物理 ― 岩手医科大学
原子や交流も出題される、しっかりと準備をしておくこと!!

◎=大問、○=小問
※5段階で評価
大問3題で構成され、力学、原子、電磁気からの出題である。力学は糸でつながれた二つの物体の鉛直方向の等加速度運動の基本的な問題が出題され、原子は光電効果の典型的な問題が出題されている。電磁気は抵抗とコンデンサーを含む直流回路であり、電気容量の変化にともなう仕事も出題されている。全体的に解き易い問題となっているが、光電効果は確かな知識がないと解けないので、しっかりとした準備が必要である。直流回路は典型的な問題なので解いたことがない受験生はいないだろう。試験時間の45分で全問解くことは可能であり、原子の出来で合否が決まっただろう。単位の付け忘れや計算ミスなどのケアレスミスには十分な注意が必要である。
基本問題から標準までをしっかりと解いておくこと。力学は全般的に出題されるので、万有引力なども含めて幅広く学習しておくことが必要である。電磁気ではコンデンサーを含む直流回路とRLC直列回路を含む交流を中心に、電磁誘導や電流が磁場から受ける力、ローレンツ力による荷電粒子の運動なども学習することが必要である。熱力学では典型的な問題を全問正解できるようにしておくことが必要である。しばらく出題がなかった原子も’09,’11,’12、’14に出題されたので、典型的な問題は解いておくことが必要である。すべての問題が「高得点を獲得できる問題」なので、単位の付け忘れなどのケアレスミスをしないことも大切である。