と使い方は正確に覚えること。また、反応に関する数値や実験者名も図解を使って覚えると良い。’10からは2科目で100分となった。時間的にあまり余裕は無いと思われる。時間配分には注意しよう。

生物 ― 聖マリアンナ医科大学

生物 ― 聖マリアンナ医科大学

時間に余裕はあるが、遺伝子の問題はやや時間がかかる

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問4題となっている。1題は輸送タンパク質に関する内容で、ナトリウムポンプの説明・人工的に作った脂質膜とナトリウムポンプを使った実験考察問題が出された。1題は植物の分類と進化に関する内容で、分類・生活環・胚乳の遺伝・種子のタイプが出された。1題はDNAに関する内容で、DNA量・研究者・半保存的複製の考察・ヘモグロビンのアミノ酸配列・遺伝子頻度の計算が出された。1題は小問4問で、原核生物・遺伝子発現・ES細胞とiPS細胞の比較・嫌気呼吸の説明が出された。各問題は空所補充と記述の組み合わせとなっていて、計算問題も出されている。文章量も増加し、内容も実験問題が中心となってきている。

【対 策】

遺伝は必須で有ったが、新課程で遺伝の項目がほぼ乗り換えと組換えだけになったので、問題も少なくなると思われる。そのため、今まで扱いの無かった発生・器官形成・遺伝子頻度・進化と系統分類などが増えてくると思われる。進化を含め、生態系が出されると内容が多くなるので解きにくくなると思われる。また、記述は少なくなったが3行以内での説明などは出題されるので、現象や法則や回路などは説明できるように練習しておいた方がよい。いろいろな参考書や問題集の内容を覚え、実際に書いてみて先生や講師の方に添削してもらうと良い。記述は書かなければ書けない問題である。

生物 ― 東海大学

生物 ― 東海大学

標準的な問題。遺伝だけは時間に注意

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問5題となっている。1題は光合成に関する内容で、定義・C4植物・CAM植物の問題が出された。1題は視細胞に関する内容で、視細胞の種類・性質・興奮の伝達・桿体細胞の問題が出された。1題は呼吸に関する内容で、好気呼吸の経路・赤血球のATP合成・能動輸送の問題が出された。1題はDNAの研究に関する内容で、肺炎双球菌の形質転換・ペニシリン耐性遺伝子の問題が出された。1題は遺伝に関する内容で、雄の三毛猫・遺伝子型・クローン猫・ヒトの赤緑色盲の問題が出された。多くの問題は基本的な内容なので、ミスが無いように解くと良いが、三毛猫の遺伝は時間がかかるので注意を要する。ヒトの遺伝も同様で、記述にも注意したい。

【対 策】

文章量が多い。特に、考察問題に関しては、実験やデータを読んでからの記述となる。読み取る速さを必要とするとともに、文章の内容をまとめて書く速さも必要とされる。文章の多さから考えると、染色体と分裂・生殖方法・遺伝・核酸とタンパク質・免疫・神経系と筋肉の分野に関しては、国公立の二次試験の生物の問題を解く練習をするとよいと思う。また、空所補充で得点を落とすと致命的である。記述が難しいということは生物用語の確認にあたる空所補充や語句選択を落とすわけにはいかない。そのためには、教科書を十分に活用して、生物の用語の意味と使い方を正確に覚えるようにしよう。なお、計算問題も押さえておこう。

生物 ― 金沢医科大学

生物 ― 金沢医科大学

出題方式が変更され、大問と小問の組み合わせとなった

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問3題となったが、1題は小問14問の構成で、細胞小器官・標識再補法・器官と組織・神経・好気呼吸・体液・腎臓・エンドウの二遺伝子雑種・コドン・組織培養・種間競争の問題が出された。1題は遺伝子工学に関する内容で、遺伝子組み換えの実験考察問題が出された。1題は細胞膜と浸透に関する内容で、浸透圧・膜の性質・計算が出された。小問構成から大問の構成へ変更となった。小問は生物の全範囲からの出題で、正誤問題の形式となっている。大問は分野を掘り下げた内容となっていて、文章量も多く実験形式となっているので時間がかかる。問題そのものは一般的な物なので、正確に内容を読み取って解くようにしたい。

【対 策】

難解な問題は少ない。多くの問題は基礎・基本的な内容である。しかし、生物用語の意味や使い方・生活環・分類・計算などもあるので、単純に語句を覚えていれば良いというものではない。生物用語を覚えた上で、現象の成り立ちや、変化の経過を十分に理解する必要がある。そのためには、教科書を十分に読んで、図を覚えることはもちろん、全体の流れも覚えるようにすると良い。また、図説に載っているヒトの名称と業績はセットにしてまとめると良い。同時に、実験内容や分類の基準なども覚え、問題集の基本問題で確認しながら勉強を進めるという方法をとることが良いと思われる。なお、最新の生物や医学に関する内容もある程度押さえておくとよい。

生物 ― 愛知医科大学

生物 ― 愛知医科大学

問題が易しくなった。時間的にも余裕があるので高得点を狙おう

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問4題となっている。1題は神経と筋肉に関する内容で、神経の構造、膜電位、伝達経路、伝導速度の計算が出された。1題は腎臓に関する内容で、原尿量の計算、データからの考察問題が出された。1題はタンパク質合成に関する内容で、コドン、ペプチド結合、構造、アミノ酸配列、鎌状赤血球、酸素解離曲線、ヘモグロビンが出された。1題は分子系統に関する内容で、分類、脊椎の形成、類縁関係、PCR法が出された。’14は内容が易しくなり、時間的に余裕のある内容になった。ただ、貧血に関する内容等、一部は難しい物もある。問題や考察問題、計算問題と内容が豊富で、出題分野も広くなっている。生態系と進化・分類も覚えよう。

【対 策】

実験問題と計算問題が基本と考えてよい。そのため、問題集の実験問題を多く解くことを勧める。一般に、私立大学は実験問題が少ないので、国公立の二次試験の問題を解くと良い。また、計算問題も同様に国公立の問題が良い練習になると思う。同時に、図説を注意して読むことが必要である。図説には多くの実験例題とグラフや解説が載っているので、隅々まで読んでおくと、実験の内容やグラフの読み方が分かってくる。また、図やグラフを覚えておけば、試験問題に同様の内容が出る場合も多く、楽に解くことができるようになる。語句の確認は必要であるが、計算力も身につけ、基本的な計算問題はミスしないようにしよう。

生物 ― 藤田保健衛生大学

生物 ― 藤田保健衛生大学

実験考察問題が多く、計算もあるので注意

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問4題となっている。1題はホルモンと脂肪細胞に関する内容で、2匹のマウスを使った実験考察問題となっている。1題はDNAと遺伝情報の発現に関する内容で、構造・塩基・コドン・アミノ酸配列の解読・コドンの組み合わせが出された。1題は胎盤に関する内容で、胎盤の働き・酸素解離曲線・抗体・血液型不適合の問題が出された。1題は光合成に関する内容で、給水量と蒸散量の関係・光合成量の計算・ホルモンが出された。全体的に難しい内容は問われないが、語句や現象を正確に覚えておかなければ間違えやすい内容が問われる。実験考察の問題は内容を理解するのに時間がかかる物が多い。また、計算問題も多いので時間配分に注意を要する。

【対 策】

遺伝・核酸とタンパク質・代謝・恒常性・免疫は必須であるが、遺伝は減ると思われる。DNA関係は出題の頻度も高く、複製の仕組みやPCR法などは覚えておきたい。免疫に関しては実験問題も出されるし、遺伝も出題されれば時間のかかる内容となる。いずれも、しっかりと練習をしておいた方が良い。しかし、内容的には難解なものは少なく、基礎・基本的な内容を確認するような問題が多いので、教科書を中心とした学習が良い。教科書の生物用語の使い方と意味をまとめ、現象や語句の説明を30~40字程度にまとめる練習をすると良い。空所補充に関しては、問題集を活用して練習するのが効率が良いと思われる。いずれにせよ、基本が大切である。

生物 ― 大阪医科大学

生物 ― 大阪医科大学

時間に余裕が有るので、ミスが無いように注意しよう

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問4題となっている。1題は呼吸に関する内容で、好気呼吸・生体構成成分のタンパク質・進化の問題が出された。1題はオペロン説に関する内容で、ラクトースオペロン・二名法の問題が出された。1題は発生に関する内容で、アフリカツメガエルの発生・分化と誘導・眼の誘導の連鎖の問題が出された。1題は浸透圧に関する内容で、海産硬骨魚類・哺乳類・塩類腺・ゾウリムシ・淡水と海水に対する適応の問題が出された。基本的な内容となった。多くは空所補充と語句記入である。実験問題も一般的な内容なので、ミス無く解く必要が有る。記述は少なくなり文字数も少なくなったので、時間的には余裕があるので推敲しミスしないようにしよう。

【対 策】

すべてが記入式なので、正確に語句を覚えておく必要がある。特に漢字の間違いは致命的なので、何度も書いて覚える方が良い。問題そのものは基礎・基本的な内容が多いので、特別に難しい内容まで覚えることは不要であるが、普段と異なる順の説明文であったり、通常は問題文に載っている方を答えに使ったりと内容が変化に富んでいる。そのため、いつもとは異なる生物用語を答えることとなるので、問題集を解くときも、答えを覚えるだけではなく、問題の文章中の他の用語も一緒に覚えるようにする必要がある。また、遺伝や核酸の分野はよく出題されるが、生態系や新しい分野からの問題も増えてきたので、十分に理解しておきたい。

生物 ― 関西医科大学

生物 ― 関西医科大学

問題が易化したので、高得点の争いになったと思われる

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問5題となっている。1題は血糖量に関する内容で、分泌腺とホルモンの問題が出された。1題は細胞膜に関する内容で、細胞膜の構造・細胞膜の働き・浸透圧・膜構造の細胞小器官が出された。1題は光合成色素に関する内容で、Rf値・色素の分布が出された。1題は人体に関する内容で、組織や器官や器官系・器官の働きが出された。1題はアルコール発酵と乳酸発酵に関する内容で、実験考察・肝臓の働きが出された。例年は遺伝子やDNAに関する問題が出されていたが、今年は代わりに細胞膜の働きが出された。また、恒常性と神経系とホルモンに関しても毎年のように出題されている。難しい内容は無いので、高得点の争いとなったと思われる。

【対 策】

生物の用語を正確に覚えることが最優先である。特に、細胞の構造と機能・減数分裂と配偶子形成・核酸とタンパク質・血液関係・神経系・分類は必須である。生物用語の確認が主な問題の内容となっているので、複雑な計算は出されないと思う。しかし、以前は簡単そうに見えて、条件設定の厳しい計算問題も必ず出されていたので、図解や問題集の計算は練習しておいた方が良い。特に、染色体の長さの計算や、アミノ酸数、生態系の問題は練習しておくこと。生物の分類に関しては、図説に載っている分類は目を通して、それぞれの生物の特徴をまとめるようにすると覚えやすい。今後は生態系や発生と形態形成・遺伝子頻度の内容が増えてくると思われる。

生物 ― 近畿大学

生物 ― 近畿大学

標準的な問題が多いが、記述は文字数が多いので注意

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問4題となっている。1題は細胞分裂に関する内容で、細胞周期の計算・細胞周期の時期・DNA相対量の描図の問題が出された。1題は腎臓に関する内容で、構造・ホルモン・成分・濃縮率の計算・原尿の計算・実験考察70字が出された。1題は消化に関する内容で、消化酵素の分泌・細胞の構造・小器官の働き150字・抗体に対する反応50字が出された。1題は総合問題で、光合成・窒素同化・気孔の開閉・光周性・組織培養・先駆植物の小問であった。文章量が減り、全体的に時間に余裕のある内容となった。各問題とも空所補充の問題や記述が多いので、生物用語を正確に覚えておく必要がある。記述は減ったが文字数が多いので注意しょう。

【対 策】

小問の組み合わせで範囲を多くしている。解答は全て記述である。生物用語の意味を正確に覚えて使いこなせるようにしたい。そのためにも、教科書にある用語をまとめながら、問題集の出題のされ方と一緒に覚えると良い。特に、記述は問題集の「問題」そのものが「答え」として使える場合が多いので、語句を覚えるときは出題の文章を参考にすると良い。実験問題に対する考察は、図解を用いて覚えると良い。図解には多くの実験が載っているが、必ず「目的」「実験器具」「実験者」「実験方法」「結果」「考察」が載っているので覚えると良い。特に、代表的な実験だけではなく、普段はあまり見ない実験に関しても覚える余裕がほしい。

生物 ― 兵庫医科大学

生物 ― 兵庫医科大学

ハーディ・ワインベルグの計算に時間がかかる

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問6題となっている。1題は8問の小問で、体細胞分裂・免疫・自律神経系・ヒトの聴覚器官・花芽形成・脊椎動物の発生・無性生殖・肝臓の正誤問題であった。1題は減数分裂に関する内容で、名称・対合・核相の問題が出された。1題は細胞小器官に関する内容で、細胞分画法・名称が出された。1題は呼吸に関する内容で、好気呼吸・アルコール発酵・乳酸発酵の問題が出された。1題はABO式血液型を使ったハーディ・ワインベルグの問題で、遺伝子頻度・割合を求める計算問題であった。1題はDNAの構造と半保存的複製の問題であった。1題はヒトの手との相似器官に関する問題であった。計算問題は時間がかかるのでミスの無いように解こう。

【対 策】

多くの問題は一般的な内容の問題となったので、解くことは易しいと思われる。小問の正誤問題は、語句を正確に覚えておく必要が有るので、教科書の生物用語をまとめて、意味と使い方を正確に覚えるようにしよう。発生や誘導、回路などの流れの有る物は、順番に注意して覚えるのが良い。小問を出す事によって分野を分散できるので、多くの内容を広く問うことができる。逆に、受験する側としては全範囲を覚えておく必要があるので注意を要する。計算問題は一般的なものが多いので、参考書や問題集で解いて練習しておこう。ただし、時間がかかるものも有るので、試験当日は時間配分に注意しよう。

生物 ― 川崎医科大学

生物 ― 川崎医科大学

問題量が多いので、時間配分に注意しよう

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問2題となっているが、それぞれ小問構成となっているので、実質は13題となっている。1題は細胞群体・原形質流動・中間雑種・花芽形成・予定原基図・致死遺伝子・誘因フェロモン・だ腺染色体・効果器について。1題は減数分裂・配偶子の遺伝子型・精子形成・精子の構造と働きについて。1題は心臓の構造・自律神経・実験について。1題はDNAの半保存的複製について。1題はパフとタンパク質合成の考察。1題は系統分類・植物の繁殖方法・海藻と光合成色素について。1題は生存曲線・齢ピラミッド・環境抵抗について。1題はDNA抽出実験ついて。1題は家系図を用いた遺伝。1題は酵素に関する実験問題。1題は生態系の問題であった。

【対 策】

正誤問題や選択問題の基本は、生物用語をどれだけ正確に覚えているかということに尽きる。そのためには、教科書を十分に読み、生物用語の使い方や意味をしっかりと覚えることが大切である。また、基本的な計算問題も出題されるので、ミクロメーターの扱いや光合成・呼吸に関する計算は十分に練習しておこう。’13は腎臓に関する計算が多く出された。問題集の基本問題や基本例題を数多く解くことは良いが、それらの問題でも、正誤問題や選択問題をできるだけ多く解くことを勧める。特に正誤問題は、聞かれる内容がほぼ決まっているので、多くの問題を解けば解くだけ解きやすくなってくる。また、計算問題も同様である。

生物 ― 久留米大学

生物 ― 久留米大学

基本問題が多いが計算は時間がかかるので注意しよう。

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問4題となっている。1題は好気呼吸に関する内容で、語句・ヘモグロビン・pH低下に関する100字の記述が出された。1題は核酸に関する内容で、アンチコドン・粗面小胞体・塩基配列が出された。1題は3位遺伝子雑種の遺伝子頻度の計算が出された。1題は予定原基図に関する問題が出された。例年遺伝子とDNAに関する問題が多く、また、分野が少ないのも特徴である。特定の分野から大問で2題出題するという方法も多く、苦手な分野から出題されると致命的となる。各問題は基礎・基本的なものが多いが、記述では100字もあるので、知識と内容を合わせた答え方が必要となる。基本問題が中心なのでミスに十分に注意して解くこと。

【対 策】

全体としては基本的な内容が多いので、時間的には余裕が有ると思う。分野としては、遺伝の分野は頻出である。ほぼ毎年出されていてハーディ・ワインベルグの問題も頻出である。次に、生態系の分野を勉強しよう。動物の行動や、種内関係・種間関係はよく出される内容である。神経と筋肉の項目と、恒常性に関するホルモンと腎臓・肝臓、発生と形態形成も使われる内容となっている。苦手意識を持つことなく、しっかりと覚える方が良い。いずれにせよ、基本的な問題が多いので、教科書を十分に読んで語句を覚えるとともに、実験例題や法則に関する実験は覚えること。計算も、問題集の基本問題の内容は簡単に解けるように練習しておこう。

生物 ― 産業医科大学

生物 ― 産業医科大学

実験問題の考察や論述が多く、時間に注意しよう

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問4題となっている。1題はファージを用いた実験考察問題で、文字数指定の無い記述が2問含まれている。1題はノックアウトマウスを用いた実験考察問題で、DNA領域のエキソンとイントロン・PCR法で増やしたDNAの電気泳動の問題が出された。1題は循環系の内容で、心臓の循環系路・実験考察が出された。1題は三毛猫の遺伝の問題であった。三毛猫の遺伝は時間のかかる内容であった。全体的に難易度が高く、DNAの電気泳動などなじみの無い問題も出される。記述も文字数指定が無いので、簡潔にまとめるのも工夫が必要である。いずれにせよ時間がかかる内容が多いので、問題を解く順番を考え、時間に注意しよう。

【対 策】

生物の用語を正確に覚えることは必須である。用語の意味や使い方が正確でなければ答えを導くことは難しい。同時に、図解を活用しよう。特に、図解に載っている細胞の図やタンパク質の構造画など、一般には不要と思われる内容も覚えるようにすると良い。また、グラフ問題に対応するには、同じく図解の中に載っている実験の図は覚えるとともに、実験の内容や意味を同時に覚え、できれば自身でグラフや作図ができるようにする方が良い。正誤問題に関しては、問題集を活用したい。多くの問題集を揃え、いろいろな正誤問題を解くことによって問題の内容に慣れ、出され易い内容を覚えるのも良い。また、最先端の内容も問題にされるので注意しよう。

生物 ― 福岡大学

生物 ― 福岡大学

基本的な内容。高得点の争いとなったと思われる

表:出題傾向分析 - 生物

◎=大問、○=小問

表 2

※5段階で評価

表 3

【傾 向】

大問5題となっている。1題は細胞に関する内容で、細胞分画法・細胞小器官の問題が出された。1題はカサノリに関する内容で、再生実験・核の働きの問題が出された。1題は光合成に関する内容で、酸素の発生・カルビン-ベンソン回路・光合成量の計算問題が出された。1題は味覚に関する内容で、各物質に関する実験考察問題が出された。1題は進化に関する内容で、進化説・進化の要因・突然変異の問題が出された。計算問題が無く、内容も基本的な物となっているので、時間的には余裕がある内容となっている。進化に関する内容はなじみが無いが、内容そのものは基本的なので、解答に困る事はない。ミスをなくす事が重要である。

【対 策】

基本的な内容を聞く問題が多くなった。しかし、実験が主体であることは毎年の傾向として考えられる。図説を活用して、実験内容の確認と理解を深めておくとよい。また、問題集や参考書の実験に関する問題は重点的に解いて覚えよう。また、生物用語の正確な理解も必要である。実験を解くときには、生物の分野としても基本的な語句の意味が理解できていないと、実験そのものが理解できなくなる。生物用語を正確に覚えるには、教科書を十分に読んで、生物用語の意味や使い方をまとめておくとよい。また、標準問題集や発展問題の、語句説明問題や空所補充の問題を使って、語句の使い方と意味を覚えるのも良い。

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